Dark sideからの毒霧 -49ページ目

パーフェクト

すべてが完璧。

そして鉄壁。

オレが入れる隙間なんて1mmたりともない。

しんどくて泣けてくる。


昨日から、いや最近ある偶然。

名前を目にするって偶然。

昨日もたくさんあったし、今日もあった。


その偶然のすべてはオレの背中を押し、押されたオレは現実に突き落とされる。

必然ではなく偶然なのか。

それとも、その名前を見せられるってことは止めておけって警告か。


腹から声に鳴らない叫びと、黒いものが吐き出される。

かつてのように周りを顧みず悪に染まってしまいたい。

すべてを破壊したい衝動に駆られてくる。


好きな人が泣いていてももっと泣けと思えたあの頃。

そんな精神状態に戻りそうだ。


助けてくれ。

止めてくれ。

誰にも頼れない現実。

壊れそうだよ、オレ。


救世主はもう現れないのかもしれない。

恋の種は空を舞っている。
それが心に蒔かれたとき、人は恋に落ちる。
その種はいつ自分に蒔かれたのか気付かない。
いつのまにか根付いて、芽を出す。
自分に芽生えた恋の苗。
ただ、好きな相手にもその種が蒔かれているとは限らない。
だから、自分に芽生えた苗を育てて相手の心に植えようとする。
一緒の苗を育てて花を咲かせられるように。

でも、その苗を相手の心に植えられるとも限らない。
1つの花しか咲かすことのできない花壇。
そこにはもう違う種が蒔かれているかもしれない。
ほかの苗が植えられているかもしれない。

自分が育ててる苗を植えることを目標に必死に世話をする。
うまく育たない苗にたまに諦めそうになるけど、いつかはって折れそうな幹を支える。

きっと届く、受け入れてくれるって信じて。
いつかは二人揃って咲かす大輪の花を信じて。

Missing

私は理解ができない。

自分自身が…


なにを求め、どこへ向かっていくのか。

今はそれを相談できる相手もいない。


仲がいいことはいいことかもしれないが、それによって言えないこともある。

自分の心の内を告げることのできる相手がいない。

信頼して悩みを告げられる相手。

わかってくれる相手。


自分の中に溜め込んでいる複雑な想い。

爆発しそうになるし、爆発させたい気持ちもある。

ただ、爆発させることのできる場が今はない。


バカ騒ぎして、何もかも忘れられるようなこと。

試練というほどたいそうなことでは無いけれど、今のオレにはこのことでいっぱい。

旅に出たい。


一人で何処か遠くへ。