虚しい心
ギャンブルで金を手にしたって、心の隙間は埋まらない。
むしろ虚しさは増すばかり。
オレが欲しいのは、愛。
愛し愛されること。
特別にはまだ遠い。
どうしたら特別な存在になれるのか。
答えの見つからない、日々はいつまでも続く。
出口の見えないトンネル。
朝のこない夜。
一般的には無いはずのもの。
工事が途中で止まってしまったトンネル。
寝たら2度と目を覚ますことができなくなった夜。
負のことをあっさり言う。
でもきっと陽はまた上る。
きっとオレを照らしてくる。
そう願って。
嘘から出た実
先輩と酒を飲んだ後に食べたラーメン。
そこで先輩から
「お前、○○のこと狙ってんのけ?」
って聞かれた。
オレは、
「え、なんでですか?」
ってすぐに否定できなかった。
でもすぐ後に、
「狙ったって落ちないでしょ?そんな身の程知らずじゃ無いです」
って言った。
それはオレが深層でわかっていること。
その先輩も、「そうだよな、何か心に決めてる感じがするよな。こういうタイプって。」
オレが思っていることを思っていた。
[好き=狙っている]なら嘘をついたことになる。
でも、オレは[狙っている=気持ちは大して無いけど彼女にしたい]って式になる。
だから、嘘をついたわけではない。
今日も改めて思った。
好きなんだって。
そして、近づくことのできない距離にいる。彼女のパーソナルスペースには入れないって。
見え透いてるオレの心。
わかりやすい行動。
本人にだって気付いて欲しい。
意識して欲しい。
だけどそれは、意識してもらえればいい方向に行くって前提の希望。
実際に気付かれたら距離を置かれ、気まずくなることはわかりきっている。
今、オレがいる会社での居場所すべてを失うことになる。
器用な人間がうらやましい。
すべてにおいて不器用。
人の心を読みつかむこと、それができたら。
少なくとも好きな人だけでも。
オレは一体何なんだ。
お役御免
そろそろ、潮時かなって最近思う。
もうオレを必要としている“人”はいないだろう。
これからは会社に必要とされそうだし、そうなる前に。
辞めづらくなる前になんとかしないと。
ひとりぼっちの淋しさを、紛らわすことのできるような仕事見つけたい。
便利屋のようにいろんなことをやっている。
仕事ではある程度評価の上の位置だと思えるが、プライベートでも便利屋のよう。
誰からか誘われれば必ず参加し、自分からの誘いはほぼ断られる。
いてもいなくても同様の存在。
そんな自分に嫌気がさす。
オレを本当に必要とし、オレが必要とする存在。
それが人なのか場所なのかわからないけど、それを探してる。
見つけることができるのか。