Dark sideからの毒霧 -33ページ目

底なし

一緒にいればいるほど愛おしくなる。

相手がいるのに、どんどん好きになっていく。


普通じゃない精神、考え方。

でも、あの笑顔ですべての負が浄化され昇華される。


感じた幸せの分だけ下に落ちる。

どんなに心で大好き、愛してるって叫んでも届かない。

言葉にできない現実。


安定した幸せを得たい。

たゆたえども沈まず。

そんなふうになりたい。

死への願望

オレはもともと自殺願望が強い。


今は両親、姉を悲しませてはならんという思いがあるから、留まっているが。

両親、姉をなくしたらオレはきっと自ら命を絶つだろう。


今、この地で人とのつながりは職場のみ。

退職してしまえばオレを探すものはいない。

家賃を先まで払っておけば発見されるのはさらに延びる。

肉親をなくせば弔ってくれる人もいない。

無縁仏として処理される。

ま、死んだ後のことまで気にしてもしょうがないが。


本気のS.O.Sも誰も本気にしてくれない。

オレには誰かが必要なんだ。

だが誰もオレは必要ない。


孤独。

オレがしてきたこと、オレの存在は無駄、無価値なのか。

誰にも必要とされない。

オレの代わりはいくらでもいる。


オレはあなたが必要だ。

あなたはオレを必要としなくても。


偶然の事故ででも死ねれば楽になれるのに。


切り裂きジャック

鋭利な刃物を突きつけられたら恐いかもしれない。

切られたら痛いと思う。


でも、切られたことのないオレにはわからぬ痛み。

死を恐いものと思わないオレにはわからぬ恐怖。


今突きつけられてる現実というナイフのほうが恐い。

今、その現実というナイフに切り刻まれてるオレの心は悲鳴を上げてる。


痛いよ。

泣き叫ぶくらい。

声にならない声を叫ぶ。


この切り傷に効く薬などない。

どうすれば縫合されるのか。


愛って薬しかない。

しかも、望むのはただ一人からの愛。

処方されることのない薬。

処刑されるオレの心。


ここ最近意識してなかった苦しみがオレを襲う。

こんな現実の中にいたくはない。