Dark sideからの毒霧 -32ページ目

不変

どんなに想い願おうと、どんなに想いながら涙しようと届かない。

奇跡は起こらないから奇跡なんだ。
起こったことは事実になって奇跡じゃない。
確立はどんなに低くても可能性があれば奇跡じゃなくなることもある。

オレが想い願うことは奇跡から揺らがない。

想えば想うほど涙が止まらない。

正の妄想、負の現実。

今度の約束の時間を告げるメールが昨日の夜に来た。

珍しく3往復もしたメール。


彼女の彼氏は大阪にいる。

その日彼女は大阪で会議がある。

それが終わってから食事に行くことになった。


最初は会議があるとしか聞いていなかった。

京都だろうと思っていた。

でも、大阪で会議だった。

その日の予定があやふやだったから言い出せなかったと言っていた。

大阪で夜の予定があやふや…


オレが聞いているのは彼女の彼は同業ってこと。

おそらくシフト制で勤務しているはず。

ってことはその日の予定がわからないなんてことはないはず。


そこでオレの頭が勝手にした妄想。

何かあって別れるかどうかで、どうなるかわからなかった。

結果、別れたからその日の夜が空いた。


寝ようとしていた時間に来たメール。

鼓動が大きくなりすぎて寝れなくなった。


今日、別件でしたメール。

レスポンスは悪かった。

彼女の勤務が始まる3時間前にメールした。

夜勤の前に返ってくると思ってた。

しかし、休憩時間まで来なかった返事。

彼女は夜勤前に彼と一緒にいることが多いらしい。

余裕をもって送ったメールだったから、暇がなかったとしたらその理由しかない。


結局、現実は何も変わってない。

でも、オレは希望が有るかぎり…

いや、希望がなくなってもずっと想っているんだろう。

約束

ちゃんと実現してくれた。

まだ実際に実行したわけではないが、今度からこの日になった。


きっと彼女は気付いてる。

最近凹んでるオレへの罪滅ぼしなのか、ほんとに気付いていないのか。

二人で出かけるってことに対して抵抗はないのかな。


そのやさしさに甘えてるオレ。

こんなんじゃダメだ。


一緒にいたいけど、いたらダメなんだ。

やさしさに甘え気持ちはますます離れられなくなる。


この想い消すにはどうすればいい。