不笑
昨日の夜は先輩と一緒にいたから無理に笑ってたけど、今日も笑えない。
目が開かないから視野が狭い。
誰とも話したくない。
顔の筋肉を使うのがしんどい。
腹が減らないから、夜は抜いた。このままだと夜食も食べなくていいかも。
痩せたかったからちょうどいい。
オレを笑顔にしてくる人のいない夜勤。
自然と笑える日はくるのか。
昨日、見た舞台はコメディだった。
まわりからは爆笑が聞こえてきたけど、オレはほとんど笑わなかった。
笑えない日々。
仕事なんてしたくない。
誰にも会いたくない。
いや、きっと誰かに笑顔にしてほしいって望んでる。
でも、誰もそれを叶えてくれる人がいないから、それを知っているから誰にも会いたくないんだろう。
誰もいない。
誰か来て。
オレの心を潤して。
誰もいない、誰も知らない
オレは見えているのか。
オレの声は聞こえているのか。
誰かオレに触ってくれ。
オレを感じてくれ。
オレは生きているのか。
死んでいるのか。
今、オレがいる世界には誰もいない。
オレには誰も見えない。
そして、誰もオレが見えない。
だから、誰もオレを知らない。
ここは地獄なのか。
無の世界か。
すべてが無関心で、虚構の世界。
ここに生はあるのか。
もしオレが生きているとしても、オレは生を実感していない。
オレが見ている幻。
人がいるように見える幻覚。
誰かの声が聞こえる幻聴。
実際にいないのなら、すべて見えなく、聞こえなくしてほんのに独りにしてほしい。
中途半端に見たり聞こえたりするから自分は独りじゃないって思い込むんだ。
この世に愛が有るのなら、優しくオレを包んでください。
底なし穴
久しぶりの負。
身体中の穴という穴から吹き出しそうな負の感情。
誰も助けてくれない現実。
誰かに見つけてもらいたい。
久しぶりに職場で目に涙を溜めた。
流れ落ちはしなかったけど。
自分の孤独。
彼女の幸せ。
隣にいても話さない。
話してくれない。
がんばって話しかけてもすぐ終わる。
きっとオレの気持ちを知っているから話しにくいんだろう。
それでもオファーは快く受けてくれた。
ただし記念日以外にして欲しいと。
久しぶりの落とし穴。
どこまで落ちるんだろう。
底はまだ見えない。
昨日、来年の約束をしたのにそれが楽しみじゃない。
素直に喜べない。
それまでに心境は変わるのだろうか。
誰も近くにいない現実。
先週の楽しかった追憶。
すべてがオレを故郷に帰らそうとしている。
金という現実問題から1年送らそうとした試験。
やっぱり受けよう。
そして、帰ろう。
こっちにいたらずっと変わらない。
変われない。
誰か助けて。
離れたくないよ、この地を。
でも、このままいたら辛いだけ。
誰か助けて。
助けを求めた人からも、忙しいってあしらわれた。
気持ちが沈んだときに誰にも頼れない現実がつらい。
もう無理かも。
今日の8時間半でこれだけしんどいのに、明日の17時間はどうなるんだ。
一緒にいるのがしんどい。
好きだから。
大我の愛に目覚めたはずが、気持ちが強くなりすぎて後退した。
小我のオレの愛は独り占めしたくてすべてのものに拳を振り上げたがっている。
意味のないことを自己満足のためにした。
それでも伝わらない。
伝わるわけはないが。
心のどこかで神の存在を信じているオレがいる。
きっと、崇高な存在がオレの愛を見ていて、オレの伝わらない隠している努力を見ていて、最後は力を変えてくれると。
天使を使って彼女の心にハートの矢を射ることを。
現実にはありえない。
絶対にありえない。
いつの間にか彼女はオレのすべてになった。
そしてそれを手に入れられないオレはどうしていいかわからない。
楽になるには死しかないのだろうか。