そして独り
やっぱり淋しい。
よく笑い、よく話した後は。
やっぱり独り。
変わらぬ現状。
何もかも捨てたい。
みんな無責任だ。
オレは自由にする。
やりたいように。
発言に責任持てよ。
オレの前での無責任発言は許さん。
もう疲れた。
溢れるもの
さっきからずっと涙は目に溜まったまま。
今も後ろ姿に語りかけてる。
そばに来てくれなくてもいい、ただわかってほしい。
この想いを。
わかってほしい想いは、愛じゃない。
哀だ。
この苦しみ、哀しみをわかってほしい。
久しぶりにめちゃくちゃに泣きたい。
きっと涙をいっぱい出せばすっきりするから。
気付き
理想と現実。
人間として生まれた以上誰もが一度は考えるであろう命題。
そして気付かされる現実。
でも、世間は夢は叶うなんて言葉が溢れている。
今日もその言葉を目にした。
自分の人生で夢が叶わなかったことはない。
しかし、夢を叶えられるのはごく一部の人間のみ。
その他大勢は、ただひたすら妥協を繰り返し生を終えていく。
気付いていたけど諦めたくなかった。
妥協をしても幸せになんてなれるはずが無いって思っていた。
そして、さらなることに気付いた。
オレの理想は、自分が楽をするためのものだと。
諦め切れなかったその人はまさに完璧。
さっきのメールでも、自分しんどさよりも人を気遣う。
そんな、性格も外見も理想にジャストな人を諦め切れなかった。
きっとあの人と一緒にいれば楽なんだろう。
気遣い、家事、機転のきく頭のよさ、たまの天然。
でも、それはきっとオレを堕落させる。
だから、いつまで経ってもオレの元に来てくれないんだ。
オレはきっと、自分が何かを与え相手が成長していくような人が相手じゃなくてはならんのだ。
神はきっとオレに怠惰な生活を与えないためにあの人をオレの元へ運んでくれないんだ。
そして、怠惰になってはならぬ。
そういう人もいるけれど、お前には違う人と一緒にいる責務が有る。
ただ、怠惰な生活をするのではなく、自分も相手も共に成長しなければその命を授けた意味がない。
わかったのならこだわりを捨てろ。
周りに目を向けろ。
今のままではこちらの世界には帰さぬぞ。
オレは成長していない。
学びが足りない。
だから、死ねない。
そういうことなんだろう。
徐々に冷めつつある感情。
ここから抜け出したら光は見えるのだろうか。
でも、オレには自分から苦労を伴うところに足を踏み入れるだけの甲斐性はない。
だからきっと、オレは独りで怠惰な生活を続けるだろう。
そして、野垂れ死に、また同じ命題を課された生を与えられ苦しむんだ。
どこかに、誰か、オレが共に成長したい。
オレがめんどくさくても一緒にいたい。
そう思わせる人はいないものか。
今回は叶わない夢。
次の生は夢が叶う側に行きたい。