「竹檠、短檠、行燈、手燭を始め石燈籠などの燈火具、書院の飾り、違棚の種類等の図版と主要寸法、併せて座敷飾りについて」まとめられた本です。

 

 十数年前、母と二人で三越だったか日本橋に茶道具の展示会に赴き、そこで売られていた四冊セットが3万以上したため、母が躊躇して買わなかったことがありました。

 

 十年経って、正・続・続々の三冊は手に入れたのですが、拾遺だけ手に入らず、探していたものです。

 

 ようやくこれで四冊揃いました。

 

 この寸法図会のお陰で、お茶の量に決まりがあることも分かりましたし、茶巾の種類や板の細かい寸法も知れました。

 

 その最後の灯道具や書院飾り、違い棚の図版です。

 これは、面白い物であるに違いないのですよ!

 

 いつ届くか解りませんが愉しみです。

 日曜日、鉢植えの植え替えをいくつかと、土の補充をしました。

 

 涼しくなったとはいえ、ぼたぼた汗を掻きながらです(笑)

 

 植え替えたのは

 

・紫蘇

 母がお弟子さんからいただいたもの。

 

・斑入り八角蓮

 WAさんが持ってきてくださったもの。

 中国・台湾原産なので、当流では入れられないが、いただいたものなので育てています。日陰で育てないといけないので、場所を変えないとだめですかね。

 

・蓮華升麻

 二鉢あり、枯れかかった方を植え替えました。

 もう一つも来週には植え替えしましょう。

 

 いろいろ見回すと土が減っている鉢がありまして、そこに土を足していきます。

 

 足してみて思ったのが、新しい土は保水性が高く、表面を守ってくれるっぽいので、来週あたり他の鉢にもやってみようかな?と思います。

 

 そろそろ、足りなくなった茶花(枯れたものもあるので)を買い足したいところですね。

 

 木が足りてないので、木をいくつか買わないと!

濃茶には湯加減あつく服はなほ

泡なきやうにかたまりもなく

 

 この「あつく」というのをグラグラに沸き立った湯と解釈する人も多いのですが、私は柄杓が温度を下げる道具だと解釈していますから、熱くとは「人が熱く感じる範囲の飲める温度」と理解しています。

 

 つまり、40℃以上45℃以下。

 

 沸き立った80~90℃ぐらいのお湯を、柄杓を用いて60℃前後まで下げて、点てている間に適温にする……ということでしょう。

 

 泡なきやうに

 

 というのは、煉ることからも分かりますが、最も効率よく煉るには、穂先を動かさない茶筅の扱い方を私は推奨しています。

 

 かたまりもなく

 

 というのは、ダマのことですが、これが一番発生しやすいのは湯の入れ方が悪かったときと、茶筅の内穂が開いているときです。

 

 茶筅はある程度使い続けていると内穂が開き、外穂が萎んできます。これを直すために癖直しがあるのですが、それでも保持するのは難しいです。だから「茶筅新しき好し」なんですね。

 

 濃茶の点前を指導していて思うのは、薄茶の点て方のときに「薄茶だけを美味しく点てられれば好いと考えた茶筅捌きばかりやっていると濃茶を煉るときに苦労する」ということです。

 

 私も実際濃茶を煉るようになって、現在の点て方になりました。

 

 初心者の方でも濃茶は是非煉られるといいですよ!

 本日は旧暦七月廿六日、二十四節気 第十四、処暑です。

 まだまだ真夏日(30℃以上)はありますが、猛暑日(35℃以上)がだいぶ減りました。朝夕は割合気温も落ち着きを見せ、寒暖の差が大きくなり始めています。

 『暦便覧』では「陽気とどまりて、初めて退きやまむとすれば也」と説明され、台風襲来の特異日とも言われます。


 実際、日本近海に台風来てますねー。

 萩の花が咲き、穀物が実り始めます。厳しい暑さが峠を越し、朝夕は涼風が吹き、山間(やまあい)では早朝に白い露が降り始め秋の気配を感じます。

 処暑とは「暑さが終わる」ことを意味します。

 処は「處」の新字体で、「神事で劇を演じる虎の頭をかぶった人が腰掛けている姿」を意味し、虎の頭をかぶった者の座って動かない様子を表します。

 ここから「いる」「ところ」などの意味が生じます。「夂(のぶん)」と「几(つくえ)」の会意形声文字ですが、この「几(つくえ)」とは現在の椅子のことで、床几(しょうぎ)といえば、野外で武将などが腰かける携帯用の折りたたみ椅子です。

 また、訓みとしては「お-く」「お-る」などとも読み、「とどまる」「とりさばく」などの意味もあります。

 このことから「暑さを処く」となり「暑さを取り捌く季節」つまり、うだるような夏の暑さの引く頃となります。

 といっても、まだまだ秋が深まるのは先のお話し。
 この処暑までが薄物(絽や紗、麻)の季節となり、次の白露からが褝(ひとえ)の時期になります。「処暑を過ぎたら~」というのは、「処暑の日ではなく処暑の節気を過ぎたら」の意味になります。今年の白露は9月8日。9月7日までは薄物OKですよ^^

 ですが、そろそろ、衣更えの心づもりをしておきましょう♪


 それとともに夏の家具を片付けて、秋の準備を始めます^^

 このころの御軸としては「随処作主(立処皆真)」、「鑊湯無冷処」「何処惹塵埃」なんてチョイスは如何でしょう?^^

 昨日はお稽古日でして、お弟子さんが見えました。


 四月に入門されて四ヶ月。

 ようやく支度にも慣れ、割稽古から通し稽古に移りました。


 さて、これからが難しいのです。


 稽古を通じて何を伝えていくか。

 言動や指導方法の中に何を織り込んでいくか。


 基本としては「稽古とはいにしえからの教えの隅々まで考えを巡らすこと」ではあるのですが、私は「茶道はお茶が美味しいことが第一義」を忘れずにいてほしいと思っています。


 そして、全ての所作に「美味しいお茶を点てるために最適化された合理的な理由がある」ことを自覚してもらいたいのです。


 例えば薄茶は茶の量が少ないので、抹茶の上からお湯が掛かってもダマにはなりにくいのです。


 しかし、それは泡立てる流派にだけ通じるもので、あまり泡を立てないor全く泡を立てない流派とは違うことを念頭に置かなければなりません。


 私は薄茶は濃茶の練習と考えているので、抹茶への湯の注ぎ方が雑ではいけませんね。


 美味しい濃茶を煉るために、薄茶の所作もしっかりいたしましょう♪