鳥居引拙を小説に登場させたので、どうせなら引拙棚を出したいなぁ〜と考えていた訳ですが、引拙棚の点前がよく分からない。

 

 紹鷗袋棚と同形であったことは間違いないようですが、差異としては以下のようなものがありました。

 

・桐木地溜塗(紹鷗袋棚は檜木地春慶塗)

・鍍金金具(紹鷗袋棚は地金)

・引違い戸は白の鳥の子紙のみ(紹鷗袋棚は紹鷗緞子を縁に廻してある)

・足がある

・戸は倹飩扱いで、棚左脇に立て掛ける

 

 ということで、引っ張り出して点前をしてみました。

 

 あ、これはやれます。

 

 足の分、地板が高くなる(といっても半寸ほどでしょうが)ので、水指の引出しは紹鷗好より楽であると思います。

 

 この摘みが鍍金の倹飩金具であったのではないか?と思われます。

 

 そして、猿曳棚は紹鷗袋棚からではなく、引拙棚から分かれたものと考えるのが正しそうです。

 

友人の伝書にある内容を整理すると

 

引拙棚は紹鷗袋棚と同じように水指を前に引き出す。

 

水指を前ノ畳に出したら、後ろの戸を倹飩蓋のように扱い、立て掛ける(他の棚物と同じように脇に立て掛けると考えられる)。

 

紹鷗袋棚の場合は引き出し切ったときは引戸を閉める→金具が倹飩金具ではないからか?

 

つまり、引拙棚の点前は紹鷗袋棚と猿曳棚の点前の二種類が合わさった形で存在していたと思われます。

 

 前に出した水指はそのままでは点前出来ませんから、中板の中央に移して使ったと考えられます(猿曳棚の点前)。

 

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「抹茶は甘い飲み物です」

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 お抹茶に抱くイメージってどんなものがありますか?
 お茶会ってどんなところでしょ?
 茶道ってどんなことしてるんでしょ?

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 実は、お茶会って愉(たの)しいところなんです!

 一般的なイメージだとしゃべっちゃいけないみたいな感じですかね?

 でも、本当はそんなことなくて、正客と亭主の会話の邪魔をしなければ、話していいんですよ。雑談はダメですけどネ(笑)

 そして、抹茶はとても甘い物なんです。

 苦い抹茶は「安い抹茶」とか「点てる人が下手」ということ。上手な人は甘い抹茶を点てられます。

 さらに、自分たちだけのために用意された小さな美術館として、日本の伝統工芸に身近に触れられます。陶器、漆器、指物、竹工、金工、羽細工、鋳物、織物、染物、建築、造園、書や香などが所せましとそこにあります。

 そして着物で出掛ける場所としてこれほど相応しい場所もありません。

 月桑茶道教室では、そうしたお茶会へ行くための心構えや喫(の)み方、お菓子の頂き方など、様々なシチュエーションで体験いただけます。

 ご興味ございましたら是非お出掛けください(*˘︶˘*).。.:*♡

 コロナ対策は手洗いの徹底、マスクの着用にて各自お願いいたします。当日発熱の方はご参加をお断りすることがございます。予めご了承ください。
 

 3月31日は旧暦二月廿二日、二の午ですが、初午の設えにておもてなしいたします。

 

 会終了後はおしのぎに【季節の松花堂弁当】がございます。

 お時間の許す方はお召し上がりくださいm(_ _)m

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 濃茶 
 薄茶


 定員5名(別途手伝い枠3名)
 

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■日時
 令和6年3月31日(日)
 濃茶:13:00~14:30
 薄茶:15:00~16:30
 

 開始15分前までにお越しください。
 時間はあくまで目安です。時間通りに終わるとは限りませんのでご理解ください。
 茶事終了後、お時間のある方はお残りください。簡単な酒席がございます。
 

※濃茶【こいちゃ】
 本来のお茶。一般的に思い浮かべる抹茶よりもどろっとして濃い抹茶。菓子は上生菓子を添える。
 

※薄茶【うすちゃ】
 一般的に抹茶といわれると思い浮かべる抹茶。菓子は干菓子または半生菓子を三種以上添える。
 大寄せでは上生菓子にてお出しすることも多いです(笑) 
 

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■会費
 5000円(濃茶・薄茶)
 会費は当日封筒に入れてお出しください。
 

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■参加方法
下記予約ボタンより予約をお願いいたします。

 

STORES 予約 から予約する


■申し込み締め切り
 定員になり次第募集終了です。
 また、菓子の都合もありますので、一週間前には締め切らせていただきます。ご注意ください。
 加えて、キャンセルもそれまでの受付とさせていただきます。キャンセル料は全額お支払いいただきますので、ご了承ください。


■ご新規さまへのお願い
 当日キャンセル後、ご連絡取れない方が多いため、ご新規さまにつきまして会費の事前振込をお願いすることになりました。何卒ご協力おねがいいたします。


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■服装
 洋装OKです。
 ただし、できるだけゆったりとした【外出着】でお越しください。ジーンズやミニスカートはお控えください(できるだけ膝丈より長いもの)。カジュアルすぎる物はお避け下さい。
 男性は七分裾などの短いものはNGです。
 また、当会はお稽古会ですので、お着物の場合は小紋、浴衣、絣など普段着や紬などの普段着・お洒落着(無紋の訪問着)でOKです。
※通常のお茶会は色無地紋付以上の礼装となります。

 

■ご用意いただくもの
・懐紙【かいし】
 お菓子を頂いたりする際に用います。
 

・菓子切り【かしきり】
 菓子を着る金属や竹などでできた楊枝です。金楊枝ともいいます。
 

・扇子【せんす】
 茶道用の扇子です。礼をする際などに必要です。五寸、五寸五分、六寸、六寸五分があります。
 

・帛紗【ふくさ】
 茶道用の帛紗。点前をする際に亭主が腰につけ、道具を清めるのに用います。
 ※習われている方以外は不要です。
 

・小帛紗【こぶくさ】または出し帛紗【だしぶくさ】など
 茶盌(ちゃわん)が熱いときや道具を拝見する際に用います。濃茶には必須です。
 ※お貸しいたします。
 

 以上のものにつきましては、
 ・薄茶席の方はできるだけお持ちください。
 ・濃茶席の方はお持ちください。
※ご用意のない場合はお貸しいたします(未経験の方)。
 

・替え白足袋または白靴下
 足袋カバーをお脱ぎいただいても構いません。洋装の方は履き替えていただきますので、必ずご持参ください。
 

・封筒
 会費は封筒に入れてお名前をお書き添えの上、ご持参ください

 本日は旧暦一月一日。睦月朔日。甲辰年丙寅月甲辰日。

 

 元日については別記事にしてますので、そちらを御覧ください。

 

 こちらでは和風月名の意味などを紹介していきます。

 

 そもそも睦月とは、家族一同がそろって仲良くするという意味の「睦(むす)び月」とする説が有力です。


霞初月・霞染月【かすみそめづき】

 山々に霞が立つ時期の月(最初の月)であることから


初春月【はつはるづき】
 春の最初の月であることから

 

暮新月【くれしづき】
 多くの正月は立春前であり、暮と新年が混在する月であることから


初見月【はつみつき】

 年が明けて初めて月を見る月であることから

 

早緑月【さみどりづき】
 このころからしだいに、木や草の緑が増えてくる月であることから

 

祝月【いわいづき・いはひづき】
 正月の祝いのある月であることから


太郎月【たろうづき】

 太郎は長男や総本家が名乗るものであり、一年で最初の月であることから


正月【しょうがつ】

 秦の始皇帝が生まれた月を政月と呼んだことから。

 

年端月・年初月【としはづき】

 年の最初の月であることから 端の字を使うのは「端月」からか


子日月【ねのびつき】
 初子がある月であることから

 

端月【たんげつ】
 秦の始皇帝の名「政」と正月の「正」が同音なので避けた為、端っこの月という意味で「端月」と呼ばれるようになった


初空月【はつそらづき】

 年改まりて初めての空に月が出ることから


嘉月【かげつ】
 正月のあるめでたい月であることから

 

初月【しょげつ】
 最初の月の意味

 

建寅月【けんいんづき】
 北斗七星の柄柄が旧暦で寅の方位を向くことから


元月【げんげつ】

 最初の月の意


泰月【たいげつ】

 泰月の泰は泰山の泰で、泰山とは五岳の筆頭であり、一月が年の最初の月であることから


萌月【もゆつき】

 草木が芽生えはじめる(萌)月であることから


生月【うむつき】

 草木が芽生えはじめる月であることから

 

 さて、お茶の物語につながるものありましたか?^^



 明けましておめでとうございます!

 本日は旧暦の元日。一年の始まりとなります。

 

 今年は年来立春。立春を迎えたあとの元日です。

 

 干支は甲辰年丙寅月甲辰日です。

 立春過ぎて迎える元日は、寒さがより感じられますが、実はこれ、昼間暖かいからこそ余計に朝夕が冷え込んだように感じたり、暖かくなって湿度が回復したところに寒気が入り込むためにそう感じるのだそうです。

 已に新暦で「明けましておめでとう」は済ませておりますが、月桑庵では再び「明けましておめでとう」をお声掛けさせていただきます♪

 というのも、何度も申しますが、「旧暦合わせの方が節句は本来の季節感に合うから」です。

 私たち現代人は、新暦の元日に「新春」とか「紅白の梅」を用いますが、新暦の元日はまだ冬ですし、紅白の梅はまだ早いのです。

 年始のご挨拶は本来目上の人に元日伺うもので、その欠礼状が年賀状であったそうてす。

 一時期減少傾向にあった年賀状も、最近では増えているそうです。
 いつか、茶道仲間には旧暦の元日に届くように年賀状を出したいものですね。

 新年に相応しいお軸としては「彩鳳舞丹霄」「松樹千年翠」「鶴吟千年松」などがよろしいかと思います♪
 

 本日は旧暦十二月丗日、癸卯年乙丑月癸卯日。大晦日です。


 毎月の末日のことを「晦日(みそか)」といいますが、これは「三十日」のことで、本来は「つごもり」といいます。

 つごもりは「つきこもり(月隠)」が転訛したもので、月が新月になる前日のことを意味します。

 大晦日は「おおつごもり」とも読み、一年の最後の「つごもり」となります。

 明治の改暦以降、旧暦に除夜の鐘を鳴らす寺はなくなってしまいましたが、本当は今時分に鳴るものなのですね。

 支那では春節として、今でも旧暦(中共では農暦)でお祝いをしています。面白いのは、日本が除夜なのに、支那では除夕と呼び方が少し違います。

 大晦日から元旦にかけて、茶道では年越しの茶事をいたします。
 大晦日に先茶で年越しそばをいただいてから、近所の寺や神社などに初詣に出かけてもらい、亭主はその間に支度をすませ、改めて正月支度で客を迎えます。

 いまどきは行うのも難しい時代ですが、逆に新暦の正月でない方が、正月のあわただしさも一段落してからとなりますので、よいかなぁ~などと思っております。

 掛軸としては「歳月不待人」や「無事是貴人」「看々臘月尽」などが相応しいかと思います。また、歳神(干支)の入ったお軸というのもありですね(新年に掛ける軸と対になるような形で)。