うちでも多くなってきましたが、
撮影の契約をして話を進めていくうちに急に連絡が取れなくなり、
最終的には無断キャンセルにという新郎新婦さんが増えています。
結婚式場や有名ホテルの支配人と話をしていると、
結婚式でもそう言った新郎新婦さんが増えているのだそうです。
業界用語的にはそういった新郎新婦さんを、
飛ぶ
と言います、飛ぶ意味としては、
無責任に放置して飛ぶ、何も言わずに飛んで逃げるそんな意味があります。
全く良い意味ではありません、立つ鳥跡を濁さずの逆バージョンです。
飛ぶ新郎新婦さん的にはどんな理由があるかはありませんが、
ネット予約した居酒屋に予約日時に行かないで、
しらばっくれるぐらいの気持ちなのでしょう。
人と人として向き合っているなら理由を述べて申し込みを取り消しますからね。
人に対してありがとうとごめんなさいを言えない人が増えていますが、
それらが行き着いた先が"飛ぶ"なのかなと思います。
無責任に放置し人に迷惑をかける行為を平然と行う事、
よいことをして徳を積む研鑽があるとしたら、
徳とは無縁の生活になることを自ら選ぶこと、想像力のない進む道です。
もちろん飛ぶ新郎新婦さんの飛んでいる姿をただ眺めるだけではなく、
法的手続きによって飛んでいる人を着地させて償いをしていただきます。
悪質であれば警察に相談もして、
飛んで良いことなどないということを勉強してもらう事、
大人なら大人の対応をしなさいという指導的要素もあります。
結婚式場やホテルも同様で裁判をして、
給与差し押さえの強制執行まで進んでいる人もいます。
通常のキャンセルであれば交渉して分割払いとか対応しているケースもありますが、
飛ぶ人に関しては信頼そのものがないので分割協議などできず、
強制執行しか手段がないのが現実です。
結婚式場やホテルなど企業を相手に飛ぶことをすれば、
半永久的に企業内ブラックリストに記載をされて、
二度と利用できなくなるかすべて現金前払いでの決済となるでしょう。
僕が知っている有名ホテルでは過去に父親が飛ぶ行為を行い、
20年後にその子供がそのホテルで結婚式を挙げようと申し込みをしました、
社内ルールとして全額現金前払いの事を話し事情も話したら、
その子供もやはり飛んだそうです、申込金は払わずキャンセルもせずという形です。
親も親なら子も子なのです。
きっと逃げ癖がDNAに刻まれているのかも知れません。
うちの場合も飛んだ新郎新婦さんは業界内ブラックリストに報告しています。
将来子供が出来てスタジオに撮影に行ったら断られることもあるかと思います、
お子さんがちゃんとした結婚式で結婚式を出来ない可能性もあります。
同じ神奈川県内ではなくて名古屋でも福岡でも北海道でも同様です、
写真業界は広いようでとても狭いですから。
こういった内情を書く結婚式場やカメラマン、写真会社もいませんが、
僕はおおらかに隠さず書かせていただきました。
自分の行った行為に対してはそれ相応に自分に身に返ってくる
因果応報は結婚式業界にもしっかりあることをお忘れなく。
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