先日書いた記事の続きとなります。
沖縄でのフォトウエディングやロケーション撮影のご依頼が増えています。
地元のカメラマンでも行かない場所に行って、
カメラマンからその撮影場所を知りたいと言われたりもしますが、
地図に無く、教えてもたどり着けない人も多いです。
そんな沖縄での撮影ですが、
沖縄県では撮影費を有償にしている所が増えてきました。
沖縄本島のリゾートホテルが集中する恩納村や、
古宇利島等の人気スポットがある今帰仁村などは5,000円から10,000円を取ります。
有名なフクギ並木も管理をしている自治会の方に許可申請を得て、
お金を払い撮影前に挨拶にいくというのもあります。
挨拶ですからそういうことです手ぶらではいけません。
外国人観光客のフォトウエディングが急増しているための措置のようですが、
お金を払うのは100%日本人です、外国人が払うことはありません。
外国人が増えたためとい言うのは大義名分で、
日本人から収益を得ようというのがこの管理の目的です。
撮影でよく沖縄に行きますが、
上記の様に沖縄本島は利権がズブズブなのであまり行きません、
石垣島や宮古島に行くことがほとんどです。
でも今は石垣島や宮古島でも上記の様な沖縄本島で牛耳っている民間営利団体が入り、
撮影使用料をむさぼっています。
石垣島の近くの水牛車で有名な竹富島などは1時間40,000円ぐらいします、
宮古島から橋で繋がっている来間島も同様です。
やはり同じように外国人の撮影者が増えてためという大義名分を言われますが、
しっかりと撮影許可費用を払っても外国人が撮影していたりします。
そういった場所の管理をしている人にも出会ったことはありませんし、
取り締まりや外国語の看板が出ている事も見たことがありません。
きっと中国語などで注意できる人がいないためだと思います。
つまり撮影許可申請や撮影許可費用は何の意味もありません
そもそも海岸は国の所管であって沖縄県の所管ではありません、
ましてや市の所管でも民間営利団体のものでも自治会の所管でもないのですが、
使用料を取るという謎、沖縄にはそういった場所が数多くあります。
宮古島のとある海岸、
その海岸までに繋がる道と近くの駐車場は私有地で通るのに通行料を徴収されて、
駐車場は1回2,000円という場所があります。
意見したり払わないと大阪弁でまくし立てられます。
その場所に止めないでその海岸にアクセスする方法もあったのですが、
道は木を倒されて通れなくなり、
海岸への入り口は門をつけられて入れなくなっていました。
また、夕日がきれいな海岸も県営の無料駐車場には勝手に設置された「島民専用」の看板、
手前の1時間2,000円の民間駐車場に誘導するためのものです。
宮古島では海岸で勝手に駐車料金を取ったりビーチ使用料を取る人が多く、
問題になっていますが行政はそういった取り締まりにあまり積極的ではありません。
ビーチの問題はテレビで話題になったので、
国や県レベルでのトップダウンがあって動いたのだと思います。
苦情はたくさん出されているようですが、
理由は海岸は国の所管なので、国に起因することには手を出さない、
都合の良いことだけそんな方針なのかと思います。
話は戻りますが、沖縄県に限らず国有地の海岸で商業撮影をする場合は、
任意で「海岸一時使用届」を出してくださいという事はありますが、
撮影使用許可はいりませんし使用料金は取られません。
テレビドラマや映画などの長時間独占して占有すること、
音を出すこと、車を乗り入れること、
スタッフやキャストなど大人数がいて住民に迷惑がかかると想定される場合でも、
警備員やスタッフを配置してください、それぐらいのレベルです。
企業や個人などが管理する海岸の場合は私有地ですので、
撮影許可費用を取るのは全く問題ないのですが、
国有地である海岸で民間営利団体や自治会が、
撮影許可費用を取るというのは謎でしかありません。
管理権の問題を出してくる団体も多いですが、
国営地を所管しているのは国なので国が委託しているところであれば別ですが、
少なくとも民間営利団体や自治会は委託はされません。
勝手にルールを作り、勝手に料金を徴収していると言うことになります。
つまりは強制でもなく任意でもありません、
さも許可が必要、支払うように見せかけているだけなのです。
そこで支払うのが当たり前という文言を入れると法律に触れてしまうので、
そういう団体では違法では無いとぼかすために、
「他の新郎新婦とバッティングしないようにするため」
「自治会の賛同を得られるため」
「きれいな海を守るため」
ともっともらしいことを書いています。
繰り返しますが海岸は国の所管です誰のものでもありません。
民間営利団体や自治会は管理すら任されていません。
その場所でこういった協会を作り利益を得ようとしている人達がいるわけです。
ちなみにその民間営利団体の協会に入るには入会金数万円、年会費数万円が取られます。
そしてその協会の会員のみに撮影許可を与えて撮影許可がおりるというもの。
さも当たり前のようですが、その協会に許可を得なくても無料で撮影はできます。
ということでなんだか詐欺のような香りが正直僕の中ではしています。
国の所有物である場所で撮影するには撮影許可や費用が必要、
そしてその民間営利団体のその協会に入るには多額の費用が必要、
そうでなければ撮影出来ないような自治会を巻き込んだ囲い込み。
利権に浸かりたい人の考えることは怖いなと思います。
色々書きましたが僕は行政のルールに則り今まで通り気にせず撮影し、
撮影し終わった後には撮影場所に戻って一人でビーチクリーンをするまでです。
何か料金を請求してきたりすごまれたりしたら、
またこのブログで記事にするまでです。
沖縄のきれいな海を目の前にして繰り広げられるお金にまみれた欲望、
よくわからないことを主張する心の汚れ、
人の心が汚れているから、その分沖縄の海はきれいなのかなと思ってしまいました。
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