結婚式は色々と言葉を選ばないといけないセンシティブな世界です。
ケーキカットを「ケーキ入刀」と言ったり、
お料理を冷めないうちにではなく「あたたかいうちに」と言ったり、
披露宴が終了の時も終了とはいわず「お開き」と言ったりします。
そんな言葉選びが大変な結婚式ですが、
結婚式時主賓にスピーチをお願いするときは、
主賓の旨と5分ぐらいの長さでぐらいしか伝えませんよね。
「自慢話とか昔の女性関係とか下ネタとか話さないでください」
とは思っていても伝えないですよね。
主賓の上司さんなどは社会的地位もある方ですし、
席次表の肩書きに会社名など載っている事もあるので、
律して主賓のスピーチをする方がほとんどなのですが、
たまに楽しくなってしまったりとか変なスイッチが入ってしまって、
暴走してしまう方もいらしたりします。
接待先のお姉さんがたくさんいる場所での話をされて、
「あのお店のお気に入りの女の子とよく似ているステキな花嫁さん」
となかなか破壊力のある言葉を折り込む上司さんがいらしたりします。
先日の結婚式ではとても書けないような下ネタ連発の会社の上司さんがいました、
1分に一つは折り込む内容で10分話していました。
書ける内容で言えば、
三つの袋が全部男性の袋だったり、
新郎さんの元気の源に花嫁さんに、
ミニスカートとセクシー下着をなるべくはくように促したり、
おすすめの精力剤の話をして聞きたくもない回数の話をしてきたり。
最後は「話が長すぎてしまいましたが、夕方ぐらいには二人の子供が出来ているかな」
なんて全くしまっていないお話しをしていました。
面白おかしくと言うか、思っていることを言い放った系ですね。
官公庁や社会的システムなどの大規模なシステムを組んでいる、
有名な会社の上級職の方でした。
この会社は最近システムダウンのトラブル多いシステムを組んでいる会社さんです。
その方のスピーチもシステムダウンしていただければ良かったのですが、
順調に運用されて構築されてしまいました。
結婚式場の外は猛暑なのにだいぶ冷え切った披露宴の冒頭でした。
長年結婚式の現場を見ていると、たまにこういった時限爆弾もあります。
誰にも止められない止まらない主賓のスピーチ、
皆さんも主賓のスピーチをお願いする場合は人選にはお気をつけ下さい。
結婚式がシステムダウンしてしまいますので。
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