(正式に許可を取っている撮影です)
結婚式の中止や延期で、
東京では前撮り撮影数がコロナ禍前の10倍と言われています。
東京駅前には夕暮れ時になると同じ時間で15組以上の撮影が行われていますが、
道路使用許可は同時間は1組のみなのに不思議ですよね。
そう、ほとんどのカメラマンと新郎新婦さんは、
撮影許可を取っていないゲリラ撮影なのです。
緊急事態宣言中は撮影許可が下りないにも関わらず、
東京駅付近や皇居の近くのガゼボなどで、
撮影しているカメラマンや新郎新婦さんもいましたが、
警察官に声をかけられていた人も多いです。
当たり前ですが、違法行為だからです。
道路使用許可については道路交通法第119条で罰則が規定されています。
道路使用許可が必要であるにもかかわらず使用許可を取得しなかった場合は、
3か月以下の懲役又は5万円以下の罰金が科せられます。
結婚式を前に新郎新婦さんが前科者になる可能性もあるのです。
取り締まる警察官からカメラマンはダッシュで逃げて、新郎は地下に消えて、
ドレスを着て動きにくい花嫁さんは狭い壁の隙間に隠れているなんて光景をみたこともありました。
しっかり手続きして撮影すればそういったリスクもなく、
落ち着いて撮影が出来るのになんで申請しないのかというと、
面倒くさいから。
東京都が管理しているところは使用料は無料のところが多いですし、
値段はかかっても1,000円から2,000円程度。
ただ手続きがあって、数週間前までに書類を書いて申請して、
撮影当日に許可証をもらって、撮影が完了したら返却。
公園などでは公序良俗に違反していないか、
撮影した写真のチェックをする所もあります。
その手間が面倒で使用許可を取らないのです。
また曜日や時間で撮影申請が出来ないケースもあるので、
自然にゲリラ撮影を選択するようです。
お祝い事ですしどうせ逮捕されないだろうとたかをくくっている人も多いです。
ここ数年、東京タワーが背景に写る、
東京港区の芝公園でのロケーション撮影が人気ですが、
この場所は17時以降撮影許可が下りなく商業撮影はできません。
けれどもライトアップされた東京タワーを背景にマジックアワーだったり、
夜景を狙って撮影を希望する新郎新婦さんが多いです。
そんな写真をインスタグラムなどで、
インスタで有名なカメラマン達が公開していますからね。
違法撮影の現場に行ってきました
マジックアワーがきれいなのは10月、
10月のマジックアワーの時間は17:30から15分ぐらいです。
もちろん撮影許可範囲外の時間です。
違法撮影の現状を見るべくその場所に見学に行ったことがあったのですが、
その時間になると10組ぐらい、
その公園の東京タワー背景の場所に自然と集まってきます。
何事もなかったかのように撮影が始まっていました。
けれども10分しないぐらいにパトカーが到着して、
名前を聞かれて解散を促されていました。
もちろん許可が下りない違法撮影時間帯ですので当たり前です。
その中の血気盛んな女性カメラマンが警察官に、
「友達を撮影している」と食ってかかっていましたが、
そんな言い訳は警察官はお見通しのようで、
女性カメラマンと新郎新婦さんは警察官に連れて行かれました。
なぜ警察官がすぐに来たのかと言えば、
近隣の住民の方が17時までしか商業撮影できないことを知っているので、
撮影していたら躊躇無く通報する方針のようです。
道の真ん中で撮っていたりジョギングや散歩をしている人に、
「写り込むからどいて」なんて怒鳴られることもあったようなので、
有志の方がパトロールをしているみたいです。
近隣のレストランでそんな話を聞きました。
同業の足らないカメラマンが迷惑かけてすみませんと謝っておきました。
そういうダメカメラマンが減るどころか増えているようです。
ちなみに個人のカメラマンの方が主だってそういった違法撮影をやっています。
会社だと営業停止など行政処分が下りる事も多いのですが、
まあやっているところはやっていますよね。
サンプルでどうどうと撮影日と写真を公開している会社も多いです。
この場所、新郎新婦さんが強引に撮影してとごり押しされることもあります。
撮影してほしいというニーズは大きいですが、
撮影申請が出来る曜日と時間が決まっていて撮影はしにくいので、
カメラマン的にはできる限り撮影したくなくても、
新郎新婦さん自身が、
「私たちが撮ってほしいと言ってるんだから対応してくれるよね?」
と圧をかけてくる人も多かったりします。
8年前ぐらい前に、
有名結婚情報誌からの撮影依頼でその東京タワーが背景に写る公園で、
芸能人のグラビア撮影をしたことがありました。
マジックアワーでの撮影でしたが12月で日の入りは16時前半だったので、
撮影許可範囲内の17時までには撮影完了している状態です。
その写真を見て撮影の問い合わせをしてくる新郎新婦さんが今でも多いのですが、
99.9%の人は撮影依頼を匂わせて、
どうやって許可を取って撮ったのかをただ知りたいという情報収集です。
問い合わせ段階でお見通しなのですが、
どうしても撮りたいのだろうなと思って話を聞いてはみます。
「掲載写真はどういう許可を取って撮影したのか?」
「もし許可を取らないで撮影したらどうなるのか?」
「何か特別な方法があるのか?」
「7月に撮影を依頼したい対応してほしい」(日没がすでに17時)
とほぼそこに行き着きます、ゴリとエゴ満載です。
特別な方法については良く聞かれますが、
まあここだけの話で内緒ですが、
しっかり手続きをして合法に何時でも撮影出来る特別な方法はあります。
ただ、上記でも書きましたが東京タワー背景で、
東京タワーがライトアップされている写真は、
時期を選べば簡単に撮れるのですけどね。
どうしても撮りたいのであればもっとよく調べると道は見えてくると思うのです。
考えましょう
僕に撮影依頼してくる方は、前撮り撮影依頼していた会場カメラマンや撮影会社に、
その公園での許可時間外撮影を追加オーダーして断られた新郎新婦さんなのですが、
決まって言うことがあります。
「こちらの要望を聞いてくれなくてカメラマンと揉めて問い合わせしました」
「さあクイズです、違法撮影をごり押しして揉める原因を作ったのは誰でしょう?」
という1択クイズを出したいところですが、よほどその場所で撮りたいのでしょうね。
ライトアップされた東京タワー背景の写真は、
時期を選べばライトアップされた東京タワーを背景に撮れるのに選ばない不思議。
ズルをして怒られて許されるのは小学生までで、
タキシードとウエディングドレスを着ている大人は、
警察官につれて行かれてもなにも不思議ではありません。
ウエディングドレスを着ていれば警察沙汰にならない、
なんていう噂もただの都市伝説です。
大丈夫でしょと高をくくっている新郎新婦さん、カメラマンに、
大人としての自覚を持ってほしいと思って記事にしてみました、
違法ゲリラ撮影している皆さん、
Twitterに晒されたり、ネットニュースに掲載されてもおかしくありません、
違法に撮るのであれば覚悟を決めて撮影に臨んで下さい。
(掲載すべての写真と本文は一切関係ありません)
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