雨のある日、渋谷のスクランブル交差点を通ったら、
交差点のど真ん中で前撮りを行っていました。
時間的にも人も多い時間帯だったので人の往来の妨げになっています。
かなり妨げになっているのに「そこで見つめ合ってキスして」「背中合わせで」
なんてカメラマンが撮影しながら指示をしています、
ヘアメイクさんとアテンドさんも2人いる4人体制での撮影。
どう見ても商業撮影です。
公道での商業撮影の場合は、
管轄の警察署などで道路使用許可証を取得しないといけませんが、
渋谷のスクランブル交差点内は撮影禁止区域なので、
道路使用許可なんておりる訳もないので、
商業撮影をしていたら100%違法撮影です、
実際YouTuberが道路交通法違反で検挙されています。
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●渋谷駅前スクランブル交差点・ハチ公前広場で撮影をしたいが許可が必要ですか?
(渋谷区役所webサイトより)
●参考までに「渋谷スクランブル交差点 前撮り」のGoogle検索結果です。
とにかく画像検索をみて下さい、
禁止されているのに撮影している会社の数の多さにも驚きますが、
堂々と撮影メニュー化している撮影会社もあって驚きます。
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そんな渋谷のスクランブル交差点で違法な前撮り撮影、
大人どころか傘を差した小さい子供でさえ、
その撮影場所を大きく迂回している姿を見るに見かねて、
「同じカメラマンだけど、道路使用許可証持ってます? 往来の妨げになってますよ」
と、もちろん道路使用許可証なんてあるわけもないのですが、
一応そのカメラマンに聞いてみたところ、
「うるせーよ、持ってるよ」と言われたので、
「見せてもらってもいいですかね」と聞いたところ、
「何で見せなきゃいけねーんだよ」と。
「じゃあ、警察官連れてくるのでちょっと待っててもらえますか」
と10m離れてふり返ったら、ロケ隊は猛ダッシュでその場を撤収していました。
そういった違法行為に対して警察も注意はしているそうです、
「友達が結婚式をするのでお祝いに写真を撮っている、使用許可があるとは知らなかった」
なんて逃げ口上で撮影しているケースが多いと警察署に行った時に話を聞きました。
東京都内だと渋谷だけでなく東京駅付近も多いですね、芝公園あたりとかも。
これからの季節は神宮あたりのイチョウ並木とかも多いです。
そのあたりは道路使用許可もおりますし、
たっぷり撮影しても2,000円ぐらいとそんなに費用もかからないので、
正規に申請すればいいだけのことなのにむしろ何でしないのかが不思議です。
警察署で聞いたら、道路使用許可無しで撮影しているのが9割以上だそうです。
他の方の迷惑にもなっているので、今後は厳しくしていくそうですよ。
そんな違法な撮影をしていることは新郎新婦さんは知らないはず
違法なことをしながら幸せ感たっぷりの前撮り、
プロカメラマンがそれでいいのでしょうか。
後ろ髪引かれたり、なんだか気持ち悪くないのかなと思ってしまいます。
カメラマンのマナーというか、人としてのマナーの問題です。
なんで平然と出来るかが不思議です。
ちなみに僕はどこでも撮影許可を申請してきっちり撮影しています。
「その場所は申請しなくても大丈夫です」って言われることもあるぐらい綿密に。
後日違法行為と知って新郎新婦さんが悲しむのは避けたいですからね。
京都の前撮りでもルール違反が横行しているようで、
厳しくルールを設定されたようです。
やはり同じようなルール違反のカメラマンが多かったようです。
素晴らしい決断と判断だと思いました。
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植物園での婚礼写真、トラブル増で有料化 最大5万円超、業者「高い」園「適正化ご協力を」
2019年11月4日 10:30
婚礼写真を前撮りする撮影スポットとして人気を集めている京都府立植物園(京都市左京区)は1日から、商業写真の撮影を有料化した。撮影をめぐり利用者との間でトラブルが急増しているということが背景にある。園は利用の適正化をめざし、撮影業者からは困惑の声も上がっている。
園内のクスノキ並木は結婚式や成人式の前撮り写真の撮影スポットとして人気を集め、昨年度の商用利用は約3千件に上った。紅葉や桜の時期は撮影が集中し、長時間にわたって撮影場所を占有したり、持ち込みが禁止されているレフ板やライトなどの機材を使用したりするなど、トラブルが相次いでいたという。
有料化では、商業撮影の管理運営全般について入札で決定した結婚式総合プロデュース業者「TAKAMI BRIDAL(タカミブライダル)」(本社・下京区)が担う。平日は1万2千円、紅葉シーズンなど混雑する土日や祝日は5万1千円を撮影業者から徴収し、一定金額を植物園に支払う。学校や幼稚園など教育関係団体や個人は対象外で、植物園が対応する。タカミブライダルの担当者は価格について「京都の寺社仏閣での使用料をベースに組み立てている」と説明する。
撮影業者からは戸惑いの声も上がる。結婚式の前撮りを同園で行ってきた着物レンタル・撮影会社を営む男性(38)は「決定が性急で、申し込みや苦情対応窓口が民間業者に丸投げというのは納得がいかない」と話す。別の撮影業者の男性(32)も「数千円程度なら協力したいが、利用料が想像以上に高額で驚いた」と困惑する。
西原昭二郎副園長は「利用する全ての人が、憩いの場として楽しいひとときを過ごせるよう、ご理解とご協力をお願いしたい」としている。
(京都新聞より引用)
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場所の占有やルール違反でレフ板や三脚を使用したりってもう最悪ですよね。
あくまで公園は来場するみんなのもの、
特定の人がそれを妨げる行為をしてはなりません。
決められたルールの中で切磋琢磨するのがプロなのに。
まあそれ故のルールが出来ただけのことなのかなと思います。
皆がルールとマナーを守っていればこういう風にはならなかったでしょう。
今後はルールの隙間を狙って、
「友達が結婚式をするのでお祝いに写真を撮っている、使用許可があるとは知らなかった」
なんてお決まりの逃げ口上で撮影してさらにルールが厳しくなったり、
他の場所で好き勝手撮影して、
同じような場所をまた自ら作り上げていってしまうのでしょうね。
何か目に見えるような気がします。
まあでも撮影費を払えば撮影出来るというシステムはとても合理的だと思います。
今の多くの結婚式場のように新郎新婦さんは他社のカメラマンを選びたいのに、
利益のため自社カメラマンに撮らせたいためだけに、
全面的に撮影禁止にするという意味不明の「規制」より、
公園運営側の判断はよっぽど建設的でこれからの結婚式業界に沿った対応と判断だと思いました。
この流れは日本全国に広がっていくと思います、
久々に良い方向性の結婚式業界のニュースです。
(写真と本文は関係ありません)
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