先日「2020年秋婚、新型コロナで結婚式開催を悩んでいる新郎新婦さんへ。」
という記事を書かせていただきました。
・結婚式を自粛しないで、コロナウイルスと正しく向き合って結婚式を
・ワクチンがいつ出来るかわからない現状、延期することは美徳ではありません
・経済状況も日に日に悪化していっているので、延期後にワクチンが出来ても経済的理由で結婚式は出来ないかも
・緊急事態宣言化でなければ、規模などを縮小して結婚式を
と結婚式をされたい方の参考になればいいなと書かせていただいたのですが、
まあ皆様の反応の薄いこと薄いこと(笑)
どこ吹く風といった感じです。
「このご時世に突拍子もないことを」と馬鹿にされているのは重々承知なのですが、
萎縮と自粛という渦はこんなにも大きいのかとも改めて思いました。
「こんな状況なのに結婚式する方がおかしいでしょ」という批判もありましたが、
こういうときだからこそ結婚式をするというのも一つの考えです。
そして今のうちに結婚式をしておいてしまうというのも一つの手です。
同じ密でも、密して心を一つにするのも結婚式です、
新型コロナウイルスの影響が今年の2月より4月がひどいことになっていたように、
来年はもっとひどい状況になっているかもしれません。
そうそうもう一つ「結婚式をしようか迷っている」
と思っている方の判断材料の一つを書かせていただきます。
今、結婚式場の倒産がとても増えているのです。
3月からと4月だけで大手会場で4件、負債総額は約262億円です。
なんだたった4件かと思った人もいると思いますが、
これから半年から1年後、もっと加速をしていくと思います。
来年夏以降は廃業予定で新規契約を取っていない会場も多いです。
結婚式場にも波及するコロナ倒産大手ウエディング企業への影響は
(M&A Onlineより引用)
また今、コロナの影響を受けた結婚式場、
結婚式大手プロデュース会社が最も力を入れているのは、
新郎新婦さんの集客ではなく、サービス向上の研修でもなく、
感染予防対策でもありません。
結婚式事業を子会社化したり事業譲渡することです。
子会社化や事業譲渡なんて聞くとぱっと見、幸先良い事業拡大に見えますが、
子会社化とは業績悪化や負債で事業の見通しが立たたなくなったときに、
会社母体に影響させずに子会社だけ倒産させるという手段がとれます。
子会社化をするという事はその事業が採算が取れるか不明なとき、
また危険水域に入り込みそうな時に、
子会社化するという保険的な意味合いもあったり。
また事業譲渡に関しても、プラスの側面がある一方で、
事業を手早く現金化しないと会社母体が危ぶまれるときにも、
積極的に採用される手段です。
自分の契約したところは大手プロデュース会社、
大手ホテル、老舗の会場だから安心と思っている新郎新婦さんもいますが、
そんな安心はただのまやかしです。
新型コロナウイルスが怖いからと延期にしたものの、
延期した先の日程でその結婚式場があるか、危うい時代になってきています。
本屋さんで売っている新しいゼクシィが、
半分ぐらいの薄さになっている地域も多いようですが、
広告出稿が少ないというのがその証です。
結婚式場が倒産するとどうなるのか?
結婚式はもちろん出来ません、代わりの会場に手配も紹介もしれくれません。
すでに支払い済みのお金に関してもほぼ帰ってきません。
過去倒産した結婚式場で180万円支払っていた新郎新婦さんが係争をして、
2年後にやっと帰ってきた金額は約1万円でした。
これでも通常の倒産で考えると多い方です、
ほとんどの場合は0円です、1円も戻ってきません。
まあこんな状況ですので、
自粛というか結婚式自体をやりたくないという人も多いです。
ただこんな状況だけれども新郎新婦さんの晴れ姿をみたい、
と思っているご両親様も多いです。
娘とともにバージンロードを歩くことを夢見ているお父様もいます。
ドレスを着て写真を撮るだけの、
俗に言うフォトウエディングも選択肢の一つですが、
何年か経った後に「結婚式やっておけば良かった」と思う日が必ずやってきます。
ご両親だけでもいいのでご家族での結婚式で考えてみるのもいいかもしれません。
小さなチャペルで結婚式をして、ご家族と会食。
贅沢な時間、本来の結婚式の形です。
北海道や沖縄、軽井沢などでご両親と一緒に旅行をして、
挙式してお食事するという形の結婚式も増えてきています。
80人とか120人とかの規模が大きい結婚式は、
新型コロナウイルスのワクチンが出来ても開催は難しいと思われる今、
柔軟に考えを変えて結婚式に向き合う心が今問われています。
(掲載すべての写真と本文は一切関係ありません)
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