一昨日に「Brilliant Tiara」という会場にてご結婚式をされる新郎新婦さんから悲鳴のような連絡が。

会場を運営している会社が倒産してしまったそうなのです。

結婚式費用の一部、120万円も振り込んでいるようです。

 

他にも6組の新郎新婦さんが「どうしたらいいですか?」「目の前が真っ暗です」と真夜中にメールをされてきました。

苦しい心中が計り知れないです。

 

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株式会社Brilliaなど4社(2017/03/08)
結婚式場経営
結婚式場業者としては過去2番目の大型倒産
破産手続き開始決定受ける
TDB企業コード:530549139
負債98億円

(株)Brillia(資本金4億9560万2500円、渋谷区代々木4-31-6、代表高柳さおり氏)と、関係会社の(株)銀座プロジェクト(資本金500万円、中央区銀座1-8-19、同代表)、(株)ティアラクチュール六本木(資本金500万円、渋谷区代々木4-31-6、同代表)、(株)関西プロジェクト(資本金500万円、渋谷区代々木4-31-6、同代表)の計4社は、東京地裁へ自己破産を申請し、3月8日に破産手続き開始決定を受けた。 

 申請代理人は信國篤慶弁護士(千代田区丸の内2-6-1、森・濱田松本法律事務所、電話03-6213-8113)ほか。破産管財人は富永浩明弁護士(中央区銀座7-12-14、富永浩明法律事務所、電話03-3544-0381)。 

 (株)Brilliaは、2006年(平成18年)4月に設立。当初は兵庫県内の結婚式場を運営するほか、直営結婚式場のレストランや集会場の賃貸なども手がけていた。2009年5月には、現代表の高柳氏ら一部の経営陣が経営に携わっていた(株)トリプルエー〔旧・(株)ベルズ、2009年5月民事再生法適用申請〕より2施設の運営譲渡を受けていた。その後も銀座や表参道、名古屋にも式場をオープンしたほか、子会社2社でも式場を運営するなど業容を拡大。テレビ番組でも取り上げられるなど知名度も高く、2016年8月期には年売上高約65億1600万円を計上していた。 

 しかし、急速に事業を拡大する一方で、資金需要の増加から資金繰りがひっ迫。フリーキャッシュフローもマイナスが続くなかで、2016年には一部取引先に対する支払いにも支障を来たすようになっていた。余裕のない資金調達が続くなか、自社所有の式場売却などで凌いでいたものの、今年に入り金融機関に対する返済にも遅れが生じ、ここに来て自主再建を断念。一部事業を別会社に譲渡したうえで今回の措置となった。 

 (株)銀座プロジェクトは、2013年(平成25年)3月設立。(株)ティアラクチュール六本木は、2015年(平成27年)2月設立。(株)関西プロジェクトは、2013年(平成25年)3月設立。3社は結婚式場の運営などを手がけていたが、(株)Brilliaに連鎖した。 

 負債は(株)Brillia が約59億円、(株)銀座プロジェクトが約18億円、(株)ティアラクチュール六本木が約19億円で、(株)関西プロジェクトが約2億円、4社合計で約98億円。なお、負債額については今後変動する可能性がある。 

 なお、4社の負債合計は結婚式場業者として過去2番目の大型倒産となる。

 

http://www.tdb.co.jp/tosan/syosai/4273.html(帝国データバンクより引用)

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破産した会社の社長、Brilliaの代表取締役の高柳さおり氏は以前「株式会社Wedding Dreame」の社長をしていて、

この会場での契約者から消費生活相談員会に相談され是正勧告を受けるというような経営方法だったようです。

その他もここでは書けませんが色々あったようです。

今後も同じような事をして行くのだと思います、要注意です。

会場見学行く際は運営会社の社長の名前を見る癖をつけた方が良いかもしれません。

 

http://www.zenso.or.jp/dantaisoshou/moushiire/j_05.html

(公益社団法人 全国消費生活相談員協会より)

 

同じ社長がたくさんの会社を有していると言う事は、

一般的に売り上げが上がって会社を拡大していると見えるかも知れません。

でもどちらかというとそちらの面よりは、

銀行から1円でも多く融資を受けるためと、売り上げを分散した税金対策、

支払い遅延の悪評対策などの面の割合の方が多いです。

僕も同じ社長で広げている会社と以前取引がありましたが、上記なブラック要素が大きいことしかなかったですね。

子会社化して社長も別な会社は優良企業が多いですけどね。

 

元々この運営会社の会場は外部カメラマンが入れない会場だったので、

友人の結婚式でしか撮影はないのですが、友人として出席しても全体的なレベルが極めて低レベルだった記憶があります。

ドラクエで言えばスライムぐらいです、スライムベスではなくスライムぐらいです(‘A`)

 

キャパ以上のたくさんの件数を行っているので、控え室でゆっくりしている時間も無く控え室も狭かったり、

配膳サービスの人が少なくて、お料理が行き渡るのに時間がかかり、あたたかいお料理が冷めていたり。

会場の清掃も行き届いていなかったり、などなど。

何よりも疲労からか、何よりもプランナーさんやスタッフの目が死んでいたのが印象的でした。

 

結婚式をする人口が減っている現状、その中で結婚式場を拡大していく、

行っている結婚式運営がレベルの高いモノであれば売り上げも人気も上がっていくでしょうが、

銀座や表参道という立地でしかブランド力を高められないような会場では、

この倒産という結果は必然だったのかなと思います。

 

基本的に会社が倒産してしまうと倒産会社の借金は0で帳消し、
そして新郎新婦さんからいただいた金額も返金もしなくて良いということになります。
もちろん結婚式も執り行えません。
法的にお申し込み金や払込金など一切の返金も何もしなくても良いといったことになってしまうのです。
つまりは新郎新婦が払い込んだお金は現実的な話をいうとすべて帰ってこないと考えてもいいと思います。
お申し込み金の10万円、3月結婚式の方は払い込んでいたと思われる結婚式費用の全部は払い戻されません。
倒産、つまり破産とはそういうことなのです。

 

http://www7b.biglobe.ne.jp/~hasankanzai/

(Brilliaグループ 破産管財人のホームページ)

 

ちなみにこちらで結婚式をされる新郎新婦さんに倒産が告知されたのは先日の3月8日のこと。

これからの結婚式シーズン、この会場でお申し込みをされている人も多いことでしょう。

不安と不満でいっぱいの人も数多いと思います。

そんな中、別の運営会社の同名屋号の店舗で振り替え結婚式を行えることは行えるようです。

 

http://brilliant-ginza.com/wp/s-info

 

「Brilliant」とついていますが、倒産した会社とは別会社、
上記リンク記載では経営も資本も全く関係のない会社だそうです。
あくまで結婚式をする会場が倒産してしまったことにより、
新しく別会社が運営する同じ屋号の「Brilliant THE 銀座」(銀座四丁目)、
「Golden Jubilee」(六本木)で契約をして振り替え結婚式が出来ますよというご案内です。
同じBrilliantの屋号ですが、経営も資本も別の運営会社による「お客様救済」だそうです。

破産をした運営会社所有物件「Brilliant Tiara」(表参道)及び「Valldemossa銀座」(銀座一丁目)
では払い込んだ料金はほぼ返金されませんし、結婚式は執り行うのは出来ません。

新郎新婦:倒産して結婚式を執り行えない!→救済会社:別運営会社が経営している同名の屋号を持つ会場で行えます。
→新郎新婦:困っていたのを助けてくれてありがとう!→救済会社:ただ倒産した会社とは別会社なので新しく契約してもらいますし、救済措置で多少の割引はしますがいただくものはいただきます、倒産した会社とは別会社ですので。

新郎新婦:( ゚Д゚)?

 

というやや複雑な構図になります。会場名も同じ「Brilliant(ブリリアント)」がつくのでさらにややこしく。

 

救済の詳しい内容はわかりませんが、

金額的に考えると別会社の救済は、一見してとっても優しい救済措置に思えますが、

一般的に言えば、ただの囲い込みビジネスな事が多いです。

あくまで別会社なので、多少の割引はあるかとは思いますが、多少だとは思います。
払い込んだ120万円分割引してほしいと言っても、別会社なので難しいでしょう。
一見好意的な救済措置には見えますが、打ち合わせ内容すべて伝達&振り込んだ分全額割引でなければ、
あまりメリットはないと思うので、一度冷静になり別の会場を探した方が良いとは思います、良い会場は他にもっともっともっとありますから。

ブリリアント・ザ・ 銀座」(銀座四丁目)、「Golden Jubilee(ゴールデンジュビリー)」(六本木)

正直な所、振り替え会場の2つもゲストとして参加した経験上、

微妙というかアレな会場でしたので、

極めておすすめしませんという感じが正直な所です。

新会社に譲渡されてすぐ変われるものでもないでしょうし。

そもそも「私たち、破産した会社が1週間前まで所有していた会場で結婚式を挙げます」

って縁起悪いも甚だしいですからね。

 

また、すごいタイミングだなと思う事もあったり…。

この救済措置により結婚式を振り替える事が可能な二つの会場は、

元々倒産会社が所有していたもので、倒産直前に譲渡され運営を開始したのは倒産から約1週間前の2月28日。

何やら計画倒産のような、きな臭い香りもします。

 

会場で契約をして返金もされない、振り込んだお金も帰って来ない。

思っていた会場で結婚式が出来ない。

声にならないような計り知れない悲しみ。

該当会場でご結婚式の新郎新婦さん、ご家族の皆様の胸中をお察しいたします。

 

結婚式を生業としたビジネスは景気や営業指針によっても左右されてしまうものではありますが、

新郎新婦さんを売り上げを上げるためのものとしてしか見ていない会場が増えている昨今、

結婚式をされていくお二人がもっともっと減っていくのだろうなと思います。

それを助長しているのは結婚式場なのに、それを1mmも理解していない結婚式業界がいまここにあります。

 

持ち込みにお金を取るという浮き世離れした感覚や法外に値段が高いことよりも、

結婚式が価値があること、とても大切なことそういったことを発信していかないと、

このような心ない会場の倒産も珍しいことではなくなると思います。

 

小さな力ではありますが、僕もそんな幸せを広げられるようブログを毎日書いています。

結婚式っていいもの、結婚式はこういうこと、騙されないように。

もっと幸せの縁が広げられたらいいなと思いこれからも頑張ります。

だから大手会場さんも利権と売り上げファーストではなく、

新郎新婦さんの幸せファーストで頑張ってもらえばなと思いました。

 

 

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