「こんなご時世だから結婚式挙げる人はゼロでしょう?」
と言われることも多いですが、
緊急事態宣言化ではありますが、結婚式は行われています。
80名規模など大人数な結婚式は少ないですが、
ご家族のみとかお二人のみとかが多いですかね。
どの方も今の時期に結婚式をされる方は、
どうしても今しなければいけない方ばかりです。
新型コロナウイルス収束後すぐに単身で海外赴任しなければいけない方、
お父様の余命がいくばくかなど、様々な理由があります。
意の中の意を決して結婚式をされる方ですので、
僕もいつも以上の緊張感とプロとしての任務として使命感で撮影をしています。
手指消毒、マスク着用は当たり前ですが、
窓が開く会場では換気をお願いしたり、
感染対策が適当な会場には「他の会場ではこうやってましたよ」
なんて会場スタッフにソフトに助言をさせていただくことも多いです。
たった2〜3ヶ月で新型コロナウイルスによって、
個々が考える意識や社会情勢は大きく変わりました。
平成から令和の時代になるよりも、
大きく新しい時代になったと言っても過言ではないと思います。
大きく変わった新しい時代、たとえ新型コロナウイルス収束後でも、
マスクやソーシャルディスタンスなどの意識はこれからも深く根付くでしょう。
そんな中、たくさんの人と接する機会が多い、
結婚式のカメラマンもとても注意しなければいけないこと。
いったい何に注意するかといえば、
スマートフォン
をゲストから預かって記念写真を撮る時です。
結婚式で僕に「私のスマートフォンで記念写真撮って下さい」
といわれるゲストはごく当たり前に、日常的にいらっしゃます。
本来は自身の撮影のため、インフルエンザなどの感染症拡大防止のために、
契約上でお断りをして極力撮らない体制をしていましたが、
新郎新婦さんからお願いをされたときなどは、
あくまでサービスとして撮影することもありました。
ただこんなご時世ですのでゲストのカメラを預かっての撮影は、
2020年1月末のこれから感染拡大が疑われる段階から、
きっぱりと100%お断りをさせていただいていました。
それはスマートフォンを介して感染拡大が懸念されるためです。
色々なものを触ってから触れることの多いスマートフォン、
それをカメラマンに手渡して撮影してもらうわけです、
カメラマンは違う方のスマートフォンにたくさん触れます。
そこを介して感染拡大が広がることは簡単に想像が出来るからです。
「お客様のスマートフォンでは撮りません
」

ということは契約上でも口頭でも新郎新婦さんに事前に了承を得ているのですが、
感染者も少ない2月初めの頃は「なんで撮らないの? 仕事のうちでしょ?」
とダイレクトに文句を言って撮影を要求してくる方もいたり、
口で言わないまでも「撮ってくれて当たり前でしょ」
という表情をされている方もいました。
今となっては断っていたその理由はわかるでしょう。
僕は2月始めの時点で今のような感染者が増え、
今のような緊急事態宣言の状況化になることは想像はしていました。
けれど多くの人はどこ吹く風で
「自分は感染しない」「日本は大丈夫」という根拠のないバイアスで、
ニュースで流れる新型コロナウイルスの記事を、
対岸の火事のように見つめていただけだったの人も多かったのかなと思います。
それが顕著に見えたことがありました。
披露宴の始めに司会者さんが
「新型コロナウイルス拡散防止対策のためにゲストのスマートフォンやカメラで撮ることにより、
拡散してしまう恐れがあるため、プロカメラマンが預かっての撮影は行いません」
とアナウンスしたところ、
「カメラマン、サボりたいだけなんじゃない?」
ということが聞こえてきたことがありました。
そんなアナウンスをしているのにも関わらず僕が撮影したあとに、
「このスマホでも撮ってよ」と差し出すゲストもたくさんいました。
「こんなご時世ですので、僕のカメラで撮影した写真を新郎新婦さんから送りますので」
と丁重にお断りすると「えーケチなんですけど」と言われました。
この結婚式だけではなく、他の結婚式でもこんな調子の人たちを数多く見て、
こんな人たちの式が変わらない限り、
日本では新型コロナウイルスが収束するトンネルの先は遠く、
コロナウイルスによっても経済的にもモラルの破綻の意味でも、
終わってしまうのだろうなと感じました。
その結婚式から約3ヶ月経っていますがその思いは変わらずです。
そんな感染拡大の危惧していたスマートフォン
やはり感染拡大のツールとなってしまったようです。
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日頃dapandaさんが仰っていた、
スマホからのコロナ感染が今まさに、大分の医療センターで起こっているようです。
ドアノブや感染経路と思われるものは消毒除菌していたが、
タブレットを共有していた事が盲点だった…とニュースになっていました。
これを機に、dapandaさんへのスマホ撮影依頼者が無くなる事を願い、
共有させて頂きました。
そして、こういう所まで細心の注意を払って撮影されているdapandaさんのプロ意識、
危機管理は素晴らしいと改めてみなさんに知って頂きたいです。
これからも応援してます。
fumi238711 2020-04-08 20:15:08
●手すり・ドアノブ消毒は徹底したのに…大分の院内感染、盲点になった感染経路
(読売新聞より引用)
国立病院機構大分医療センター(大分市横田)で発生したとみられる新型コロナウイルスの集団院内感染は、電子カルテ入力に使うタブレット端末などの医療機器を介した接触感染が原因の一つとなった可能性があることが27日、県への取材で分かった。
https://www.yomiuri.co.jp/national/20200408-OYT1T50171/
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最前線の忙しい医療現場ではこうした事態は致し方ないですが、
結婚式の披露宴では感染拡大の注意は簡単にできるはずです。
そう感じたコメントでした、fumi238711さん教えて下さりありがとうございます。
やっぱり想定通りでした、悲しいことに想定通りでした。
一人一人の意識が変わらなければ新型コロナウイルスは収束しません。
今までと同じであれば状況は悪い方向しか進みません。
混迷している世界と日本を救うために、
ウイルスと命をかけて戦って下さっている医療従事者の皆様、
食や移動などのライフラインを維持して下さっている職業の皆様、
日々頭の下がる思いです、本当に感謝しかありません、
そんな皆様の心を裏切らないために買い物以外の外出は控えましょう。
ゴールデンウィークな上に天気が良いからと、
夏の虫みたいにフラフラ歩き回らないで下さい。
子供がいる方も同様です、事態をわきまえましょう緊急事態です。
運動不足を危惧するのであればラジオ体操でもしましょう。
仕事があるので致し方なく満員電車で通勤している方も多いですが、
何か方法を立ててできる限り家にいることをおすすめします。
働かないと生活がままならない、
というのが現実ですがなんとか緊急事態宣言解除予定の5月6日までは、
できる限り家にいましょう。
近い将来「緊急事態宣言が出てからズルでも良いから休んでおけば良かった。」
「会社の意向に沿って通勤なんてしていなければ良かった」と思う日が必ず来ます。
自分の命と家族の命は変わりのない無二のものです。
今一度よーく考えて人として後悔のないように自分の歩む方向を考えて下さい。
(掲載すべての写真と本文は一切関係ありません)
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ゼクシィに掲載をされました
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今まで20年間約1800組のカップルの結婚式を撮影してきました。
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よろしければ運営しているwebサイトのご紹介をさせていただいております、
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