【セキララ教師生活⑨】先生のしごとはどこまで? | TSUKI NO URAGAWA~月の裏側~

TSUKI NO URAGAWA~月の裏側~

シンガソングライター/元小学校教員(歴12年)
ヒーラー養成スクール校長/四柱推命鑑定士

起業1か月で月商7桁、2年目で年商8桁達成
1000名以上のカウンセリング、20名のヒーラー養成

どん底から大逆転!夢を叶え続ける30代のリアルを発信

まだまだ悲劇は終わらなかった。

 

 

  ウチのクラスの授業遅れてるようですが!

 

今度は席についている子のおうちからだった。

”授業の進みが悪い”との電話だった。

 

そりゃそうだ。

 

初任の仕事→朝練→教室へ来る→誰かが飛び出す→追いかける→対応

 

 

基本的に毎朝こんな感じだから、正直1時間目の授業を45分まるまる使えたことなんかほとんどなかった↓

 

それでもどうにか短縮して授業ができるように前日から工夫はしているもののそれでも”何の事件もない”クラスに比べられてしまったら、同じように授業を進めるのは至難の業である。

 

 

”小学校に入って初めての時期だからしかたないよね”

 

子どもからの話を聞いて、察してくれた保護者もいるが

 

せっかく学校にいるのに”待たされているだけ”の子どもや親からしたら不満が出てしまうのも仕方がない。

 

 

自分なりに一生懸命にやっていった。

だけどもいろんなところから、毎日弓矢が飛んでくる。

 

 

 

  集金がいつまでたっても集まらない

 

今は銀行引き落としが主流かな。

この時期はまだ集金袋での集金だった。

まあ、時々忘れたり遅れたりするのは誰にでもあるよね。

人間だもの。

 

ただ、ちょっとその割合が多すぎたゲッソリ

教材費の支払いに間に合わなければ担任が立て替えていた。

ただでさえお金なかったのに、本当にこんだけ働いてるのに自分のジャージが買えない事態が起きていた。

 

 

 

 

  督促も担任のしごと

 

連絡帳に書いても、電話をしても集金をもってきてくれない場合もあった。

いろいろな経済状況があるから、管理職にも相談しながら慎重に進めてはいたものの、自分も何回も立て替えていた。

 

こういう場合の督促も担任が行う。

 

放課後家庭訪問をしても、居留守をされてしまうこともあった。

管理職に相談しても、他にも優先される事件があり、中々進まなかった。

 

限られた時間の中で、連絡帳書いたり、電話をしてそれでも進まないからわざわざ出向いているのに、居留守をされてしまうのはさすがに理不尽だった。

 

さすがに立て替え金額も膨らんできてしまったので、わたしは考えた!

 

ドアが閉まったところにいくから居留守される!

空いてるときに行こう!と思い立ち

 

その子供と一緒に帰ることにした。往復40分自転車を押して。

そして”ただいま!”と子供が帰ったタイミングで、おうちの方に逢うことがようやくできたのだ・・・。