【セキララ教師生活⑦】教員間の上下関係と飲み会事情 | TSUKI NO URAGAWA~月の裏側~

TSUKI NO URAGAWA~月の裏側~

シンガソングライター/元小学校教員(歴12年)
ヒーラー養成スクール校長/四柱推命鑑定士

起業1か月で月商7桁、2年目で年商8桁達成
1000名以上のカウンセリング、20名のヒーラー養成

どん底から大逆転!夢を叶え続ける30代のリアルを発信

せっかく天国に行けて採用試験も受けたのに、採用されたのは180度真逆の世界だった。最終的な結果から言うと、先生たちとも楽しくすごせるようになったし、子どもたちともアツい日々を過ごせた。

 

でも一筋縄にはいかなかった。

正直書くのを躊躇しかけるところあるけど、思い切って書いていくよ。

 

 

上下関係の厳しい世界

 

なかなかハードな学校だったからこそ、実力派の先生たちばかりが集結していた。その地域、その学校特有の上下関係があって、まずそこにぶつかった。

 

 

  業務とは別の初任者の仕事

 

新入社員の仕事ってどこにいってもあると思う。

”これからお世話になるのでやらせてください!”

 

その根本理念もよくわかってる。

そして実際新しい場で分からないことを教えてくれるのは先輩方で、直接教えてもらったり、その姿を見て学ばせていただくからこそ前を見て進むことができる。

 

また自分がミスしてしまったときに、フォローしてもらったり、一緒に対応してもらうこともある。自分自身もその経験があるからこそ、今でも感謝は忘れていない。

 

ただ、個人的にはバランスが大事だと思う。

それから一人の教師が体験した初任者の仕事体験結果としてここに備忘録として記したい。

 

 

  わたしがやった初任のおしごと

 

 

 

毎朝先生方の机を拭く

 

もうやってる学校は少ないかと思うけれど、珍しくもないこと。お世話になる先生方が気持ちよく業務をしてもらうため、日ごろの感謝をすこしでも表現していくため行う。

ただ、自分の学校は地域でもマンモス校の部類で、先生は50~60名くらいいた。

(支援や補助などの先生も含めたらもっといた。)

この数を毎朝拭く。片手間でできるかというと、そうでもない。

 

しかもちょっといらっとするのが

 

 

ホコリ取り切れていない

 

と言われたから、念入りに拭くと、今度は

水ぶきだと張り付くから、書類の周りはふかないで

 

朝から気持ちよくやっても色んなこと言われるチーン

 

 

毎朝お湯沸かし

これは用務員さんにやっていただけばいいのでは?との声も上がっていたが、初任の自分が意見する隙もないまま、先輩たちの間で決まっていた。朝きたら、ポットの水を出して入れ替えるのだ。

 

 

毎朝グラウンドのライン引き

 

グラウンドも白い石灰のラインがないと、朝練も体育もできないよね。それを引くのが初任者の仕事だった。特に行事シーズンでなけば体育用のラインが引けていればいいが、行事シーズンになると何本ものラインを毎朝引く。

大きな学校の大きなグラウンドなので、一回ラインを引くと石灰の入れ替えも必要になる。米袋みたいな大きな袋になった石灰をラインカーに詰める。石灰がぶわっと飛び散る。わたしのジャージはいつも取り切れない石灰の粉がついていた。

 

 

 

1個ずつは大した仕事じゃないが・・・

 

 

70台の机拭き→湯沸かし→ライン引き

これを朝練前にやる

そして6時50分からの朝練にいく

 

これをやり遂げるために逆算すると

 

 

あさ5時50分に家を出る→通勤時間40分🚙

6時30分に学校到着→初任の仕事

6時50分→朝練指導

 

 

 

 

8時→朝の会

15時→子どもたち下校

放課後→会議、諸業務、事件対応

就業→23時

帰宅→24時

 

 

這いつくばってシャワー浴びてごはん口に詰め込んで寝る

 

・・・そしてまた朝がくる。

 

  飲み会は先輩の送り迎え

飲み会があるときは、近くに住む先生の送り迎えもお役目のひとつだった。

 

”送り迎えだけでしょ?”

と、思うかもしれないんだけど、もちろん飲み会中は先輩方への御酌。自分はオレンジジュースをのんで、先輩方の話を聞く。

 

一次会で終わるわけがない

とにかくアグレッシブ、エネルギッシュな人が多いので、1次会で終わるわけがない。

日付をまたぐときもある。

 

 

寄った先輩を抱えて送り届ける

あの、いっとくけど男性だよ。普通に重い。なのに酔っぱらって制御不能状態。駐車場まで連れていって車に乗せるのも重労働・・・ゲローゲローゲロー

駐車場に運ぶ→車に乗せる→家まで送る→車から担ぎ出す→自宅の中へ

 

・・・もはや肉体労働です昇天

 

 

ここまで終わって自分の家についたの朝の5時ってことも昇天

 

オレンジジュースのみでお酌をして、送迎しただけです昇天昇天昇天

 

 

 

こんな飲み会が多い時で週3回昇天昇天

”飲むだけでしょ?””サイコーじゃん!”まさかここまで書いて、そんなこと言う人いないよね昇天昇天昇天

 

え、まさかいないよね昇天昇天昇天

 

そしてもう一個いっておく

 

 

教師の飲み会は基本割り勘

オレンジジュースしか飲んでない!

お酌ばっかりでご飯も食べてない!

 

それでも

 

ガツガツ食べて、ガブガブ飲む

そんな人と金額は同じ!

 

けち臭いこというなよ!

 

って思うかもしれないけど、

駆け出しの給料も決して多いわけじゃない

この時20代後半で冠婚葬祭が相次いで

そこに断りの利かない毎週の飲み会

 

・・・これだけ一生懸命に働いていても、当時のわたしは新しいジャージを買うお金もなかった。

 

 

 

  さらなる誕生日の悲劇

 

 

学校の話なはずなのに、子供の話が一個もでてこない昇天昇天昇天

そして残念ながらこの内容も出てこない昇天昇天昇天

 

 

 

誕生日も飲み会昇天昇天昇天

この日は平日だった。学校全体の飲み会ではなく、若手の飲み会。

本来行くべきだったのは重々承知だった。

 

でもね、このときわたし・・・

 

誕生日直前に彼氏にフラれたの笑い泣き笑い泣き笑い泣き

本当にしんどかったから、すっごく楽しみにしていた誕生日。

まさかの直前にフラれるーーーー悲しい悲しい悲しい

もう心のやり場がなさすぎて・・・

 

いっそのこと飲み会に行っちゃえばよかったんだけど、

 

 

でも行ったらオレンジジュース飲んでお酌して

先輩担いで日付またいで帰宅

 

 

そんな誕生日いやだー笑い泣き笑い泣き笑い泣き

 

ありったけの勇気を振り絞って、企画した先輩に欠席の申し出をした。

自分の業務を終えて退勤。

飲み会は断れても、彼氏はいないし、予定があるわけでもない。

なんてことない時間をすごしてお風呂に入って日付がかわった。

 

 

寂しかった。

 

 

でも、飲み会に行ってお酌してオレンジジュース飲んでお腹を下すよりかはよっぽど幸せなんじゃないかと自分に言い聞かせた。

 

 

そうしてわたしは27歳になった。

その翌日

 

 

先輩から呼び出される

 

”先輩が企画してくれた飲み会を断るなんてなにやってるの”

 

何とか保っていた情緒も崩壊しそうになった。

でもね、他のことでも心はとっくに崩壊していて

 

悲しい気持ちも感じなかったし

涙も出てこなかった

 

 

ただただ、この学校にはどこにも居場所がないなと思った

でもだからといって、今のように”こうしていこう!”みたいな気力もなかった。

逃げ出す勇気もエネルギーもなく、なんとか一日をやりすごすだけだった。

 

 

・・・ここまで一個も子供の話でてきてないね!

この状態でも結構キツかったけど。

こんなもんじゃすまなかった昇天昇天昇天

 

つづく昇天​​​​​​​​​​​​​​