＜続＞悪夢の登山行法「開聞岳」登頂編

開聞岳登山道

石コロだらけ

根っこだらけ

つまり、

滑る

躓く

その繰り返し。

根っこに引っかかって大きく二度転倒。

膝を強打してしてのスタートとあいなりまして。

若干の余裕も、このあたり3合目まで。

＜登山道は2合目から始まっているのでわずか1合分登っただけ＞

吹き出す汗に、

上着を脱ぎ、

帽子もサングラスも外す。

ズクズク

ビショビショ

グチャグチャ

そして、登るにつれて、

石はだんだん大きくなって、

岩となる。

砂利

小石

石

大石

岩

大岩

巨岩

岩の間を進み、

岩の上を歩き、

岩をよじ登ることになる。

おまけに展望が開くポイントは僅か２箇所。

景色を愉しむことなく見つめるのは足元だけ。

ようやく海が見えて。

登っても、登っても、登っても、

頂上は見えてこない。

それでも、一歩一歩、足が前に出て行く不思議。

そのうち、頂上に辿りつくでしょうね…

で、結局5時間かかったという顛末。

つづきます。

やましたひでこ『悪夢の登山行法　〜開聞岳〜』

やましたひでこ『＜続・続＞悪夢の登山行法「開聞岳」山頂編』

やましたひでこ『＜続＆続・続＞悪夢の登山行法「開聞岳」下山編』

やましたひでこ『＜おしまい＞悪夢の登山行法「開聞岳」その後編』

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