
今回は、ヨガの本質である、
「心」「身体」「食事」
について、総合的にお伝えします。
数ある「ヨガ」のカテゴリーの中で、
私が最も大切にしているものの3つ。
それが
「心」「身体」「食事」
です。
この3つはとても深く関連しています。
例えば、現代病は、戦後、食生活が
急激に変わった事が、原因となって、
発症しているものが、とても多いです。
心・身体の不調は、食生活を正す事で、
元の正常な状態に、向かっていきます。
また、食生活の乱れも、身体を動かしたり、
心の持ち方を変える事によって、正しやすい。
全てが、繋がっているんですね。
ただ、人間は意志が強くないから、どれか
1つだけを正そうとしても、難しいのです。
心の不調を、心の持ち方だけで変えるのも、
身体の不調を、運動する事だけで変えるのも、
乱れた食生活を、無理に変えようとする事も。
中々、出来る事ではないんです。
そこで、他の要素を併用して、使うんですね。
心の持ち方と、正しい食べ方。
身体の使い方と、心の持ち方。
正しい食べ方と、身体の使い方。
どれか1つだけを実践するよりも、
圧倒的に相乗効果が出やすいです。
その1つ1つの大切さ、関連性。
双方を知る事で、実践する意欲が沸いてきます。
そして、3つを共に実践する事で、
更なる効果を、生み出していきます。
「心・食・動の総合ヨガ」
ヨガを行う上では、どれが欠けてもいけません。
明日のメルマガでは、総合して
実践する大切さを、配信します。
O 心が病んでいる
O 食生活が乱れている。
O 運動不足である。
どれか1つでも当てはまる方は、ぜひ参考にして下さい。
今、ヨガはブームを通り越して、文化となりつつあります。
現在、日本でヨガをしている人の数は100万人を超えていて、
「プライベートでヨガをしている」
という言葉を口にしても、不思議に思う人はいないでしょう。
それ程、一般的になったヨガですが、
それだけ国民に受け入れられるようになったのは、
つい最近のコトです。
ブームが始まったのは2003年。
きっかけはやはり、
アメリカのセレブ達が、生活の中に取り入れた
『パワーヨガ』 だと思います。
それまでは、
宗教的な要素が強いように思われていたヨガも、
イメージがガラリと変わり、
若い年代の方達にも受け入れられるようになりました。
武道家や、病気がちの方などが多かったヨガ行者も、
モデルや俳優・ダンサー等、ヨガをする人達の層までもが
広がったように思います。
一般的に広がっているのはやはり
「プラクティス」
と呼ばれる、身体を動かすヨガでしょう。
しかし、プラクティスというのはヨガのほんの一部でしかなく、
それ自体をヨガだと捉えてしまうと、
とてももったいないように思います。
ヨガをやる上での目標は、人それぞれだと思うのですが、
プラクティスだけを行って、スタイルを良く・又は維持する、
という事のみが目的であれば、
それ以上を深く考える必要はありません。
ですが、ここではあえて、
ヨガのカテゴリーの中から最も解りやすいと思われる、
『心』・『食』・『動』 の3つに触れてみます。
まず大まかに言うと、
現代人は何らかのカタチで病んでしまっている方が
とても多いように思います。
それは、全てが『心』・『食』・『動』 の乱れによって起こっています。
そして、その3つは連動しています。
『心』 ・・・ 仕事三昧で、気持ちがイライラする。
『食』 ・・・ だからストレスで食べ過ぎ(または飲み過ぎ)てしまった。
『動』 ・・・ 体重が増えて、動く気がしない。運動不足。
という風に。
これは、『心』・『食』・『動』 のどれか1つが乱れても、
他に支障をきたす、という事を表しています。
なので、ヨガではこの3つの全てを改善していくアプローチをとるわけです。
例えば、
『心』 ・・・ 物事の正しい心構えを知る。
『食』 ・・・ 身体に良くて、美味しい食事が何なのかを知る。
『動』 ・・・ 出来る範囲で良いので、身体を動かす。
これが毎日実践できているだけで、
世の中の病気は大半がなくなる、といっても過言ではないでしょう。
「そんな事、知っているよ!」
と言いたくなる人も多いのではないかと思います。
しかし、当たり前の事こそ実践するのは難しいのです。
なぜなら、自分自身が正しいと思っている事が、
思いっきり本質からずれている事が多く、
間違った世の中の常識を信じ込み、
病気になっている人が山ほどいるという
現代の事実があるからです。
知っておかなくてはいけないのは、『本当の情報』 です。
まず知っておいてほしいのですが、
世の中の病気のほとんどは、『食』 が原因です。
現代人はズバリ、『食べすぎや飲みすぎ』・『偏った食事』
をされている方が非常に多い。
なぜそうなってしまうのかという理由はたくさんありますが、
忙しい現代人は料理に手間ひまを掛けず、
効率のみを考えて食事をするという事や、
栄養バランスが掛けている味のみを重視した、
グルメ思考の食事をしている事が挙げられます。
お腹が空くと、ファーストフードなどを食べたくなる方は、
すぐにでも正した方が良い食生活だと言えます。
また、必死に栄養学を勉強している方でも、
戦後、アメリカから教え込まされた
栄養学を本気で信じ込んでしまっている方も多いです。
これはアメリカが戦後、余った小麦粉や牛乳などを、
日本人に取らせれば儲かるから、と
アメリカ式の新しい栄養学を日本人に植えつけたという事実を
知らない人が多い、という事です。
『肉や卵・乳製品などはたくさんとった方が良い。』
という栄養学は、間違いなくこれに当たります。
という事は、日本人にとって正しい食事とは何なのでしょうか。
それはズバリ 『日本食』 でしょう。
ご飯や味噌汁・野菜をベースとした、和食というのは
毎日食べていても飽きが来ません。
アトピーやうつ病などの現代の病も、
アメリカ式の食事が日本に入ってきてから莫大に増えた、
という事実を知るべきなのです。
次に、『動』 をみてみましょう。
身体を動かす事はとても大切です。
元気であり続けるために必要な事は、
1.『自分自身を支える筋力がある事』
2.『柔軟性がある事』
3.『血液の流れが良い事』
4.『体内に充分に酸素が行き届いている事』
です。
私が数ある運動の中でも何故、ヨガを推奨するのかというと、
上記のような効果を得るのに
『バランスが良い事』
が挙げられます。
他のスポーツももちろん素晴らしいのですが、
『勝つための動き』 や、『観せるための動き』
は、どうしても身体に偏りが出てしまいます。
しかし、身体自身にアプローチをしていくヨガは、
自分自身の歪みや捻れ・偏りを改善し、
本来、人としてあるべき状態に戻してくれます。
歪みや捻れ・偏りのないバランスの良い筋力がつくことで姿勢が正され、
胸の筋肉が開くことで呼吸が深くなり、気持ちも安定し、
柔軟性が増す事で、血流が良くなり、内臓が活発に働きだすようになり、
とても前向きな気持ちになれます。
そうする事で、『心』 も 『食』 も、正しやすくなります。
最後に 『心』 です。
上記には、『物事の正しい捉え方を知る』
と書きましたが、一番の土台にもっておくべき心は、
『感謝心』 だと思います。
世の中の、『不平・不満・不足・文句』 のほとんどが、
『自分の非ではなく、他人の非にばかり意識を向けている事』 や、
『今あるモノへの感謝心を忘れ、足りないモノにばかり意識を集めている』
事が挙げられます。
しかし、どんなに苦しい状況だとしても、
働く場所があるという事は幸せな事だし、
頂いたお金でご飯が食べられる、という事は
幸せな事ではないでしょうか。
そして、今、生きていられるという事自体が
素晴らしい事ではないでしょうか。
その思い自体が土台になければ、
全ての事が無意味になってしまうようにも思えます。
『今、生きていられる事』 や 『今、持っているモノ』
に感謝できる人は、全てにおいての捉え方が、
変わってきます。
その事を心の中心に置いた上で、
今、やっている仕事や私生活の全ての、
意味・意義・価値・目的・狙いを、
そして、そこに居る自分自身の
使命・役割を、真剣に考えてみて下さい。
きっと、世界が違って見えてきます。
『心』・『食』・『動』 のヨガを実践する事で、
本来の自分のあるべき姿が見えてくるのではないでしょうか。
答えの全てはきっと、自分自身の中にあるのです。
DANNY☆

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