1986年6月25日に発売された3枚目のアルバム、「ADVENTURE」(「全10曲」)。

こちらは「全曲」です。

 

(リンクのため、「別ウィンドウ」が開きます)

 

 

「収録曲」は、以下の通りです。

 

1.Overture

2.Adventure

3.もう逢えないかもしれない

4.波になりたい

5.Night Cruising

6.雨のRealize

7.赤い稲妻

8.Good Friend

9.Mystical Composer

10.Tomorrow

 

 

1.Overture (Instrumental)

 

2.Adventure

 

アルバムタイトル曲(リード曲)であるこの「Adventure」も、テレビ出演の際に歌われています。

 

 

3.もう逢えないかもしれない(シングル曲。1985年9月26日発売)

 

こちらも、「テレビ出演」の映像をどうぞ。

 

こちらは、シングルの「B面(カップリング)曲」、「アドレサンス(思春期)の週末」。

 

 

4.波になりたい

 

5.Night Cruising

 

6.雨のRealize

 

7.赤い稲妻

 

8.Good Friend

 

9.Mystical Composer

 

10.Tomorrow

 

 

 

 

このアルバム、および、「関連曲」(「シングル」など)は、こちらのBOX「LEGEND」に「すべて」収録されています。

 

 

基本、「シングルコレクション」ではありますが、一部、「アルバム」からの収録曲もあります(*「Nile in Blue」は、「諸般の事情」により、収録されていません)。

 

 

 

菊池桃子さん公式サイト

 

 

桃子さんも、現在、「アメブロ」にエントリーしています(上掲の「公式サイト」からも行くことが出来ます)。

 

 

これまでの記事

 

 

 

さて...

 

 

 

「5月4日」は、「永遠のアイドル」、菊池桃子さん(1968-)の「誕生日」でした。

 

 

 

今回は、1986年6月25日に発売となった、3rdアルバム、「ADVENTURE」を振り返ってみたいと思いますが...。

 

 

 

実は、昨年の、映画「アイドルを探せ」(1987)の記事にいただいたコメントに、私はこう書いていました。

 

 

 

...そしてまあ、こう言うのもなんですが、1986年6月25日に発売された3rdアルバム、「ADVENTURE」は、その前作、「TROPIC of CAPRICORN~南回帰線~」(1985年9月10日発売)と、次作「ESCAPE FROM DIMENSION」(1987年5月27日発売)の間に挟まれて、私個人としては、「あまり聴かない」というか、「何となく印象が薄い」といったイメージがあることも否定出来ません...。

 

 

 

当時は、「他の方面」(「旅行」や「シャンソン」など)や、あるいは、この年登場した「同級生アイドル」、西村知美さん(1970-)の方に「興味」が向いていたこともあって、「一時的に」、「ほんのわずか」ではありますが、桃子さんからは、「離れかけてもいた」頃でした。

 

 

(当時、西村知美さんは、桃子さんの「妹分」として「登場」しました。一緒に「テレビ出演」したりもしていたため、私も、桃子さんから、完全に離れることはありませんでした...)

 

 

 

(参考)「昨年」の記事

 

 

 

「コメント」にも書いている、前作アルバム「TROPIC of CAPRICORN~南回帰線~」(1985年9月10日発売)は、「シングル」で言うと、「卒業 -GRADUATION-」(1985年2月27日発売)の頃で、もちろん、この曲も含まれています(アルバムでも「トップナンバー」です)。

 

 

「本物のジェット機の操縦室で撮影された」というジャケット写真からも、「雄大な構想が感じられる」と、「当時の文献」にもあるこのアルバムは、「B面」(第6曲「Boy Friend」以降)が、ちょっとした「コンセプトアルバム」(「連作」)のような作りともなっていて、「ほの暗いサウンド」に乗せて、その「切ない想い」を歌っているのですが、「タイトル」にもあるように、「南半球」をテーマにもしていて、「旅情」すらかき立てられる、そうした作品でもあったのです。

 

 

そして当時は、2月の「日本武道館」公演での「大成功」、映画「テラ戦士Ψ(サイ)BOY」(1985年7月6日公開/東映)での「主演」など、まさに、「上昇気流の真っただ中」といった感じの頃でもありました...。

 

 

 

(参考)アルバム「TROPIC of CAPRICORN~南回帰線~」についての記事

 

 

(参考)映画「テラ戦士Ψ(サイ)BOY」についての記事

 

 

 

一方、「次作」である4thアルバム、「ESCAPE FROM DIMENSION」(1987年5月27日発売)は、「アイドル時代の後半」に発売されたアルバムであり、「スタイリッシュで都会的」なサウンドで、完全に、「大人の女性」を感じさせる作品ともなっていますが、当時公開となった映画、「アイドルを探せ」(1987年4月11日公開)(上掲の「昨年の記事」をご参照ください)を見ても分かるように、

 

 

 

まだ「大人」でもない、それでいて、まるっきり「子ども」でもない...。

 

 

 

本来、「そういった年頃」でもある、「19歳の姿」が、ありのまま映し出されている...

 

 

 

そんな作品でもありました。

 

 

 

(参考)アルバム「ESCAPE FROM DIMENSION」についての記事

 

 

 

今作、アルバム「ADVENTURE」(1986年6月25日発売)は、まさにその「中間地点」にあると言え、その「サウンド」も「内容」も、次第に「大人びてきた」という印象を感じる作品ですね。

 

 

そのため、「あの当時」には、逆にうまく、「理解が出来なかった」ということがあったのかも知れません。

 

 

「カワイくて、キャッチーで...」という作品を求めていた私と、その「成長」を感じさせたいという、「制作者サイド」との、「意識のかい離」が「あった」ということでしょう...。

 

 

 

実際に、現在、あらためて聴いてみると、「サウンド」はすでに、次作「ESCAPE FROM DIMENSION」を「予感」させるところがあって、桃子さんの「音楽プロデューサー」でもあった、林哲司さん(1949-)の「曲」、「編曲」とも、まさに「熟練」の域に入って来たことがよく分かります(8曲目「Good Friend」は、「当時」から「お気に入り」で、何となく「ヨーロピアン」...)。

 

 

「聴き込み」という点では「まだまだ全然ダメ」で、「TROPIC of CAPRICORN~南回帰線~」や、「ESCAPE FROM DIMENSION」ほどには、書くことは出来ないのですが、それでも、今回の「この機会」に聴き直すことが「出来た」ことは、本当に「幸い」だったと思います。

 

 

 

アルバム発売の「タイミング」の関係で、「名曲」でありながら、当時、「オリジナルアルバム」への収録がなかった、シングル、「Broken Sunset」(1986年2月13日発売)、および、「夏色片想い」(1986年5月14日発売)の、「A面」、「B面(カップリング曲)」を、あわせて載せておくことにしましょう。

 

 

「Broken Sunset」(本当に、「特に好きな曲」のひとつです!!)。

 

「テレビ出演」の映像もあります。

 

その「B面」、「EDEN OF GALAXY」。

 

「夏色片想い」。

 

こちらも、「テレビ出演」の映像があります。

 

その「B面」、「夜明けのSpeed Way」(何気に「気に入っている」曲でもあります。カッコイイ...!!)。

 

 

 

そして、かなりさかのぼりますが、「5月」ということで、「この曲」も載せておきましょう...。

 

 

この曲も、大変「お気に入り」です。

 

 

1stシングル、「青春のいじわる」(1984年4月21日発売)の「B面(カップリング曲)」...

 

「MAY SICK」。

 

 

 

それでは以下に、アルバム「ADVENTURE」の「タイトル(リード)曲」でもある、「Adventure」、および、本作に収録されている名曲(シングル曲)、「もう逢えないかもしれない」の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

(「もう逢えないかもしれない」という言葉は、私としては、極力「使いたくない」のですが、すでに「名曲」として、広く「認知」されてもいるので、この機会に載せておくことにいたします...)

 

 

 

 

ありがとうございました。

 

 

 

それではまた...。

 

 

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Adventure

 

Sunny days will come

雲の切れ間に セスナの影が大地をすべる

Sunny days will come

遥かに地平 かすむ未来を あなたは見てる Adventure

 

砂煙上げるジープ サバンナの風は魔力

 

忘れてた野性を求めて ただひとり飛び立つのね

 

見えない誘惑が あなたに囁いて

たどりつく オアシスの水は 生命(いのち)

 

Feeling should be fine

自然の声に時間の川の 深さをのぞく

Feeling should be fine

信じてるのね すべてが生きる 不思議な力 Adventure

 

蜃気楼招く果てに 灼熱の息吹き追って

 

遠い過去失くしかけていた 輝きをとり戻すの

 

砂嵐すぎれば 胸のおそれ消えて

降るような 星空に 神秘を知る Adventure

 

Searchin' for the wings

あなたのことを 守るつばさは 探せるかしら

Searchin' for the wings

こころ決めたの 今日から私 あなたの愛に Adventure

 

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もう逢えないかもしれない

 

日差しがひとつ弱まるたびに

ふたりの心も もろくなるね

 

草原ぬけてミモザの駅へ

あなたを送りに急ぐ

風と夕陽をつれて

 

そんな怒った顔を

はじめて見たわ

手も握れない 私

責めてるみたい

 

もう逢えないかもしれない

秋は旅人

あなたに枯れ葉の音がした

 

もう逢えないかもしれない

1度も好きと

言えずにごめんね

いま 風は走る

 

あなたの影をふまないように

離れて電車が来るのを待った

胸が一杯

 

クルミの枝にそっと

小さく彫った

あなたの名前 冬に

埋れてゆくね

 

もう逢えないかもしれない

風も旅人

ホームにゆれてるかすみ草

 

もう逢えないかもしれない

思い出だけが

心に重くて

ねえ 折れそうです

 

もう逢えないかもしれない

夢も旅人

木の葉が涙の海になる

 

もう逢えないかもしれない

1度も好きと

言えずにごめんね

ほら 風が止まる

 

(daniel-b=フランス専門)