今回の記事は、やはり昨年の「桃子さんの誕生日」に向けて書いた記事を「リブログ」して書いています。

 

桃子さん「10枚目」のシングル、「アイドルを探せ」(1987年3月25日発売)は、自身が「主演」した、同名映画の「主題歌」です。

 

シングル発売の「CM」映像が残っていました。

 

 

(リンク)こちらは、「映画本編映像」を使用した「MV」です。

 

 

(リンク)この映画を「見てみたい」という方は、こちらをどうぞ...。

 

 

 

この作品を「見ることが出来る」商品と言えば、もはやこれくらいしかなかったのですが...。

 

(やはり、「鷺巣詩郎」氏と何かあったんかいな...)

 

 

(リンク)こんな映像も見つけました!! (「超貴重」!!)

 

 

シングルのカップリング曲「Ivory Coast」。この曲も、「名作」として記憶に残るものです。

 

「Ivory Coast(象牙海岸)」とは、つまり、アフリカの「コートジボワール(Cote d'Ivoire)(共和国)」のことですね。

 

この曲のアレンジは、あの久石譲さん(1950-)です。

 

こちらも「懐かしい」、大変「貴重」な、CMの映像が出て来ました!!

 

 

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さて、「5月4日」は、何と言っても、「永遠のアイドル」、菊池桃子さん(1968-)の「誕生日」です!!

 

 

「昨年の記事」より、テーマを「独立」して書いていますが、やはり「書く」からには、「それなり」のネタは「必要」でしょう。

 

 

その「昨年の記事」を「リブログ」して、「今回の記事」も書いているのですが、昨年も書いていたように、私は、桃子さんが「出演」した「映画」も収録されている、「プレミアムコレクション」という「豪華CD+DVD-BOX」を、「第1弾」である「LEGEND」(2003年3月3日発売)に加え、「第2弾」の「BRAND」(2003年6月25日発売。上掲参照)までも持っているのです!!

 

 

 

「こ~んなお宝」を、「有効活用」しない手はないでしょう...。

 

 

 

第1弾「LEGEND」は、「現在」でも「入手が可能」です。

 

 

 

昨年紹介している、映画「テラ戦士Ψ(サイ)BOY」(1985年7月6日公開)は、その「第1弾」のBOX、「LEGEND」に収録されていましたが、「今回」は...。

 

 

1987年4月11日公開の映画、「アイドルを探せ」!!...

 

 

...「アイドルを探せ」と言っても、さらに「上」の世代の方が口にする、「こちらの曲」のことではありません...。

 

 

シルヴィ・ヴァルタン(1944-)の「代表作」のひとつでもある、この、「世界的な大ヒット曲」、「la plus belle pour aller danser」(1963)(原題は、「踊りに行くのに最も美しいのは」という意味)...。

 

 

もっとも、この曲も、シルヴィ・ヴァルタンが「本人役」で出演した「アイドル映画」の「主題歌」であり(しかも、桃子さんと同じく、当時「19歳」!!)、映画そのもののタイトルも、ズバリ、「Cherchez l'idole(アイドルを探せ)」なのですから、「共通点」として挙げても、「悪くはない」でしょう...。

 

また、「この曲」の「詞」を書いた、フランス・シャンソン界の「偉大なるレジェンド」、シャルル・アズナヴール(1924-2018)も、「5月22日」が「誕生日」なのですから、ここで触れるのも、あながち、「間違いではない」かも知れません...。

 

 

 

というわけで、あらためて、菊池桃子さん主演の映画、「アイドルを探せ」についてですが、この作品は、少女向けマンガ雑誌「mimi」(講談社。現在は「休刊」ですが、たとえば、鈴木由美子先生の「白鳥麗子でございます!」も、この雑誌で連載されていた作品です)に1984年から、87年まで連載されていた、吉田まゆみ先生(1954-)による「同名作品」を「実写映画化」したものです。

 

 

「当然のこと」ながら、出演者も「当時」を「反映」している人たちばかりで、中には、「あっ」と驚くような人もいます...。

 

 

「ストーリー」は、「若い男女」の、それぞれの「恋愛模様」を描いた、「王道のラブストーリー」であり、「それ以上」のものでもありませんが、みなさん、とても「生き生き」としていて、とても「フォトジェニック」(今で言う、「映え」...笑)な印象を受ける作品だと思います。

 

 

桃子さんが演じるのは、高校を卒業したばかりで、4月からは「憧れの女子大生」という、主人公、「藤谷知香子(チカ)」。

 

 

「卒業の記念」として、「グアム」への「ひとり旅」を決行したチカでしたが、「新たな出会い」に、胸を膨らませてもいました...。

 

 

機内で「隣り合わせ」となった、「爽やか」な青年、「岩田晃佑(いわたこうすけ)」(演:竹本孝之)。そして、その晃佑の「大学の後輩」で、チカにとっては「中学の先輩」(「幼なじみ」という設定も...)に当たる、永江淳一(演:池田政典)も、偶然乗り合わせていて...。

 

 

ホテルで「同室」となった「竹原千明」(演:武田久美子)は、実は「バスガイド」ながら、やはり「恋の相手」を探すため、「女子大生」と偽って、「ツアー」に「参加」していました...。

 

 

その千明は、さっそく「谷沢等」(演:米山善吉)という「自称大学生」と出会いますが...。

 

 

「大学」にて、「部活動(サークル)」を探していると、「甘露路恵(かんろじめぐみ)」(演:伊藤かずえ)とも知り合い...。

 

 

アパートで「一人暮らし」を始めたチカは、大家の息子で「高校3年生」、「野々原誠」(演:野々村真)にも声を掛けられますが、そんな中、「千明」も「恵」も「同じアパート」だということが分かって...。

 

 

というのが、「登場人物紹介」を兼ねた「プロローグ」の部分ですが、この「男女7人」を中心とした、まさに「恋物語」であり、「群像劇」です(んっ...どこかで聞いたような...?)。

 

 

岩田晃佑を演じられた竹本孝之さん(1965-)は、あだち充先生(1951-)原作のテレビドラマ(実写)、「陽あたり良好!」(1982年。日本テレビ系)の主人公、「高杉勇作」役でも知っていましたし(実は当時、「かすみ」役の伊藤さやかさんが「好き」でした...)、私自身、「カッコイイ!!」と思っていました。

 

 

竹本孝之さんは、「歌手」としても有名で、1986、87年に、自身が主演した、テレビドラマ「まんが道」、「まんが道・青春篇」(いずれも「NHK」。藤子不二雄先生の「自伝」的マンガ作品が「原作」)の主題歌、「HOLD YOUR LAST CHANCE」(「オリジナル」は、長渕剛さんの作品)も歌っています。

 

 

今回、久しぶりに竹本孝之さんを見ていたら、ジャン=ジャック・ゴールドマン(1951-)に、何となく似ているような...(特に「口もと」...「目もと」も...かな?...笑)。

 

でも、「近年」の、「ひげを生やした」姿は、ルノー・アンソン(1963-)にも少し「似ている」かも...。

 

こちらは、ジャン=ジャック・ゴールドマンの「代表作」のひとつ、「je marche seul "俺はひとりで歩く"」(1985)。

 

 

その竹本孝之さんの演じられた晃佑は、とても「優しく」て、本当に「いいやつ」なのですが、そのために、結局、「チカとは結ばれることがなかった」(この映画の「範囲内」では...)というのが、何とも「皮肉」で、少し「かわいそう」だとも思いました...。

 

 

チカは、「中学時代」には「憧れ」だった「先輩」で、「イケない人(プレイボーイ)」である永江淳一に惹かれて、「交際」を始めるのですが、この永江淳一を演じられた池田政典さん(1966-)も、「俳優」で「歌手」、さらには「声優」(アニメ版「るろ剣」の「志々雄真実」役はこの人!!)としても「有名」ですよね。

 

 

武田久美子さん(1968-)の演じられた千明は、「バスガイド」であることを隠して、こちらもまた「不器用」な谷沢等と「交際」を始めるのですが、実は、お互い「不器用」ながらも、最終的に「うまくいった(結ばれた)カップル」は、「この二人」だけなのです!!

 

それを思うと、やはり胸が「熱く」もなりますが、その「谷沢等」を演じられた、米山善吉さん(1963-, 現在は「引退」)、「遠目」で見ると、ちょっと松山ケンイチさん(1985-)にも「似ている」ような...(特に「横顔」...)(こんなんばっかりでスイマセン...笑)。

 

 

伊藤かずえさん(1966-)の演じられた甘露路恵は「マンガ家志望」で、いわゆる「メガネっ子」。

 

 

「ずっと女子校だったから、大学だけは共学行きたかったけれど、また女ばっかりの短大で...だから私、しばらく暗いかもしれないけど、気にしないでください...」

 

と、「田舎なまり」で話しますが、「でも、根は明るいんです、私...」とも付け加えて、なかなか「面白い」キャラクター...。

 

 

そんな伊藤かずえさんも、最近、愛車「シーマ」の話題などで、ずいぶんと久しぶりに、その姿を見る機会もありましたが、それこそ、何だか、「スターマニア」の「マリー=ジャンヌ」役でも「有名」な、モラーヌ(1960-2018)に「似て来た」かな、と...(ちなみに、前出のルノー・アンソンは、その相手役、「ジギィ」を演じていました...)。

 

 

モラーヌの歌う、「マリー=ジャンヌ」を「代表」するナンバー、「la complainte de la serveuse automate "(自動)ウェイトレスの嘆き"」。

 

こちらは、「2014年」の映像ですから、「似たような年齢」での「比較」となりますが...どうでしょうか。

 

 

(ちなみに、「5月7日」が、モラーヌの「命日」となります。

本当に、「突然の訃報」でした...)

 

 

 

劇中に出て来た「小ネタ」と言えば、晃佑が故郷に「帰る」という場面...。

 

 

「商店主」である、晃佑の父親が「入院」したという報せを聞いて、「店を手伝うため」に「帰らなくてはならない」ということでしたが...。

 

「大学」も「中退」して、「翌朝の始発で帰る」と、野々村真さん(1964-)演じる、「大家の息子」、誠に告げる晃佑...。

 

誠も、チカに「想い」を寄せているだけに、「穏やか」ではいられません...(「実年齢」では、桃子さんや、竹本さんよりも「年上」なのに、「高校3年生」という、「年下」の役...)。

 

 

そこで「登場」したのが、「予想」通り(笑)、新宿駅発の「183系」特急「あずさ」(「7時ちょうど」発の、大糸線「南小谷(みなみおたり)」行き「1号」)...。

 

 

そして、狩人の歌った名曲、「あずさ2号」を、千明と恵とともに歌いながら「マンガ」を描いているチカ...。

 

ここが、「ストーリー上の分岐点」ともなってしまいましたね...。

 

チカが、ここで「考え」を変えていれば...。

 

 

(ちなみに、この「あずさ2号」は、現在のように、「下り列車」が「奇数」、「上り列車」が「偶数」の号数になる以前の、1977年に発表された曲で、「改正後」の呼び方で言うと、「あずさ3号」となります。また、この映画が公開となった「1987年4月」に、ちょうど、「JR」が「スタート」したところで、「ロケ時」はまだ、「国鉄(JNR)」の時代でした)

 

 

恵は、「出版社」に、その「自作」のマンガを持ち込むも「失敗」し...。

 

 

その後、晃佑からハガキをもらったチカは、「晃佑の家(商店)」を訪ねることにし、恵も「ついて行く」ことになりましたが(「小淵沢駅」下車って、えらい「具体的」な場所やな...笑)、あいにく、晃佑は「留守」でした...。

 

帰る「間際」になって、ホームに晃佑が駆けつけ、「間に合った」のは「間に合った」のですが、その表情が一瞬「翳り」を見せ、後ろ姿も、とても「寂しそう」だったのは、とても「印象」に残りました。そして...。

 

 

チカは、永江淳一と、「さらに関係を深めたい」と考えますが、そこに突然、「兄」の靖夫(演:何と、「杉山清貴さん」です!! 「特別出演」!!)が現われ、とんだ「水入り」となってしまいました。

 

 

さらにチカのもとに、晃佑の店で出会った女性、「堀笑子(ほりえみこ)」(演:森口瑤子)まで現われ、そこへ晃佑もやって来て、みんなを巻き込んでの、ちょっとした「修羅場」ともなりますが、晃佑は、何とかその場を収めて、笑子とともに帰って行きました...(ああ...何とも「幸薄い」様子...「痛々し過ぎ」て、ちょっと...)。

 

 

大変な「衝撃」を受け、ひとり寂しく、去って行くチカ...。

 

 

その「後ろ姿」もまた、とても「印象的」でした。

 

 

 

このシーンで、「私だってまだ子どもよ...」と、誠に告げたチカは、

 

 

「大人の女は、きっと、心の傷を化粧で隠して生きてるんでしょ?」

 

 

と、心の中でつぶやきながら、再び、「覚悟」を決め、雨の降るなか、淳一のもとを訪れたのです...が、そこで「目にした」のは...。

 

 

その「結末」は、「ありがち」とは思いつつも、とても「残酷」で見ていられない感じもしました。

 

 

「ガウン姿」のまま、バイクで後を追った淳一でしたが、彼の放った、「心ないひと言」が「決定打」ともなって、チカは、「平手」を浴びせて、その場から、逃げるように走り去っていったのでした....。

 

 

私自身、この作品を見たのは、やはり、これでようやく「2回目」くらいでしたが、その後、半ば「茫然」として、淳一が口にした「最後のセリフ」だけは、ずっと頭に残っていて、離れることがありませんでした。それは...

 

 

「オレ..."謝り方"知らないんだよ...」

 

 

 

まあ、それでも「ひと晩泣き通して、また立ち直る」...。

 

 

「若い」って本当に素晴らしいですね。

 

 

まだ「大人」でもない、それでいて、まるっきり「子ども」でもない...。

 

 

現在、「18歳成人」も「スタート」しましたけれど、「19歳」って、本来、「そういった年頃」じゃなかったですかね。

 

やたら「じじくさい」言い方かも知れませんけれども、この映画を見て、あらためてそう思いました...。

 

 

 

さて、そんな桃子さんも、昨年7月、「サブスク全曲解禁」を「発表」されました。

 

 

「名曲ばかり」です!!

 

「興味」のある方は、ぜひどうぞ!!

 

 

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ちなみに、「5月6日」は、やはりアイドル、増田未亜さん(1972-)の「誕生日」です...が!!

 

 

ここに来てようやく!! 「この曲」がアップされました!!

 

 

名曲、「優しいソレイユ」(「8thシングル」1991年1月1日発売)のカップリング曲、「ティンカーベルは待ちきれない」!!

 

 

(ああ、酎介さん...)

 

 

以下に、桃子さんによる今回の映画の「主題歌」、「アイドルを探せ」と、そのシングルの「カップリング曲」でもあった、「Ivory Coast」両曲の歌詞を載せておくことにいたしましょう。

 

 

曲はやはり、林哲司さん(1949-)の手によりますが、「この頃」になると、歌詞は、売野雅勇さん(うりのまさお)(1951-)が書くようになっています。

 

 

また、冒頭にも書いている通り、「Ivory Coast」の編曲は、あの久石譲さん(1950-)の手によるものです。

 

 

ありがとうございました。

 

 

それではまた...。

 

 

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アイドルを探せ

 

銀河の片隅(すみ)で息をひそめて

名もない星を探してるあなた

街を見降ろす天文台は

夢にいちばん近い駅なのね...

横顔まぶしい

 

空巡る神秘が描く

レヴュー祈るように見とれる

夏の日の少年のまま

ねえずっと生きていってね

 

夢映す瞳が翳らないよう

代わりになり傷つきたく思う...

 

最後に出逢うひとだといいな

後ろ姿にささやいてみたの

 

いちばん小さな星をあげるよ

探し出してね

運命が伏せた奇跡のカードよ

 

夜が明けてく空を見ると

なぜ懐かしくなるのかな...

もう記憶から消えた日に

この生命棲んでたからね

 

長い眠りを解いたのは誰

風のようなあなたに逢うためね

 

最後に出逢うひとだといいな

あたたかな瞳で微笑ってるひとが

 

いちばん小さな星を見つけて...

あなたの夢で呼吸(いき)をしていたい

時間が消えても...

 

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Ivory Coast

 

金色のサバンナが

夕映えに燃える頃

遠い日は海だった

サハラから熱風(かぜ)が届くよ...と

 

夢見る瞳が語る

文字指先でふれた

 

Cote D'Ivoire

同じ夢遠くで見てるわ

Cote D'Ivoire

星空を祈りが静かに

サファリへ飛ぶとき

次に生まれたら

あなたになりたい

 

海流の地図広げ

あなたまで愛を届けたい

 

瞳を閉じてつないだ手を

ねえ放さないでいて

 

Cote D'Ivoire

湖をピンクに染めてる

Cote D'Ivoire

鳥たちが私にも見える

叶うことですか

次に生まれたら

あなたになりたい

 

(daniel-b=フランス専門)