旅GOポルトガル編⑦リスボン・・・919
・・・さて、旅もいよいよ大詰め!
これまでの旅は、以下の通り・・・
「旅GO」ポルトガル編①<ポルト>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11470811107.html
「旅GO」ポルトガル編②<サンティアゴ・デ・コンポステーラ>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11472617899.html
「旅GO」ポルトガル編③<コインブラ>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11481849339.html
「旅GO」ポルトガル編④<ファティマ&ナザレ>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11487053286.html
「旅GO」ポルトガル編⑤<オビドス>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11503732414.html
「旅GO」ポルトガル編⑥<ロカ岬~リスボン>
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11507058084.html
・・・最終日は、リスボンの市内を巡る。
まずはベレン地区から、
世界遺産に指定された「ジェロニモス修道院」と「ベレンの塔」は、
リスボン南端のテージョ川に沿った、ベレン地区にある。
<ベレンの塔(世界遺産)>
下部は船、上部は城をモチーフに
マヌエル様式で造られたリスボンの港を守る要塞。
白い優美な外観から「テージョ川の貴婦人」と呼ばれる。
小さいながらも砲台を備え、要塞としての役割を果たしていたらしい・・・。
<ジェロニモス修道院(世界遺産)>
エンリケ航海王子とヴァスコ・ダ・ガマの偉業を称え、
新天地を開拓する航海の安全を祈願して、
マヌエル1世が約1世紀をかけて完成させた
ポルトガル海洋王国の記念碑。
(外観) 石灰石で出来た白亜の宮殿
(内部) サンタ・マリア教会の祭壇 バスコダ・ガマの棺
石灰石を使った回廊の柱の、細部にまで行き届いた彫刻は圧巻である。
マニュエル1世が、バスコ・ダ・ガマの海外遠征で得た巨万の富を費やして建てたという
修道院は、なるほど荘厳で、その規模と優美で華やかさは、
マヌエル様式の最高傑作と称される。
<発見のモニュメント>
大航海時代に活躍したキャラベル船の船首を模ったもの、
ポルトガル栄光時代へのロマン思想を表している
エンリケ航海王子を先頭に、
探検家、天文学者、地理学者、科学者、芸術家、航海士、宣教師など、
30名のポルトガル人の像がある。
後ろから2人目は、フランシスコ・ザビエル
楽しみにしていたモニュメントは、近づき過ぎると全体像がつかめず、
離れ過ぎると、像の表情が分からず、カメラの被写体として意外と難しい・・・。
航海の航路を示す世界地図のモザイクがある。
<アルファマ地区>
リスボンの東にある古くから開けた地区。
迷路のような細い路地に、庶民の生活を肌で感じられる。
昔ながらのリスボンの生活を垣間見れそうな路地裏の風景
実は、前日の夜「ファド」を聞きに来たのが、この「アルファマ地区」であったが、
昼間と夜の表情は、まったく違って見えた。
<最後の昼食>
エドワード7世公園の近くのレストランで、
ポルトガルでは一般的な、じゃがいもとキャベツを煮込んだ「カルドベルデ」と、
シンプルな「イカのソテー」
<ケーブルカー>
坂道の多いリスボンでケーブルカーは、名物。
バイロ・アルト(高い地域)地区にある展望台を目指し、
バイシャ(低い地域)地区からグロリア線のケーブルカーに乗る。
停車中のケーブルカーには、誰も乗っておらず運転手の姿さえ無い。
ガイドブックには市民の足とあったが(グロリア線が、たまたまそうだったのか・・・?)
利用者はほとんど、旅行者のようで・・・、あっと言う間にバイロ・アルトの終点に・・・。
<サン・ペドロ・デ・アルカンタラ展望台>
バイロ・アルト地区にある、
リスボン市街とサン・ジョルジェ城を一望できる夕景のスポットとして有名。
・・・実は、
日本では馴染みのある「消臭力」のCMで、
ミゲル君が歌っていた展望台だと言う事を、
この地を訪れるまで、知らなかった。
・・・もちろん、口ずさんでみる 「しょう~しゅう~りき~~~」
夕暮れ時の街並みは、より一層美しいらしいが、
訪れた時間帯と天候のためか、
人影は少なく、ひっそりとした印象をうけた。
<サン・ロケ教会>
16世紀初めに建造された、イエスズ会の教会。
1584年、日本の天正遣欧少年使節団が滞在した教会として知られる。
外観に比べ、内部は豪華絢爛。
豪華な装飾は、バロックやロココの影響を受けたと言われている。
それにしても、たまたま雨宿りにと入った教会・・・「サン・ロケ教会」と気付いたのは、
中に入り、この豪華絢爛な装飾に目を奪われたあとだった。
<サンタ・ジェスタのエレベーター>
高さ45mの木製のエレベーター
展望デッキからリスボンの街並みを一望する。
展望デッキからは、バイロアルト地区(高い地域)にも繋がっており、
折角なので市街地を散策しながらバイシャ地区(低い地域)を目指すと、
色んな表情の坂道に、出くわす事が出来た。
<ロシオ広場>
別名「ドン・ペドロ4世広場」。
バイシャ地区にある、リスボンの「へそ」と言わる公共の広場。
広場の周囲は18・19世紀の建築物と、
カフェや商店などが立ち並び、市民たちの憩いの場になっている。
人気のカフェ「PASTELARIA SUIÇA」 チョコレート・ムースでコーヒーブレイク。
最終日の小雨降る中、見どころを見逃すまいと、隈なく歩き回り、
広場のカフェで、ホッと、一息・・・。
マリア2世国立劇場
<レスタウラドーレス広場>
1640年スペインからの独立を記念したオベリスクが立つ。
レスタウラドーレスとは、「元に戻す」と言う意味。
滞在中、天候に恵まれた旅も・・・最終日は、小雨交じりの曇り空。
充分に堪能した満足感と、少しの名残惜しさを感じながら、
この地に別れを告げた。
大航海時代の先駆者となり、
ヨーロッパで、最も早く日本と関わり、
南蛮文化をもたらしたポルトガルとは、どんな国なのか・・・
そんな興味から始まった旅でもあったが、
実際、この国を巡るにつけ、
その歴史にとどまらず、食や芸術や文化など、
そこかしこで日本との繋がりを深く感じる事が出来た。
かつて栄華を誇った
ドラマチックな歴史の面影を残しながらも、
素朴な懐かしさと、浪漫に溢れた
魅力的な国・・・
これが僕の感じたポルトガルである。
・・・そしてなにより、
旅慣れた人達との出会いが、
繋がりを求めたこの旅を、
より一層、有意義にさせてくれた。
・・・完。
<リニューアルしました>
<リニューアルしました>