旅GO!ポルトガル編②・・・893
3日目、
ポルトからキリスト教三大聖地の一つ、サンティアゴ・デ・コンポステーラへ向かう。
この地はスペインの北に位置するが、
ポルトガルからの方が入りやすく、国境を越える事になる。
国境と言えど、これよりスペインと言う立て看板があるだけで、
イミグレーション等のチェックは無い。
※サンティアゴ・デ・コンポステーラとは?
9世紀初頭、キリスト12使徒のひとりであるヤコブの墓が発見され
それを記念して大聖堂が建てられた。
ローマ、エルサレムと並ぶキリスト教3大聖地の一つで、
各地からの巡礼者が絶えない。
<歓喜の丘>
旧市街から5kmほど手前で、
モンテ・ド・ゴッソと言う丘に立ち寄る。
巡礼者がここで初めて大聖堂の尖塔を望めることから「歓喜の丘」と呼ばれている。
大聖堂に到着前に、先ずは腹ごしらえ・・・
昼食は、<スペインはガリシア地方の料理>
「RESTAURUTE MARISQUERIA」 おっぱいパン
「タコのガリシア風」 「メルルーサのガリシア風」
特に「タコのガリシア風」は、大好きな味付け・・・
今回の旅の中で、最も美味しかったと思える料理が
ポルトガル料理ではなく、スペイン料理だったのは、ちょっと皮肉である。
途中、旧市街と大聖堂が望める
絶好のビュースポット<アラメダ公園>がある。
公園のベンチから、旧市街と大聖堂 お嬢さん、ご一緒に・・・
<旧市街の巡礼路>
巡礼路の両サイドには、お店が立ち並ぶが、
雨のせいか、何となくひっそりとしている感じ。
いよいよ、カテドラル(大聖堂)へ、
正面が工事中のため、裏手よりの入場。
アーチを潜って裏手より回り込む感じ・・・ 大聖堂裏のキンタナ広場
聖ヤコブ像 通り抜ければ大聖堂のある広場へ・・・
<サンティアゴ・デ・コンポステーラ大聖堂>
さっきまで、小雨が、、見る見る青空へ・・・
多くの巡礼者を迎え入れてきた大聖堂に、
歴史の重みと荘厳な迫力を感じる。
<中央祭壇>
黄金に輝く中央祭壇には、聖ヤコブ像がある。
<天井からの香炉>
中央祭壇の天井からぶら下がっている香炉(分かりずらいが、中央下部)は、
巡礼者を清めるため(臭い消しとも・・・)のもの。
<抱きつきヤコブ>
黄金に輝くヤコブ像は、裏手の階段を上がり
後ろから抱きつけば、願い事が叶うと言われる。
3回も抱きついた僕は、ちょっと欲張り過ぎかな~?!
<栄光の門>
巡礼者は右手を当てて、旅の無事を報告するが、
大理石の柱がすり減ってしまうと言う理由から、
現在は中止となり、柵で囲われている。
・・・が、試しに手を伸ばしてみると、「届いた~!」
<ホテル パラドール>
オブラドイロ広場にある5つ星のホテル。 内部はシック&エレガンス。
<逆光の大聖堂>
幻想的な感じがプラスされて・・・更に神々しく・・・。
現在、サンティアゴ・デ・コンポステーラを目指す巡礼者は毎年数万人に上ると言う。
中世の時代には馬やロバを使う人もいたらしいが、巡礼者のそのほとんどが徒歩。
車や鉄道、バスでの移動もできるが、巡礼路は線路や国道に沿っていない道も多く、
更に、巡礼証明書(コンポステラーノ)がもらえる人は、
徒歩で100km以上、自転車で200km以上と言う条件がある。
ポルトからバスで悠々と辿りついた僕でさえ、その重みと迫力を感じた程であるから、
何日もかけたどり着いた巡礼者たちの思いは、計り知れず、
最終巡礼の聖地サンティアゴ・で・コンポステーラに
それらを迎え入れるに相応しい荘厳さと、神々しいオーラを感じざるを得なかった。
※日本との繋がり
巡礼路のうちスペイン国内の道は、
1993年 に「サンティアゴ・デ・コンポステーラの巡礼路」としてユネスコ の世界遺産 に登録された。
紀伊山地の霊場と参詣道 と並び、世界でも珍しい道の世界遺産としても知られており、
和歌山県とガリシア州とは永続的な友好関係を確立するため、
正式に両古道の姉妹道提携を1998年に締結した。
★旅GO!ポルトガル編①のブログ
http://ameblo.jp/dandygo/entry-11470811107.html