アロエベラの子株が増えてきたから株分けしたいけど、失敗して枯らしてしまわないか不安に思っていませんか?
アロエはとても強い植物なので、しっかりポイントを押さえれば高確率で株分け成功します!
そこで今回は、失敗しないアロエベラの株分け方法を画像付きで紹介していきます。
株分けの適期
3~9月が株分けの適期です。
なかでも5,6月と9月はもっとも株分けに適した時期ですので、失敗したくない方はこの時期を狙いましょう。
株分けできる大きさ
準備するもの
・ナイフ
子株を親株から切り離すために使います。
清潔で切れ味のいいものを用意しましょう。
・鉢
子株を植えるための鉢です。
子株の大きさに応じて4~6号鉢を子株の数だけ用意しましょう。
鉢底石が不要で通気性も抜群なスリット鉢がオススメです。
・土
子株の植え付けに使う土です。
赤玉土1:鹿沼土1:バーミキュライト1のように、水はけのよい配合にします。
配合が面倒な場合はアロエ用・サボテン用の培養土を使いましょう。
株分けの手順
株分けの手順をざっくりと説明すると次のとおりです。
1.1週間ほど水やりを止めて土を乾燥させる。
2.ナイフを使って親株から子株を切り離す。
3.切り離した子株を、乾燥した土に植え付ける。
4.直射日光の当たらない場所に置く
5.1週間ほどしたら水やりを開始する。
実際に写真を交えながら詳しく説明していきます。
実際の作業の様子
今回の株分けは9月上旬に行いました。
株分けをしたのはこちらのアロエベラです↓
株分けするにあたり、1週間前から水やりをやめて乾燥させておりました。
株丈は50cmほどで、大小さまざまな子株が6株ほど生えています。
まず、ナイフで切り離しやすいように子株の根元をできるだけ露出させます。
割り箸のような細い棒を使って土をかき分けていくのがよいでしょう。
ある程度根元が見えてきたら、親株と子株の間にナイフをグッと差しこんで子株を切り離します。
あまり深くナイフを入れると親株の根を必要以上に切ってしまいますので、子株のぐらつき具合を見つつ必要最小限の深さにとどめましょう。
「深いところで切らないと子株の根っこが綺麗にとれないのでは?」と心配になるかもしれませんが、子株から生えている根っこがすべてちぎれてしまっても問題ありません。
6株あったすべての子株を切り離しました。
一番大きい子株で17cm、一番小さい子株で10cmほどです。
親株を傷つけないように浅めに切断したため、根っこはほとんどついていません。
これらを植え付けるための土と鉢を用意します。
今回は赤玉土と鹿沼土とバーミキュライトを1:1:1の割合で自分で配合した土を用意しました。
(中性~弱酸性で水はけ・水保ちのよい土であればなんでも大丈夫です)
鉢については一株ずつ4~6号のスリット鉢に植えるのがベストだと思いますが、今回は発根するまでの仮植えということで平鉢に寄せ植えしました。
このときすぐに水を与えると切り口から腐る恐れがありますので、1週間は水やりを控えます。
1週間たったら水やりを開始しますが、過湿気味にならないよう注意しましょう。
基本は「土が完全に乾いたら水をたっぷり」です。
あとは直射日光が当たらない明るい場所に置いておきましょう。
ちなみに15日後に一度抜いてみたものがこちら↓
5mmくらいの根と1mmくらいの根が伸びてきており順調です。
このままさらに15日(トータル1ヵ月)置いた結果がこちら↓
もともとほとんど根が付いていない子株たちでしたが、どの株からも立派に根が生えてきています。
外側の葉は黄色くなって枯れてきていますが、そのぶん内側から新しい葉が伸びてきているので問題なさそうです。
これらをすべてスリット鉢に植え替えて、今回の株分けは終了となります!