「夷隅川って釣りしていいの?遊漁券っているのかな…?」
そんな疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。
実は夷隅川は漁業権が設定された川で、釣りをするには遊漁券が必要です。
私自身、初めて夷隅川で釣りをしようとしたときに、どの魚に必要なのか、どこで券を買えばいいのか、よくわからず困りました。
この記事では、遊漁券が必要な魚種・買い方・料金・注意点などをわかりやすく解説します。
夷隅川は漁場区域に指定されている
千葉県が公開している「漁場図まとめ」によると、夷隅川の上流から河口付近まで、ほぼ全域が漁場区域に指定されています。
https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/iken/r4/documents/04gyojyouzu.pdf
(夷隅川は4ぺージ目)
また、漁業権の対象魚種は以下の通りです:
-
あゆ
-
こい
-
ふな
-
おいかわ
-
うぐい
-
うなぎ
これらの魚を釣る場合は、遊漁券の購入が必須となります。
ブラックバスは?
漁業権の対象魚種に含まれていないブラックバスについて、遊漁券が必要か確認したところ「必要だと思う」との返答がありました。
バス釣りについては漁協によって判断が分かれるため、夷隅川漁協が「必要」と言っている以上は購入しておく方が無難です。
チヌやシーバス釣りでも必要?
夷隅川河口付近でクロダイやシーバスなどの海水魚を狙う釣り人も多いですが、夷隅川河口付近も漁場区域内に含まれています。
(三軒屋川、河口干潟も含む)
そこで、海の魚に対しても遊漁券が必要かどうかを確認したところ、関係者からは「漁場区域内で釣るのであれば必要だと思う」との返答を得ました。
若干あやふやな回答ではありましたが、「必要」という回答が得られた以上は購入しておく方が安全です。
※漁場図によると、おおよそ赤線より内陸側は漁場区域内になっています。
遊漁券の購入場所・料金
遊漁券は、大多喜町新丁にある「夷隅川フィッシングパーク跡地」で購入できます。
※Google Mapより引用
廃墟のような佇まいですが、常駐の職員さんが1人おり、平日であれば対応してくれます。ただし、土日はお休みなので注意が必要です。
遊漁券の料金一覧(夷隅川・2025年7月現在)
釣法・対象魚種 | 券種 | 金額 | 備考 |
---|---|---|---|
手釣り・竿釣り (アユ・ニジマス以外) |
日釣券 | 660円 | |
年券 | 4,400円 | 購入日から1年間有効 | |
県内共通年券 | 6,000円 | アユ・ニジマス除く 手釣り・竿釣りのみ |
|
竿釣り(アユ・ニジマス) | 日釣券 | 2,200円 | |
年券 | 7,700円 | ||
投網 | 年券 | 11,000円 |
年券→県内共通券への変更は不可
夷隅川の年券を購入後に、県内共通券へのアップグレードは不可とのことでした。
県内の複数河川で釣る予定がある方は、はじめから共通券を選ぶのがベターです。
オンライン販売には未対応
2025年7月現在、FISH PASSなどのオンライン販売サービスには対応していません。
現地の窓口で購入する必要があります。
購入手続きと所要時間
申請方法はシンプルです。
-
窓口に備え付けの申請用紙に名前・住所・連絡先などを記入
-
顔写真は不要
-
発行はおおよそ5分程度
まとめ
夷隅川で釣りを楽しむには、対象魚種に関係なく遊漁券の購入が必要なようです。
購入はフィッシングパーク跡地で。土日は閉まっている点と、オンライン販売に未対応である点に注意しておきましょう。
参考資料:
【漁業図まとめ】
https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/iken/r4/documents/04gyojyouzu.pdf
【漁業権対象魚種】
https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/gyogyou/documents/gyogyoukengaiyou3.pdf
【遊漁料金一覧】
https://www.pref.chiba.lg.jp/suisan/gyogyou/kawazuri/documents/yuugyoryoukinnitirann.pdf