ザ、上京物語 -6ページ目

第2話 衝撃

朝がきた。今日はいい天気だ。

窓をあけ神田川を眺める。今日は予備校の始業式。いつもよりすこしお洒落をして、出かけた。駅へ向かう道は桜で綺麗だった。

予備校には、沢山の人。なんかみんな垢抜けてる。緊張した。勉強するために予備校にきたのに、なんか変な緊張感だ。


そんな中始業式が始まった。


すると隣の席の男が話しかけてきた。

「ねぇねぇ、名前なんていうの?どこねらってるの?あっ名前は幸一っていうんだよねー。」

「どうも、俺けんじ。大学は一応早稲田か慶応ねらってる。よろしくね。」

「すげーじゃん。俺なんか全然。っていうかなんか、けんじおもしろそう。かっこいいし。友達なろうよ。」

正直すごく嬉しかった。一人の東京生活初めてできた友達だ。

それから始業式そっちのけで、幸一と話した。幸一は去年からこの予備校に通ってたらしく、今どきの東京の人という感じだった。浪人生だというのにものすごい明るさ。それによく喋る。

「けんじ。この後俺の友達紹介するよ。喫煙所いこうぜ。」

なんか、緊張がとけた。むしろ緊張をといてくれた幸一ありがとう。


そのあと喫煙所にいった。喫煙所には沢山人がいた。これが予備校なのかという印象だった。そこにいた二人に幸一が声をかけた。

「おーわりぃ。遅れた。あっ、紹介する。長野からきたけんじ。さっき友達なったんだよねー。すげーいい奴なんだよ。」

まだ少ししか話してないのにいい奴と紹介してくれる幸一。なんか頼もしい。

そうすると背の高い、かっこいい男が笑顔で口をひらいた。

「よろしく。俺ひろ。一浪だから同じ歳だと思う。東京きたばっか?今度色んなとこ遊び行こう。勉強ばっかじゃ、やってらんないよ。で、こっちがゆう。」

「おい、こっちってどっちだよ。俺ゆう。よろしく。最近彼女にふられた傷心野郎でーす。」

すると幸一が口をひらいた。

「ゆう。お前が何回も浮気するからふられんだよ。ばーか。」

なんか、会話が浪人生とは思えない。これが東京の人なのかという感じなのか。勉強するつもりで東京にきたはずが、なんかわくわくした。

その後、自己紹介も含めて色々会話した。みんな明るい感じ。楽しい予備校生活がはじまりそうだ。

「じゃ、俺今日パチ屋イベントだからいくわー」と幸一がいった。それにつられてゆうも

「俺もいくいく。新宿だろ。」

「あっ、俺も今日バイトの面接新宿。」

「えっ、けんじバイトすんのー。何のバイト?」と驚いた顔でゆうが言った。

「居酒屋。まだ決まったわけじゃないけどね。」

「そうなんだー。上京して、バイトで学費を稼ぐ。なんかマンガみたいだなー。」とゆうが笑った。確かにマンガにみたいな話だ。

「じゃ、みんなで新宿いこうぜー。」

そう幸一が言って皆で新宿に向かった。