第2話 衝撃
朝がきた。今日はいい天気だ。
窓をあけ神田川を眺める。今日は予備校の始業式。いつもよりすこしお洒落をして、出かけた。駅へ向かう道は桜で綺麗だった。
予備校には、沢山の人。なんかみんな垢抜けてる。緊張した。勉強するために予備校にきたのに、なんか変な緊張感だ。
そんな中始業式が始まった。
すると隣の席の男が話しかけてきた。
「ねぇねぇ、名前なんていうの?どこねらってるの?あっ名前は幸一っていうんだよねー。」
「どうも、俺けんじ。大学は一応早稲田か慶応ねらってる。よろしくね。」
「すげーじゃん。俺なんか全然。っていうかなんか、けんじおもしろそう。かっこいいし。友達なろうよ。」
正直すごく嬉しかった。一人の東京生活初めてできた友達だ。
それから始業式そっちのけで、幸一と話した。幸一は去年からこの予備校に通ってたらしく、今どきの東京の人という感じだった。浪人生だというのにものすごい明るさ。それによく喋る。
「けんじ。この後俺の友達紹介するよ。喫煙所いこうぜ。」
なんか、緊張がとけた。むしろ緊張をといてくれた幸一ありがとう。
そのあと喫煙所にいった。喫煙所には沢山人がいた。これが予備校なのかという印象だった。そこにいた二人に幸一が声をかけた。
「おーわりぃ。遅れた。あっ、紹介する。長野からきたけんじ。さっき友達なったんだよねー。すげーいい奴なんだよ。」
まだ少ししか話してないのにいい奴と紹介してくれる幸一。なんか頼もしい。
そうすると背の高い、かっこいい男が笑顔で口をひらいた。
「よろしく。俺ひろ。一浪だから同じ歳だと思う。東京きたばっか?今度色んなとこ遊び行こう。勉強ばっかじゃ、やってらんないよ。で、こっちがゆう。」
「おい、こっちってどっちだよ。俺ゆう。よろしく。最近彼女にふられた傷心野郎でーす。」
すると幸一が口をひらいた。
「ゆう。お前が何回も浮気するからふられんだよ。ばーか。」
なんか、会話が浪人生とは思えない。これが東京の人なのかという感じなのか。勉強するつもりで東京にきたはずが、なんかわくわくした。
その後、自己紹介も含めて色々会話した。みんな明るい感じ。楽しい予備校生活がはじまりそうだ。
「じゃ、俺今日パチ屋イベントだからいくわー」と幸一がいった。それにつられてゆうも
「俺もいくいく。新宿だろ。」
「あっ、俺も今日バイトの面接新宿。」
「えっ、けんじバイトすんのー。何のバイト?」と驚いた顔でゆうが言った。
「居酒屋。まだ決まったわけじゃないけどね。」
「そうなんだー。上京して、バイトで学費を稼ぐ。なんかマンガみたいだなー。」とゆうが笑った。確かにマンガにみたいな話だ。
「じゃ、みんなで新宿いこうぜー。」
そう幸一が言って皆で新宿に向かった。