第5話 きらめき
髪型を何回も整え、今日買ったロンTをきて、その上にジャケツト。準備はOK.少し早いけど、家をでた。
駅までの道のり、すごくわくわくしていた。初めての東京での飲み会。緊張半分、期待半分。風で崩れる髪型を何度も直し歩いた。
新宿につくと、駅前は色んな新歓コンパの人たちで溢れかえっていた。これが新歓かー。
すごいなー。とただただそう思った。
アルタ前につくとヒロとその友達が待っていた。ヒロの友達は、ロン毛で少し色黒。少し怖そうだなというのが第1印象だった。
「おう、けんじきたかー。なんか幸一とゆうは少し遅れるらしいぜ。あ、友達のたかし。今、今年から上智の1年。」とヒロがいった。
「はじめまして。俺たかし。ヒロから話きいてるよ。それよりそのジャケットかっこいいじゃん。どこで買ったの?」
なんか東京の人に褒めれるとはおもってもみなかった。
「これ、原宿のフリークアウトっとこで買ったよ。」
「いいじゃん。こんどその店おしえてよ。一緒にいこう。」
なんか緊張がとけた。自然と新しい出会いが楽しくなっていった。
その後10分ぐらい立ち話をしていた。
「わりぃ。わりぃ。待たせてごめん。」と言って、幸一とゆうか来た。
幸一とゆうは、二人とも全身黒でまとめた格好で、ものすごくキメキメだった。
「おせーよ。こいつ高校からの連れたかし。こいつの先輩が今日新歓やるんだよね。」
とヒロが言った。
「はじめまして。俺たかし。よろしく。今先輩に電話するから。」そういってたかし
が電話をした。
「先輩今から来るって。少しまっててって。」
回りは人だらけ。幸一とゆうは早速女の子をみれば、かわいくね。と、いや、ちげーよ。
と楽しそうにしていた。
10分後、金髪をなびかせ黒のスーツに身をつつんだ人が来た。
「おう!たかしきてくれたかー。おいおいイケメンいっぱい連れてきてくれたじゃん。
今日50人ぐらい集まってるし、かわいい子もいっぱいいるから。楽しんでってよ。俺、色々あるから先、行ってて。海賊船。わかるだろ。」
「はい、わかります。じゃ、先いってますね。」とたかし。
「じゃ、またあとで。」
風のような人だった。たかしに聞くと、名前はとおる君。サークルの幹部のひとらしい。
この出会いが、自分の人生を左右するとはこの時は思ってもみなかった。
みんなで歩いて、その海賊船という居酒屋についた。店の回りは、このコンパにきたであろう人で溢れていた。なんか刺激的だった。かわいい子もいっぱいいた。
新歓が始まる7時まであと20分。
コンビニに行き鏡で髪型をセットしなおし、みんなで、はやる気持ちを抑えつつ、待っていた。太陽が沈み薄暗くなった街がとてもきれいにみえた。
「では、皆さん中に入ってくださーい。」
スーツを着たスタッフの人の一言で皆が中へはいっていった。