ザ、上京物語 -3ページ目

第5話 きらめき

髪型を何回も整え、今日買ったロンTをきて、その上にジャケツト。準備はOK.少し早いけど、家をでた。

駅までの道のり、すごくわくわくしていた。初めての東京での飲み会。緊張半分、期待半分。風で崩れる髪型を何度も直し歩いた。

新宿につくと、駅前は色んな新歓コンパの人たちで溢れかえっていた。これが新歓かー。

すごいなー。とただただそう思った。


アルタ前につくとヒロとその友達が待っていた。ヒロの友達は、ロン毛で少し色黒。少し怖そうだなというのが第1印象だった。

「おう、けんじきたかー。なんか幸一とゆうは少し遅れるらしいぜ。あ、友達のたかし。今、今年から上智の1年。」とヒロがいった。

「はじめまして。俺たかし。ヒロから話きいてるよ。それよりそのジャケットかっこいいじゃん。どこで買ったの?」

なんか東京の人に褒めれるとはおもってもみなかった。

「これ、原宿のフリークアウトっとこで買ったよ。」

「いいじゃん。こんどその店おしえてよ。一緒にいこう。」

なんか緊張がとけた。自然と新しい出会いが楽しくなっていった。


その後10分ぐらい立ち話をしていた。


「わりぃ。わりぃ。待たせてごめん。」と言って、幸一とゆうか来た。

幸一とゆうは、二人とも全身黒でまとめた格好で、ものすごくキメキメだった。

「おせーよ。こいつ高校からの連れたかし。こいつの先輩が今日新歓やるんだよね。」

とヒロが言った。

「はじめまして。俺たかし。よろしく。今先輩に電話するから。」そういってたかし

が電話をした。

「先輩今から来るって。少しまっててって。」

回りは人だらけ。幸一とゆうは早速女の子をみれば、かわいくね。と、いや、ちげーよ。

と楽しそうにしていた。


10分後、金髪をなびかせ黒のスーツに身をつつんだ人が来た。

「おう!たかしきてくれたかー。おいおいイケメンいっぱい連れてきてくれたじゃん。

今日50人ぐらい集まってるし、かわいい子もいっぱいいるから。楽しんでってよ。俺、色々あるから先、行ってて。海賊船。わかるだろ。」

「はい、わかります。じゃ、先いってますね。」とたかし。

「じゃ、またあとで。」

風のような人だった。たかしに聞くと、名前はとおる君。サークルの幹部のひとらしい。

この出会いが、自分の人生を左右するとはこの時は思ってもみなかった。

みんなで歩いて、その海賊船という居酒屋についた。店の回りは、このコンパにきたであろう人で溢れていた。なんか刺激的だった。かわいい子もいっぱいいた。

新歓が始まる7時まであと20分。


コンビニに行き鏡で髪型をセットしなおし、みんなで、はやる気持ちを抑えつつ、待っていた。太陽が沈み薄暗くなった街がとてもきれいにみえた。

「では、皆さん中に入ってくださーい。」

スーツを着たスタッフの人の一言で皆が中へはいっていった。