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ゆうの日単「己事究明」

滋賀県東近江市能登川町にある禅寺、大徳寺の住職です。「禅は己事究明である」とは、学問の師の言葉。日々の活動や思ったことを気ままに更新していきます。見て楽しんでいただけたら光栄です。

3月17日から、春のお彼岸が始まりましたお願い

 

大徳寺では、お彼岸の期間中に、檀家様のご自宅の仏壇をお参りしてまわります。

夏の棚経に近い感じですね。

午前中いっぱいは、彼岸参り。

そして午後からは、近隣の寺院、興福寺様の彼岸会に出頭しました。

いつもお世話になっております。


暑さ寒さも彼岸まで、と申しますが、気候が暖かくなってありがたいです。

しかし、、、花粉がつらいですねえーん

明日も引き続き、お彼岸のお参りが続きます。

この期間、より多くの方に、先祖供養と仏教を通じて、感謝する心を養っていただきたいと思います。

3月10日(日)、大徳寺では午前10時より大般若祈祷会を厳修しました。

この一年の、全てにおける平穏を祈る、当寺の大切な年中行事。

本日は11名の和尚で法要を執り行いました。

 

法要終了後に、本山の布教師様による法話会お願い

布教師様は、今回長野県のお寺の和尚様でしたが、能登川にご縁のある方と聞いて驚きましたびっくり

 

また、本日は好天晴れ

行事の日は天気が何よりです。

山門の改修工事も順調に進んでいます。

基礎が出来上がってきました。

2月20日より始まった、山門の改修工事が順調に進行中です。

大徳寺ではこの度、昭和10年に建てられた山門を修復しています。

現在は、山門を上に持ち上げて、新たな基礎を施工。

これまで、石の上に乗っていただけだったようです。

さすがに89年経って、大きく傾いていました。

いや~、かっこいい!

このような工事を見ることができて、とても嬉しいキラキラ

いつまでも見ていられますねニコニコ

 

そして今日は境内の稲荷神社の初午の法要。

寒い一日でしたが、世話人の皆様には準備から片付けまで、大変お世話になりました。お願い

 

先月寄進され境内に設置された、新たな灯籠。

すっかり馴染んでいます。

先週の出来事を思い出すと、、、

 

まず、大徳寺では涅槃会をおこなった。

 

そして、所属する臨済宗妙心寺派滋賀北陸教区第2部では、檀信徒向けの研修会があって参加した。

 

法類寺院の摠見寺で法要に参加。

先住職と先々住職のご命日の法要であった。

 

そして昨日、山門改修工事安全祈願法要をおこなった。

 

その他、有縁の方のご寄進により境内に灯籠を一基立てた。

本山に関する仕事も多忙で、とにかく忙しい一週間でした。

今週はもっと忙しくなりそうです(^^;)

この度、大徳寺は山門の改修工事を実施します。

数年前に瓦の一部落下があり、調査の結果葺き替えが必要と判断しました。

昭和10年(1935)に建てられ、89年が経過。大した修理もなく、よくこれまで維持できたと思います。

基礎が不十分であるため、山門が傾いていることも判明しました。

建物を一度持ち上げて、基礎も固める工事も行います。

大工事ですね。

 

子供の頃から見ておりますが、お寺に似合った良い山門だと思います。

今度はもう少し、すっきりした屋根に改修する予定です。

 

今後のことを考え、山門を取り壊して門柱にすることも検討しました。

役員会で何度も話し合う中で、山門を残したいということで意思が統一されました。

 

この事業は、檀家の篤志家によるご寄進により、実現することになりました。

本当にありがたいことです。

 

1月に咲き始めた境内のロウバイは、すっかり満開です。

美しい花と良い香り。

これまでで、最も咲いていると思います。

皆さん、是非見に来てください!