現れた偉人たちは皆、口をそろえて現代の日本人に伝えたいことがあると言っています。
神々には日本の行く末が見えてはいますが、あくまでも人間の意志を尊重していると言います。
神々に救ってもらおうと考えるのではなく、人間が自分たちの手で社会をどう変えるかが大事なことのようです。
信じる、信じないはあなた次第。
一つの物語としてお楽しみください。
神々シリーズ 前回のお話はこちら
神々シリーズ 太陽の女神様のお話はこちら
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私の周りに現実離れの出来事が起きている。
太陽を司る太陽の女神様、月の世界を司る月の女神様のお二方は
私がお呼びすればいつでも降りて来て下さると言う。
そこまで言われるとかえってこちらのほうが恐縮して躊躇してしまう。
守護神(守護霊)や指導神なら身近なので、将来のことなどを
気軽に聞くことができるが、お二方は高位の神様である。
そんな高位の方が、また唐突に現れるのである。
私の戸惑いはますます増すばかりである。
神棚の前に坐ると、
「神棚を祀ってある部屋のドアの前の周辺が突如お花畑になり、
その横に大きな葡萄が出てきました」と平目が言う。
そして私の後ろに竜の落とし子が現われて、
神棚の前に部屋いっぱいの大きな虹が現われてきた。
その虹を見上げている雨ガエルがいる。
さらに虹の一番高い所から子供の天使が現われて出窓のほうに滑っていく。
これだけのことを見せられるということは、
太陽の女神様か月の女神様が現われるということになる。
虹の彼方にぼんやりと白い光とともに白い服の女性が現われて、
「何をお望みですか?」と私の心を読み取る声が聞こえてきた。
まさか月の女神様はそんなに簡単に現れないだろうと思って、
気軽に、「もう少し私が確認できる所までお姿をお見せ願えませんか?」と言うと、
段々とそのお姿がはっきりと平目にも見えてきた。
やはり月の女神様であった。
これは困った、九月十日に突然現われて頂いた時には、
次に現れるときは人々の役に立てる事業が完成されてからと仰っていたので、
まさかの事態が起きてきた。
このような尊いお方がまだ日も経っていないにも関わらず、
また私の前に現われてくださった。
その感激は言葉に表せられない。
月の女神様は、「あなたが困っているから出てきた」と言われた。
「直接、月の女神様にものを申すには勿体ないことなので、
誰か代わりの部下の方を出してください」とお願いすると、
「それでは、そうしましょう」と言って、一旦お隠れになった。
暫くすると、馬に乗った邪馬台国風の武士の出で立ちをした使者が現われて、
「代わりに伺いに来ました」と言う。
私が、「どなたのお使いか?」と問うと、言い淀んでいたが、
「月読命」とたったひと言。
このお名前は前回に出られた時に分かっていたことだが、
こうもはっきり言われると事の重大さに改めて身が引き締まる思いである。
あってはならない出来事が私の身に起きていることをひしひしと感じている。
私にそんな価値があるのか、どう考えても納得する答えは出て来ない。
自分を卑下することはないが、ここまで自惚れることはできない。
しかし使者は、「代わりに伺って来なさいといわれた」と催促する。
「太陽の女神様から頂いたエネルギーで多くの人々を救いたいので、
どなたか、人に役立つ仕事のアイデアを持つ者を出していただきたい」
と言うと、使者は、「芸能か、医療か、」と呟くように言う。
そして、「芸能の世界には、人知れず病いに苦しんでいる者がたくさんいる。
だが芸能の世界と絡むと危険性もある。だから難しいのだ」と使者は言う。
「(高位の神が現われたことに対して)なぜ私なのか、未だにわからない」
と私が呟くと、「今この日本は闇夜の状態です。
闇夜の中でも蛍のように光っている者は分かります。
その光のひとつがあなたです」と使者がはっきりと言われた。
そして、「月読命はあなたのことを大変気にかけられています」と言われた。
それは人々の役に立てる事業の成功を月読命様は期待している
ということに他ならない。
なんという勿体ない現象が起きているのだ。
太陽の女神様と月の女神様(月読命)、どちらも日本神道系の最高峰の神である。
その神が私に期待していると使者が言う。
大変なことが起きている、そう感じざるを得ない。
これも私への試しの一環なのだろうか?
神々シリーズ まだまだ続きます!
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