化学はどうすれば克服出来るか | 大学受験対策のプロ

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特に、化学や日本史を克服するにはどうすればいいのかを中心に、受験全般の話題も取り扱っています。

化学は受験において

国・英・数を除けば

一番重要な科目と言っても

過言ではありません。

 

その理由は、

理系では理科2科目選択のうち

化学が必須であり、

更に難関大以上になると

必ず二次試験で理科が2科目

必要になるので、

化学が出来ないという事は

つまり難関大には通用しない

という事になるからです。

 

実際、化学が出来ないせいで

難関大に落ちたという話も

多く耳にします。

 

また、文系では多くの生徒が

生物基礎と化学基礎を

選択しますが、

その中でも暗記科目の生物に比べて

化学で苦戦する人が

圧倒的に多いです。

 

このように、化学は避けて通れない

重要な科目でありながらも

昔から化学が克服出来ないで

受験に失敗する生徒が

後を絶ちません。

 

それについてはコチラ

 

 

にも関わらず、近年共通テストになって

化学は更に難化してしまいました。

 

そのため化学が克服出来ない生徒が

さらに増えています。

それについてはコチラ

 

 

 

では、なぜ克服出来ないのでしょうか。

 

1つは、化学を上手に教えられる先生が

圧倒的に少ない事が挙げられます。

 

私は、教えてきた生徒を通して

その生徒達の学校のカリキュラムも

耳にしてきました。

 

「学校ではこう習いました」

「今学校では、この辺を習っています」

 

このような情報から

学校の教え方、進度などを見聞きして

改めて実感させられたのは

学校の授業が受験に全く対応出来ていない

という事です。

 

ただ、関東や関西のある程度

優秀な高校になると

受験に対応している学校も

結構ありますが、全国的にみたら

そういう学校は

10%にも満たないでしょう。

 

そして化学が出来ない

もう1つの理由は

化学で苦戦しているのではなくて、

計算で苦戦しているからです。

 

化学で作る計算式は

数字に対する感覚が備わってないと

なかなか克服する事が出来ません。

 

ただそれは、そういう感覚を

習う事が出来れば、

すぐ身に付くモノなのに

なぜか全国的にその感覚を

教える授業というのが

どこにも無いのです。

 

なので現状で言うと

元々からその感覚を習わなくても

何となくその感覚が備わっているような

理系に強い生徒だけが、化学に躓かずに

乗り越えていっている状況です。

 

化学は大きく分けると

計算系の単元と知識系の単元に

分けることが出来ますが

結局知識系の単元でも

計算問題が出題するので

与えられた数字から瞬時に

立式する力が備わってなければ

知識系の単元でも

結局躓いてしまいます。

 

化学の計算式は

感覚さえ身に付けば

瞬時に作れるようになります。

 

例えば、

 

「98%の濃硫酸を用いて

0.5mol/Lの希硫酸を360mL作りたい。

濃硫酸は何mL必要か。

ただし、濃硫酸の密度は1.8g/cm3とし、

硫酸の分子量は98とする」

 

このような問題は

共通テストで出てくる典型的な

濃度計算の問題ですが、

 

これは出来る人なら1分で解けます。

式を作るだけなら15秒以内に

作れます。

 

しかし、立式の感覚がない人は

下手したらこれに5分以上

かかってしまいます。

 

立式が出来ない人の特徴は

①公式を覚えて計算する

②比を使って解く

③式を何段階も作って解く

 

です。

 

これに該当する人によく見られるのは

公式とは違う聞かれ方をすると

対応出来なくなったり、

計算している途中で

何をやっているのか分からなくなり

途中で断念したりします。

 

このような状態では

まずこれから先で化学を

克服するのは難しいでしょう。

 

実は、この問題は

計算式がたった1つで済みます。

しかも、実際には約分出来てしまうので

ほぼ計算はしないで答えが出ます。

 

だから、出来る人は

1分で簡単に解けるのです。

 

前述した通り、近年化学の共通テストは

相当難化してしまいました。

 

そのため、先ほどの問題などは

1分くらいで解けなければ

まず問題全部を解くには

時間が間に合いません。

 

そして、立式の仕方が悪ければ

結局計算ミスしたり1つの問題に

莫大な時間がかかり過ぎるため

結局、計算ミスで点数を落としたり

時間がかかるせいで

解けるはずの問題にも手が出なくて

点数が低くなってしまいます。

 

恐らく計算の感覚がない人は

共通テストの化学では60点以上は

望めないでしょう。

 

共通テストの化学や

難関大用の化学は

「ただ解ければ良い」のではなく

高速で解けなければ

結局高得点は望めないのです。

 

つまり、

化学の計算に対する感覚は

化学を克服したいと思うなら

最優先で身に付けておくべきモノ

なのです。

 

その感覚が無いまま

何を学んでも、結局は点数が

取れるようにはなりません。

 

ところが、この感覚は

習えば誰でも出来るようになります。

 

歴代教えてきた生徒達で

出来るようにならなかった生徒は

1人もいません。

 

それくらい、習ったら済むレベルの

テクニックなのです。

 

だからこそ、私が化学を教える時は

まずは化学そのものを教える前に

最初に計算の感覚を真っ先に教えるのです。

 

歴代の生徒達は、立式のコツが身に付くと

「魔法みたいです」と言ったり

「計算問題が好きになりました」と言ったり

「計算問題に苦手意識は無くなりました」

と言ってくれたりしています。

 

周りの人達が5分とか10分かけて解いてるのに

自分だけすぐ解けるから

なんか化学の時だけ自分が頭が良くなった

ような気分になります。

 

…と言った生徒もいました(笑)

 

顕著な成果で言うと

一昨年、長崎大学の経済学部に

合格した生徒は

高2のおわりの時点で

化学基礎が全く出来ませんでした。

 

模試で50点満点で

10点も取れない状態で

学校の先生からは

「化学基礎は諦めて地学基礎にしないか?」

と提案されたほどでした。

 

彼女は私に相談してきたので

私は必ず出来るようにするよと

約束しました。

 

それから半年経って

夏以降の化学基礎のマーク模試は

すべて40点以上

秋以降は学年で2位が続き

12月からはずっと学年トップでした。

50点満点も何度か取っています。

 

もともと頭が良い生徒でしたが

逆にいうと、頭が良い子ですら

計算式の感覚が身に付いてなくて

化学が出来ない状態になるのです。

 

そして立式のコツさえ身に付けば

途端に高得点を取るようになるのです。

 

ほかにも、理系の生徒でも

最初に計算の仕方を教えただけで

後はびっくりするほど

速いスピードで成長していった生徒が

何人もいます。

 

ちなみに、前述した例題の計算式は

問合せて頂ければ説明いたします。

 

7月23日から4回に渡って行う

夏期化学短期集中講座は、

まさにこの計算が出来るようになる講座です。

 

高3であればここで克服しておかないと

夏以降で化学の成績が伸びていくのは

厳しい状況になるでしょう。

その理由はコチラ

 

 

高2であれば、もうすでにモル計算は

習っているはずですから、

これから先の内容に付いていくには

絶対必須のテクニックです。

 

是非、予定を開けてでも

今のうちに身に付けておくべき内容です。

 

授業を受ける前に

直接オンラインや電話で面談したい

という方々も、気軽にお問合せ下さい。

 

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夏期化学短期集中講座のご案内

【日程】7月23、24、25、26日

【時間】14:00~16:00

【受講方法】オンライン(PC、タブレット等)

【授業料】20,000円

【定員】10名(定員に達し次第締め切り)

ご予約お問合せはHPよりお問合せフォームから

宜しくお願いします。