退院前、呼吸器内科の担当医が、膠原病内科の先生にプログラフ再開のタイミングを確認してくれていました。特にガイドラインのようなものはなく、どのくらいの期間なら再燃しないという確証もないようなのですが、退院後1週間を目処に再開、となりました。流石にそのタイミングで再度ウイルスが増殖する、ということは考えにくいでしょう、と。

 

休薬期間は2週間半くらいです。あんなに免疫抑制剤の減薬には慎重なのに、なかなかアグレッシブな休薬期間あんぐり毎日、爪周囲や手の皮膚を凝視して、異変がないかチェックしていました指差し今のところ、特に変化はありません。

 

あと、ステロイドがゼロになっても残っていた手の強張りですが、ひょっとして、ひょっとしたら免疫抑制剤のせいか?と疑っていましたが、休薬期間中も強張りがあったので、免疫抑制剤ではないことが確認できました

 

突如やってきた免疫抑制剤休薬。私はこの機会を逃しませんでしたよ真顔そう、3年ぶりくらいにグレープフルーツ祭り!!グレープフルーツは半分に切って朝食に食べたり、魚介系のサラダに入れたり、ヨーグルトに入れたり、いつも冷蔵庫にあるフルーツだったんですよね。それがある日突然食べてはいけないリストに泣き笑い泣せめて食べ納めをしときたかった、といつも思っていました。

 

なぜかテンパって生のグレープフルーツ買うのを忘れてしまった…。次食べれるのは何年後だろう悲しい

 

 

免疫抑制剤は昨日から再開できました。久しぶりかつ咳もまだ完全には止まっていないので、自己判断で半分の量からスタートしました。

 

4/4(月)、発症から6日目以降。

 

ゼビュディ点滴後のピークを境に、その後、熱は退院まで一度も37度を越えることなく落ち着いていました。ちなみにコロナの症状で激しい頭痛がある、と見たことがありますが、私の場合は頭痛はさほどひどくはありませんでした。食欲もでてきて、ベッドから起き上がって血栓予防のために、足踏みなどの軽い運動もできる元気がでてきました。

 

一方、咳と痰はなかなか治まる様子はありませんでした。看護師さんが病室にいる間はなんとなく咳を我慢していたのもあり(飛沫を飛ばさないように)、咳止めを処方されていませんでした。咳が一度出始めると、その刺激に誘発されてますます咳込みが強くなり、息をするタイミングもないほどでした。私は昔、小児喘息を患っていたため、一度咳が出ると薬ではなかなか治まらない、という思い込みもあってか、自分から咳止めをお願いしませんでしたが、さすがに苦しくなってきたので、咳止めを飲むことにしました。メジコンを2錠飲むと、全身に響くような咳込みは多少治まりました。

 

火曜日(4/5)になると、呼吸器内科の先生が病室までやってきました。体調を聞かれたので、熱が下がって食欲がでてきたこと、後気になるのは咳と痰であることを伝えました。入院時以来、追加で血液検査やレントゲンなどは撮っていませんでしたが、症状からピークは越えて回復に向かっていると思ってよい、と言われて漸くほっとしました。

 

水曜日(4/6)、先生また登場指差しこんなに病室に来て大丈夫なのだろうか??と思いましたが、発症から8日目にもなると感染させる可能性は低くなっているのか!?普段、膠原病内科の通院で3分診療に慣れてしまっていますが、入院時ってなぜか先生丁寧にいろいろなこと教えてくれるんですよね。外来より時間的に余裕があるのかな?普段、呼吸器内科の先生と話す機会がないので、ちょっと新鮮でした。考えてみれば、間質性肺炎に限っていえば、膠原病内科の先生より呼吸器内科の先生の方がガッツリ専門分野だったりする?

 

先生曰く、最初、抗MDA5の患者さんが来るということで、上司先生と身構えていたそう。CT見ましたが、軽症で良かったですね、と言われました。今は確かに肺が少し跡があるくらいに改善していますが、入院時は結構炎症があったような…。呼吸器内科の先生は普段重症の患者さんを多く診ているため、私のは軽症に感じるそうですあんぐり膠原病性の間質性肺炎の患者さんが、初診で呼吸器内科を受診することもありますよね。その場合はどうするのか聞いたところ、リウマチ性の間質性肺炎の場合、そのまま呼吸器内科で診ることもあります、皮膚筋炎の場合は、膠原病内科にバトンタッチですね、と言っていました。この線引きはなんなんだろう!?あと、膠原病内科の先生は免疫抑制剤使いたがるんですよね、呼吸器内科は結構ステロイドを使いがちです、みたいなことを言っていました。膠原病内科の場合は、免疫抑制剤で原疾患の活動性を抑えて、結果間質性肺炎も改善する、ということなのかな?

 

この日は病室のベッド上で、再度肺のレントゲンを撮りました。後ほど、ナースコールのスピーカーを通してレントゲンも特段問題がなかったことを先生が教えてくれました。

 

咳と痰がなかなか止まらない状態ではありましたが、4/9の土曜日、発症から10日目、厚生省が定める退院基準を満たしたので、無事退院することができました。クリニック、保健所、大学病院、多くの関係者に感謝です。

 

コロナ陽性で入院する際のお作法・ルールのメモ書きです。あくまで私が入院した大学病院の場合です。

 

病室にはカメラが設置してある

大部屋にも、それぞれの患者さんをモニターできるカメラが天井に一台ずつついていました。私は見守ってくれている安心感があったので、あまり気になりませんでした。

 

入院後に荷物の追加持ち込みは禁止

差し入れもNGでした。

 

移動販売あり

持ち込みができない代わりに週に2回移動販売があり、前日に注文書に印をつけると翌日病室に届く流れです。コンビニのようにあらゆるものが揃うわけではありません。チョコレートやお茶などの食品、歯磨きセット、ティッシュやマスクなどの衛生用品、下着や文房具などがありました。種類は多くはありません。コロナ初期と比較してオペレーションの効率化が進んでいる印象です。

 

 

お食事

私はてっきりお弁当なのかなと思っていましたが、ディスポーザブル食器を使用して、通常の入院食と同じメニューでした。ただし、追加料金で選べる特別食のチョイスは不可でした。(そりゃそーだよね指差し)食欲が回復してからは美味しく頂きました。食べ終わったら、トレー以外をビニール袋に入れて捨てます。

 

入院中のカレーってなんだか嬉しい。左上は廃棄用のビニール袋。

 

 

トイレ使用方法

自分で歩ける場合には、好きな時にトイレにいけました。看護師さんを呼ぶ必要もありませんでした。ただ、使用後は泡ハイターで便座やレバーを拭くようお願いがありました。

 

シャワーは医師の許可がでたらOK

シャワーは医師の許可がでたら一日一回入れます。熱が下がってからは入れましたが、体力的にきつかったので二日に一回にしました。私はシャンプーを持ち込みましたが、ホテルにあるような使い切りのシャンプー、リンス、ボディソープが用意されていました。足ふきには使い捨て吸収シートを敷いて、終わったらゴミ箱にすてます。ドライヤーは病室に持ち込み、使います。それ以外は、通常と異なる点はありませんでした。

 

洗濯にはアクアフィルムを購入

見たことはないのですが、洗濯に出す時にはアクアフィルムというものを購入するように言われました。注文リストでは1枚600円でした。基本的にはパジャマなどは、レンタルするようお願いがありました。私もタオル、パジャマのセットはレンタルにしました。外にでることはできないので、一日中パジャマで過ごしても問題ないと思います。寒いといけないので薄いパーカーは持参しました。

 

着圧ソックス

入院してすぐに、血栓予防のために着圧ソックスを履きます。退院時まで履いていました。

 

パルスオキシメーター

病院到着時からずっと装着します。挟むタイプではなく、粘着テープで指に巻き付けるタイプのものでした。コードの先に小さな機器がついており、それと一緒に移動するので地味に煩わしかったです。シャワーの時だけはずします。徐々に粘着が弱くなり、上からテープで補強したりしました。データがモニター室に連携されているので、異常があれば看護師さんが確認にきます。私は途中から不整脈がでてしまい、酸素濃度ではなく脈がおかしくなり、何度か看護師さんが確認しにきました。(こ、怖い…不安

 

酸素濃度は安定。脈が40を切る徐脈の状態に何度かなりました。元々不整脈持ちですが、脈が飛んでいるのではなく、波形がきれいにゆっくり遅くなった、と言われました不安ガーン次回通院時に相談予定。

 

マスク

マスクは医師や看護師さん、清掃などの関係者の方が病室に入室する際にはつけます。それ以外ははずしていても良いといわれました。私は大部屋に1人だったので、1人の時にははずしていました。熱がある時にマスクをずっとしているのは、結構つらいと思います。他に患者さんがいたら、つけていたかもしれません。オミクロン株には再度感染しないと言われましたが、違う株の感染者が同じ病室にいる場合はどうなるんだろう?と思いました。

 

持ち込んでよかったもの、いらなかったもの

咳がつらかったので、飴を持っていって良かったです。10分おきくらいに痰がでたので、ボックスティッシュがあっという間になくなりました。入院の準備をしていた時は食欲ゼロだったので、お気に入りのふりかけを持っていくのを忘れて後悔。少しだけ着替えを持っていきましたが、ずっとパジャマだったのでいらなかったです。

 

 

 

 

4/3(日)、発症から5日目。

 

振り返ると入院してゼビュディを点滴した日の夜が熱のピークでした。用意して頂いた氷枕の上に頭を乗せていましたが、どうにも熱く、最後は氷枕を脇に抱えるように横になっていました。学生時代は扁桃腺で高熱を出すことも多く、熱の耐性はあると思っていましたが、39度前後にしては何とも言い難いしんどさがありました。どうなるんだろう?というメンタル的な部分も影響していたのかもしれません。

 

点滴もして、カロナールも服用して、朝には熱が下がっているだろうか、と期待しましたが、朝になっても熱は39度のまま。点滴が効いていないのか?それとも薬を入れたことにより身体のなかで何かが作用して熱が上がっているのか?朝一、再度カロナールを服用しました。しばらく食べていないせいもあるのか、久しぶりに「お腹がすいた」という感覚は戻り、朝ご飯は半分くらいは食べれました。

 

お昼くらいになるとゼビュディが効いたのか、カロナールが効いたのか、単にピークを越えたのかは分かりませんが、熱がすーっと下がり始めました。夕方くらいには36度台に落ち着く。昨夜はなんだったんだろう、と思うくらい身体の熱は取れてきました。その代わり、咳がどんどんひどくなる滝汗この時点で咳止めは処方されておらず、私も勝手に無理に止めない方がいいのかな?と思ったりして、そのままにしていました。今思えば、早く咳止めをお願いしておけば良かったです。

 

熱が再度上がってくる様子はありませんでしたが、今度は痰が絡む咳で夜は眠れず。ごぼごぼごぼっ、ごぼごぼごぼっ、となんか飛び出てくるんじゃないかという咳に苦しめられ、ベッドの上で咳が出にくい体勢はないかとあっち向いたり、こっち向いたりする。換気を良くするためか分かりませんが、病室の空調がかなり強めで、それが気管を刺激して一層咳がひどくなる傾向がありました。

 

「ゼベュディ」でググるといろいろと情報がでてきますが、ゼビュディはコロナウイルスのスパイクタンパク質(表面のギザギザの部分)に結合することによって、ウイルスの働きを抑える中和抗体薬です。先生は確か抗体カクテル療法のゼビュディをする、と言っていたと思いますが、分かりやすく説明するためにあえてそう言ったのかもしれません。正確にはロナプリーブのように二種類の抗体を組み合わせている配合剤を抗体カクテル療法と呼んでいるようです。ゼビュディは一種類の抗体しか投与しないので「カクテル」にはなっていませんが、作用機序(薬が効果を発揮する仕組み)は同じとのことです。

 

ロナプリーブはオミクロン株では中和活性が低下される、との理由で使用は推奨はされていないようです。一方、ゼビュディはオミクロン株に対しても効果が認められているとか。発症から7日以内の軽傷から中等症(酸素投与を必要としない)の患者さんで、重症化リスク因子がある方を対象に投与することで、重症化を防ぐことを目的とした治療です。フワッとした理解なので、正確な記述ではない可能性があります。

 

オミクロンは一般的には重症化しにくいと言われています。本当にこの治療が必要なのだろうか、とも思いましたが(入院させてもらいながらどの口がいう)、やるなら早い方が良いのは理解できました。自分の免疫で治ればそれが一番なわけですが、私の場合、ちょっと厄介な自己免疫疾患を抱えており、あまり長く体の中でウイルスに暴れられると、免疫が暴走することも考えられ、リスク・ベネフィットを考え、治療を受けることに迷いはなかったです。副作用としては、アナフィラキシーやアレルギー症状が主なものになります。

 

さて、血液検査など問題はなかったので、夕方からいよいよ点滴開始です。事前に心電図もつけました。ゼビュディそのものは30分ほどの点滴で終わり、治療はこの一回のみです。点滴前に熱を測ると37.5度。熱がある時は呼気も熱くなるため、マスクをしていると顔は燃えるような熱さです予防メラメラ点滴中はずっと看護師さんがパソコンで業務をしながら近くに待機してくれていました。特に変わったことはありませんでしたが、ますます身体が熱くなってきたような…。自然と熱が上がってきたのか、点滴のせいかのかは分かりません。無事点滴は終わりましたが、熱は一気に38.5度に。カロナールと氷枕を用意してもらいました。

 

食欲は引き続き全くなく、夕飯は一口ずつ食べるのが精一杯でした。せっかく美味しそうなお花見仕様のさくら弁当だったのに残念悲しい夜は上がる熱に、強まる咳。身の置きどころがなく、何度も何度も寝返りを繰り返し、一睡もできませんでした。発症から4日目です。私には普通の風邪ではなかったです。

 

回復してから食べたかった…悲しい