イスライル・マドリモフ vs マゴメド・クルバノフ | R I N G C H E C K !

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打撃系格闘技の練習や試合についてのブログでしたが、
現在は海外ボクシングとムエタイの記事が中心です。
知り合い・近親者向けに書いています。




超久々の更新となります。 いやはや本当に申し訳ございません。 2024年は年明けから公私共に不幸続きで、 尚且つボクシング界にも激震が走るような大事件や不幸が立て続けに起きてしまい … 最近は専らインスタグラムでのストーリーズでの更新ばかりで … ブログを書く事もほとんど無くなってしまいました … 今後もブログの方の更新はこんな感じの自分用メモになってしまいそうです … 。












しかも一ヶ月前の試合 ^ ジョシュア vs ガヌーの前座で行われたWBA世界スーパーウェルター級タイトルマッチです。 両者共に昔からずっと当ブログで追い続けてきた旧共産圏の実力者同士であり、 管理人の私にとってもメイン以上に楽しみな試合でしたので、 一応レビューしておきます ^





プロデビュー戦からいきなりWBAインターマッチで王座を獲得している ^ マドリモフ は11戦目にして早くも同WBA王座の世界タイトルマッチ、 クルバノフ はキャリア9年26戦目にして初の世界挑戦。 こちらもこれまでWBCアジアやWBOインターを獲得しつつ順調にキャリアを進めて来ており … 満を持しての世界タイトルマッチと言えるでしょう。





▼ イスライル・マドリモフ vs マゴメド・クルバノフ







クルバノフはキャリア初期は “ 旧共産拳 ” を振り回すファイタータイプだったのですが、 キャリア3年目以降くらいからはL字待ち受けの右ボクサータイプとして戦う事が多く、 今回の世界戦でもL字待ち受け戦術を選択。




対するマドリモフはいつものように多軸グライディング&スイッチしつつ、 テンポよくアタックを仕掛ける。 序盤はボディ打ちをガードに阻まれ、 右もショルダーロールで流されるシーンが多かったものの、 戦術変更して触覚中心に餌を撒きつつ、 待ち受け姿勢のクルバノフを引き出すボクシングを展開すると、 忽ち主客転倒。




こうなってくると、カウンターも打てて、フットワークも多彩かつスイッチワークも出来るマドリモフが完全にペースを掌握 … 多彩な角度から仕掛けるアタックと上下のコンビネーションが面白いようにクルバノフに決まる。




動作的にマドリモフはウズベク/ウクライナ系アマの多軸ボクシングであり、 当然ロマチェンコのような小~中パンチの多軸打ち中心のオフェンスなのですが、 アタックに前後並進の推進力を上手く乗せる事に長けていて、 そのパンチには意外なほどに破壊力があります。 ついに5R、 上下ジャブ軽打 → L字殺しの右オーバーハンドがドンピシャ ! この一撃で完全に勝負あり ! ! となりました。




戦前の予想以上の大きな差を見せ付けたマドリモフ … 同胞ボハチュクやら、 明らかに勝てるであろうムルタザリエフとの統一戦よりは … やはりフンドラやチューJr. 、 メンドーサらとの絡みが見たいですね。














◎ 結果:マドリモフ 5R TKO勝利





※ 余談ですが、 現在おそらくプロアマ合わせたスーパーヘビー級最強の男でありマドリモフにとってはウズベクの同胞でもあるバホディル・ジャロロフとのタッチゲーム動画 … 面白いです。 スーパーウェルター級とスーパーヘビー級って並ぶと こんなにもサイズ差があるんですね ^ … そしてこのサイズ差でも大きい方がスピード勝ちする事もあるんですね … ↓ ↓ ↓





▼ イスライル・マドリモフ vs バホディル・ジャロロフ(タッチゲーム)