当ブログとしては絶対に見逃せない、
おそらく現役女子MMAストライカーとして
( 技術だけを見れば ) 世界最高峰の両者、
そんな二人の直接対決が遂に。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170202/16/dagekilab/bb/1b/j/o0560058213859404167.jpg?caw=800)
ヴァレンチーナ・シェフチェンコ も
ホリー・ホルム も 本当に最高のストライカー。
お互いボクシングでもキックボクシングでも、
世界レベルの活躍をした後、UFCに乗り込んで来ています。
シェフチェンコはややクラウチングで爪先立ち、
ホルムはベタ足でムエタイ型のハの字ガード、
MMA用に腰を落とし、テイクダウンへの対策も怠らない。
どちらも体幹に優れたサウスポー、
構えを見ただけでワクワクします。
▼ シェフチェンコ vs ホルム
( フル動画は消されてしまいました … )
試合開始、両者いきなり仕掛ける事はせず様子見。
ホルムは遠距離から関節蹴りを狙うも、
シェフチェンコはホルムの動きに合わせて完璧に距離を保つ。
イン/アウトにローを出しながら食らいついてきたホルムに
右ジャブのカウンターを強く当てていく。
中々入れないホルムだが、入り方を変えて逆ワンツーをヒット、
ダウンにはならなかったがシェフチェンコを転倒させる。
1Rはホルム。 2Rに入っても展開は変わらずですが、
シェフチェンコの距離間が常に一定で完璧。
ホルムは強引にでも自分の距離を作りたい所ですが、
シェフチェンコの正確なカウンターを恐れて入れない。
シェフチェンコ、ホルムの左フックにバックハンドなど、
トップクラスならではの難易度の高いカウンターも見せる。
ホルムが攻めあぐねてると見るや自らワンツーで飛び込んだり、
心憎いほどに押し引きと緩急が上手い。
ホルムはパンチも得意のハイキックも全て外されている。
2Rはシェフチェンコ。 3R、お互いスーパーマンパンチなど、
フェイントも交えた高度な打撃戦。
ホルムのミドルをキャッチしたシェフチェンコがテイクダウン、
組み合いながら右フックを当てホルムの目尻をカット。
その後内掛けから再び倒すとケージ際に押し付け、
ホルムのハーフガードをお構いなしに片手を抜き、
肘打ちの連打、そしてパウンド ! 3Rもシェフチェンコ。
4Rも正確なシェフチェンコのカウンターが冴える。
距離が一向に変わらず、ホルムは貰い続けるだけ。
5Rも同様の展開が続く。
ホルムの前足サイドキックを流し受けしてアウトロー、
そこからワンツーを返し、ホルムのパンチに再びロー。
スーパーマンパンチからまたローのコンボ。
ホルムの右腿は真っ赤に腫れ上がっている。
ホルムの技はほとんど読まれてしまったか、
全くと言って良いほど当たらない。
シェフチェンコのバックスピンキックがホルムにヒット。
そのままホルムは打開策が見出せず、試合終了。
シェフチェンコの完勝でした。
シェフチェンコの距離で試合をしてしまったホルム、
全くと言っていいほど良い所がありませんでした。
期待通りとは行きませんでしたが、
シェフチェンコの優れた空間支配能力、
集中力、各打撃の正確さは素晴らしかった。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170202/16/dagekilab/8b/a0/j/o0560041713859404169.jpg?caw=800)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20170202/16/dagekilab/df/2e/j/o0560044713859404173.jpg?caw=800)
ホルム、ミーシャ・テイト、ヌネスと、
タイトルマッチの度に王者が移り変わる戦国時代。
ここにロンダ・ラウジーの入る隙間はあるのか …