AORというジャンル自身に人気が集まらず、
新しいアーティストがなかなか生まれてこない現代・・・ガーン
しかし、AOR界の救世主となりうる新しい才能は確実に存在している!
この時代にAORを演奏してくれている稀有なアーティスト(←謙遜した言い方)ブタ
を取り上げ、持ち上げて頑張ってもらおうというコーナードキドキ
「あれ?もしかしてAOR救世主?」


本日取り上げるのはプームのお2人である音譜



うわー!
昔、よく雑誌の付録とかについていたもので、
左右に赤と青それぞれ別の色が装着された
3D用のセロファン・メガネがあったが・・・



これで見ると立体的に浮かび上がりそうな斬新なジャケですな!にひひ

しかし、あのメガネで3Dを見た後は、目がおかしくなるんだな~
今もまだこの3D方式は存在しているのだろうか?

さて、そんな目がチカチカしそうな2人は
フランス・パリ在住のカミーユとジークフリートというお方。
このプームは、フランス語で歌う男女AORデュオのニュー・カマーなんである。

フランスと言えば、Geysterやナイトシフトなど
近年でもAOR系アーティストが数多く存在し、
AORというジャンルもさかんなありがたいお国であるラブラブ
また、フランス語とAORの相性は
ダイアン・テルドワイト・ドルーイックの例を見るまでもなく
素晴らしいものがあるのだ!

これまた情報がフランス語ばかりでわからない部分もあるのだが・・・
彼らが世に出たきっかけは、
フランスのエレクトロ・ポップシーンで大人気を誇るDJのユクセクがほれ込み、
自身のレーベル「Partyfine」から出したコンピレーション・アルバムで
プームの「De la vitesse a l'ivresse」という曲をコンパイルしたことから、らしい。

それ以降、曲を発表するごと注目が集まり、
2016年9月に、所属するフランスのマネージメント・レーベルGrand Managementから
ついにデビュー・アルバムをリリースしたのだったクラッカー
これがまた抜群のメロウ感覚を持つニュー・エイジAORな1枚だった!

「De la vitesse a l'ivresse」はもちろん、
まんまダフト・パンクの「Get lucky」を思わせるナイル・ロジャースな「Les voiles」、
ダンサブルな「Toi et moi」、ボリス・ヴィアンのカバー「Je Bois」などなど
ディスコ・サウンドを基調としつつファンキーなギター・カッティングが活躍し、
アダルトなフレンチ・ポップスが堪能できるのだ!

特に、ゆったりとしたリズムに甘いボーカルがからむ「Qui es-tu?」が最高だ!



うおー!囁くようなフランス語が心地よい~晴れ
まさに甘美な世界観!

日本語に訳すと「あなたは誰?」というこの1曲、
メロディーに気品があって、全体の雰囲気もメロウ・・・
こじゃれたAORフィーリングの復活だ!
この路線でガンガン曲を提供し続けていってもらいたいものだラブラブ!

それにしても、日本人にとっては何ともおしゃれに聞こえてしまうフランス語の語感・・・
AORのサウンドにはぴったり合いそうだ。
従来のサウンドと新しい感覚の融合
これぞAORの復権に必要なファクターなのかもしれないキスマーク

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