2009/04/22
真夜中
誰もが寝静まる頃に
魔女たちは森を燃やす
仲間にいれてくれないか?
何でもするよ
そう言うと魔女は立ち上がりもせず
しっ と
私を追い払う
私は仕方無く
のろのろとさまよって
帰りたくもない寝床に入る
帰りたくはなくも
帰る帰らざる場所は一つのみ
この何とやるせない事か
森は魅惑の篝火を燈しているのに
だが彼女らが駄目と言ったら駄目なんだ
私は眠れぬ枕に両手を頭の後ろに組み
天井を見上げる
どんなに工夫しても
真夜中に私には明々と
私には明々と
アパートの外の光が十分に入って来て
いつもの事だが
これじゃあまるで朝か昼間
ああ
冗談じゃない
勘弁してくれ
私は夜が見たいのだ
夜を味わいたいのだ
本当の闇を
本当の闇の中に瞼を閉じたいのだ
これじゃあますます朝だ
冗談じゃ済まないのに
私には何も出来ない
何も出来ない
何も出来ないんだ
それにしても
そんなに悪い事をしてきたのだろうか
魔女たちよ
どうして仲間に入れてくれない?
瞼をつむる
しかれど光が私の瞼の中に
何時の時間になれば私の欲しいものが手に入る
本当の暗闇が
誰もが寝静まる頃に
魔女たちは森を燃やす
仲間にいれてくれないか?
何でもするよ
そう言うと魔女は立ち上がりもせず
しっ と
私を追い払う
私は仕方無く
のろのろとさまよって
帰りたくもない寝床に入る
帰りたくはなくも
帰る帰らざる場所は一つのみ
この何とやるせない事か
森は魅惑の篝火を燈しているのに
だが彼女らが駄目と言ったら駄目なんだ
私は眠れぬ枕に両手を頭の後ろに組み
天井を見上げる
どんなに工夫しても
真夜中に私には明々と
私には明々と
アパートの外の光が十分に入って来て
いつもの事だが
これじゃあまるで朝か昼間
ああ
冗談じゃない
勘弁してくれ
私は夜が見たいのだ
夜を味わいたいのだ
本当の闇を
本当の闇の中に瞼を閉じたいのだ
これじゃあますます朝だ
冗談じゃ済まないのに
私には何も出来ない
何も出来ない
何も出来ないんだ
それにしても
そんなに悪い事をしてきたのだろうか
魔女たちよ
どうして仲間に入れてくれない?
瞼をつむる
しかれど光が私の瞼の中に
何時の時間になれば私の欲しいものが手に入る
本当の暗闇が
2009/04/22
無邪気なものほど
悪党なものはないよ
貴方も知ってるはず
陰険で卑しいやり方が
どんなに無垢だろう
どんなに可愛い事か
無邪気な魂?
私は拒否する
だからと言って
別に計画に賛同もしないが
どっちつかずさ
どっちでもいいわけ
私を流れに注いでくれるなら
保身で結構
小さい声で言うけど
皆そうじゃないか
ああ
でも鳥肌が立つ
無邪気な魂の
なんと悪意のある事か!
大体そいつは無自覚だが
自覚無くても罪はあまりに大きいよ
無邪気な魂
この私が息の根を止めてやる
しかし奴らには私のような人間の戦闘は効かないのさ
知ってるよ
知ってるよ
私は知ってる
彼らの放火は許可されているし
てんで喰えない奴ら
奴らのやり方はいやらしい
きっと いや
必ず悪食だ
奴らは無垢な顔してその場を占領する
しかし奴らがどんなに私より有利でも
死んだって奴らの仲間になんかなりたくないね
だって奴らの着てる服は
一見清潔と騙されるところだが
私のひねくり曲がった卑屈な魂より
恐ろしく汚くて腐ってる
近寄ると腐臭がするんだ
ああ
陰険なるいやらしい計画たち!
私はそれを心から愛する!
悪党なものはないよ
貴方も知ってるはず
陰険で卑しいやり方が
どんなに無垢だろう
どんなに可愛い事か
無邪気な魂?
私は拒否する
だからと言って
別に計画に賛同もしないが
どっちつかずさ
どっちでもいいわけ
私を流れに注いでくれるなら
保身で結構
小さい声で言うけど
皆そうじゃないか
ああ
でも鳥肌が立つ
無邪気な魂の
なんと悪意のある事か!
大体そいつは無自覚だが
自覚無くても罪はあまりに大きいよ
無邪気な魂
この私が息の根を止めてやる
しかし奴らには私のような人間の戦闘は効かないのさ
知ってるよ
知ってるよ
私は知ってる
彼らの放火は許可されているし
てんで喰えない奴ら
奴らのやり方はいやらしい
きっと いや
必ず悪食だ
奴らは無垢な顔してその場を占領する
しかし奴らがどんなに私より有利でも
死んだって奴らの仲間になんかなりたくないね
だって奴らの着てる服は
一見清潔と騙されるところだが
私のひねくり曲がった卑屈な魂より
恐ろしく汚くて腐ってる
近寄ると腐臭がするんだ
ああ
陰険なるいやらしい計画たち!
私はそれを心から愛する!
2009/04/22
誰か私に質問をしておくれ
質問されれば答えようもの
私はされど私の質問には答えぬよ
そこには私が居ないからさ
ああ
どうか私に誰か質問しておくれ
私に又一人夜中のしけった海をぼやりと見よというのか‥‥‥‥
そう言うのか‥‥‥
展開は一変
私は私を忘れなくてはならなくなった
残したものは
叶わなかった切望のみ
でもそれは生くる人間には叶わぬ望みだから
私は知っているのだよ
私は知っていたのだ
けれど胸の底から這い上がってくるものだからこそ
切望と言うのじゃないか
切望と言うのじゃないか
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
お願いだ
祭り火を燃やす森の魔女
老いてなおこそ
私の願いを聞き届けてくれるだろう?
まやかしを
不純なるまやかしを
私にかけておくれ
寝起きの私しめに
お願いだ
懇願する
この命貴女に預ける
覚悟はとっくに決まっている
それは貴女にはご存知だろう
だから頼むよ
お願いだ
老いてなおますますこ狡くなる魔女よ
少しだけ祭りの手を止め
私にまやかしをかけてくれ
朝に何かを望む人間は居ない事など
貴女には何百年も昔から知っていることだろ
だから頼むのだ
寝入り起きた私にまやかしを
ああ
どうか卑しいまやかしをかけておくれ
今はまだ彼女居る森は
こちらからは燃えてる炎の残映が
ぼやりと妖しく正しく
空を彩るのが見える
質問されれば答えようもの
私はされど私の質問には答えぬよ
そこには私が居ないからさ
ああ
どうか私に誰か質問しておくれ
私に又一人夜中のしけった海をぼやりと見よというのか‥‥‥‥
そう言うのか‥‥‥
展開は一変
私は私を忘れなくてはならなくなった
残したものは
叶わなかった切望のみ
でもそれは生くる人間には叶わぬ望みだから
私は知っているのだよ
私は知っていたのだ
けれど胸の底から這い上がってくるものだからこそ
切望と言うのじゃないか
切望と言うのじゃないか
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
お願いだ
祭り火を燃やす森の魔女
老いてなおこそ
私の願いを聞き届けてくれるだろう?
まやかしを
不純なるまやかしを
私にかけておくれ
寝起きの私しめに
お願いだ
懇願する
この命貴女に預ける
覚悟はとっくに決まっている
それは貴女にはご存知だろう
だから頼むよ
お願いだ
老いてなおますますこ狡くなる魔女よ
少しだけ祭りの手を止め
私にまやかしをかけてくれ
朝に何かを望む人間は居ない事など
貴女には何百年も昔から知っていることだろ
だから頼むのだ
寝入り起きた私にまやかしを
ああ
どうか卑しいまやかしをかけておくれ
今はまだ彼女居る森は
こちらからは燃えてる炎の残映が
ぼやりと妖しく正しく
空を彩るのが見える