ダダ散文 -105ページ目

2009/04/22

花折りし


罪悪感なし


生き物蹴飛ばし


罪悪感なし


折れた花は枯れる


華やかに色気薫る花もいつかは枯れる


されど死んだ花が
生きていた時散らした
種からは芽が出る


私がへし折った花も

私がてんで無造作にへし折られる前に
ゆく末は
人を惑わす香りを漂わす種を
散らして私にへし折られたかもしれぬ



鏡に目をやる
誰かがそこにいる

私だ

私は鏡を見ながら
片手で頬を撫でてみる


無が訪れ


私は鏡を見るのを止める


飽きたのだ

無に


しかしさて
やる事こそない


私は何も持っていないのだよ



それから私は自分の無の中に入り



そして飽きる


妄想は悲しくも長くは続かない


無が入り込み


私は飽きてしまう


私は飽きてしまう
私は飽きてしまう


私の中の無に



そしてそれから息の仕方が分からなくなる

2009/04/22

苦悩する魂には
陶酔を


魔女に魂を売り飛ばして


苦悩する魂は
切望するは
陶酔のみ


それだけが彼を彼から解放させてくれる


どれだけの波が彼を襲ったか

どれだけ彼乗る小船は座礁したか

彼は浅い息をし続ける


その事に時々気付く


けれど深い息を吸えば
喉にやらしく絡み付くものは

澱み腐敗した空気


故に彼の胸板は
可哀相に若くして老い干からびている


どうか彼に一秒でも陶酔を


彼には一秒ではないんだ


座礁した小船は未だ止まる事なく



なればこそ
彼にひと時の誘惑な甘ったるい花の香りを



それをも無理ならば


どうか彼を手に負えぬ竜巻の中に

大事件の手中の中に


さも無理ならば?


さも無理ならば
彼の胸板はますます痛々しくぺしゃんこになり


彼の見つけた物々は
誰へとも見せられず


‥‥‥‥‥それこそが人が見る最後なのに


どうか彼に陶酔を


陶酔の時を授けてくれ


‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

さもならなければ
私は眠れぬ!

2009/04/21

怒れよ

怒る事は大事であればこそ

君は忘れたいなら

欲を思い出せ


されば忘るるならば


私達は何をしてきた
何をしてきた

何かを主張出来たか

何かを断言出来たか


何かを断言出来た事があるかい


世界は回ってるらしいが

世界は変わっておらず


せめてもと
日々死を背に置いて生きようよ


何故かと問う?


本当に生きる事に繋がるから

ただそれだけよっと

今日も夜が来た

寝入った後の夢は?


寝入った後の夢は‥‥‥



幻でも何でもいい


魔女に頼むよ
まやかしを


しかれど諸君


こんな事考えながら
のろのろ帰宅すれば


まやかしは既に素早く君を掠め取る