先日の記事で取り上げた、現時点でまだ採用例の少ないQualcommの最新Bluetooth SoC = QCC5121を世界最速クラスで搭載したLibratone Track Air+ですが、割と興味を示してくださった方も多く、当ブログでもアクセス数の多いコンテンツとなっています。まだ世界的にも限定発売のようで、私はAmazon.co.ukから転送業者を介して入手しました。
そのTrack Air+ですが、先日の記事に追記という形で記載した:
追記: すごく快適に使っているのですが、ふとandroidの開発オプションで確認できるBluetooth接続状況をみてみたら、通常のaptXでかつLow Latencyモードで接続しているみたい。家の中で目の前にスマホはある状態で。あれ今回の最大の売りのaptX adaptiveはどこいっちゃっったの??? aptX adaptiveモードに強制的にしても戻っちゃうし?
この部分がモヤったままなので引き続き検証してみました。
あれからも日常で使っており、ANC搭載にもかかわらずかなりの小型・軽量というところが気に入っており、私の耳ではとてもイイ音を奏でていてくれるのですが、やはりスペック厨としては、この最速QCC5121=aptX adaptive採用!が最大の惹きだっただけに、気持ちよく聴いていてもどこか片隅にモヤが。。。
こちらが開発オプションの画面です。
上記の円で囲ったところが、下記図2のようにaptX adaptiveになっていることが期待値で、図2のように選択肢から強制設定しても、設定画面を再起動すると図1の通常のaptXモードの設定に戻ってしまいます。
aptX adaptiveには未対応ですが、aptX HD=ハイレゾに対応したこちらも最新のSoC=QCC3034を搭載した国産ワイヤレスイヤホンaviot WE-BD21d(これもお気に入り♡)を比較として接続しましたが、こちらは同じ画面でaptX HDかつハイレゾ接続しています。
あれ? 廉価版のQCC3034がハイレゾ接続で、Track Air+が採用したハイエンドのQCC5121が無印 aptX接続なの???
なお、先日別記事でご紹介した一世代前のハイエンドSoC CSR8675を搭載したBluetoothレシーバー Shanling UP2は無事LDAC接続されていることが確認できます。
Quallcomの担当者にインタビューしたPhilewebの記事でも、
Murray氏:Snapdragon 855シリーズではユーザーがモバイル端末でどのようなコンテンツを再生しているか、リアルタイムに判別しながらaptX Adaptiveの接続状態を最適化します。
と述べており、今回接続しているXiaomi Redmi K20 ProはSnapdragon 855搭載スマホなので、送りて側(K20 Pro)も受け側(Track Air+)もaptX adaptiveに「プラットフォーム的」には対応しているはずです。 aptX adaptiveを実行するためにはもう一つなにかの要素が必要なのでしょうか。
・・・・・ すみません。ストーリー的にここで「実は!」となっていると演出的によろしいのでしょうが、オチがございません。。。 未だ解明に至っておりません。 もうちょっと調べを進めます。(誰か知らないかなぁ。。。)
おまけ
今回の主役Libratone Track Air+をディスっているわけではまったくなく、むしろお気に入りだけに最大限のウェルカムをしてあげたいわけです。以下のようにアプリもシンプルでSONYのANC搭載イヤホンの設定アプリのようなてんこ盛り感がなく好感が持てます。アプリ自体も電子マニュアルも完全日本語化がされているので輸入輸入した感がないのも◎です。
さらなる続報をお待ち下さい。
それでは今日はこのへんで。




















