市・企業・学校の連携で地域循環型の経済構造の構築を! 第一回「産官学」の話し合いに前進 | だばなか大介オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本共産党河内長野市議会議員 だばなか大介

これまで日本共産党は、人口減少社会の中で、河内長野市で働く場所を確保する事が極めて重要な課題と位置づけ、和歌山県の事例も示しながら「産・官・学」が1つのテーブルで話し合う必要性を様々な角度から提案してきました。

 

地域循環型経済に! 開発競争型から地域循環型の経済社会に転換するため「あらゆる手段を」

 

地域経済活性化を 紀北工業高校とハローワークを視察

 

和歌山県庁に視察 若年層の地元就職促進など

 

昨年11月28日に第一回目の話し合いのテーブルが河内長野市で持たれ、市内企業・工業高校・商工会・大阪府などが参加しました。

その会議の内容が公表されました。とても有意義な内容で嬉しく思います。

 

この先、地方銀行やハローワークも同じテーブルに着いてもらい地域経済のあり方を共有できればと思います。

 

みなさんからのご意見お持ちしています。

 

★やりとりの内容は以下の通りです。

 

企)生徒に馴染みのない社名の企業は生徒からどのように見えているのか?
学) 生徒には、各企業のホームページに色々な情報が出ているので必ず見るように指導している。
学) 企業説明会などの機会があれば、生徒に自社について説明してもらえる。

企) 求人票で募集する職務内容と社名との間でギャップがある場合はどのようにすれば良いか。
学) 生徒はほとんどの企業と仕事内容をわかっていないのが現実。仕事の内容の写真などを生徒会の資料につけるなどの工夫をしている企業もある。
学)応募前見学でどんな職場なのかを見てもらうことが良い。

企)若い従業員と年配の従業員とのコミュニケーションが課題。コミュニケーションが苦手な生徒にはどのような指導をしているのか。
学)挨拶を大切にしている。あとは自分の考えを自分の言葉で言う機会を作っている。
学)進路指導面では、面接の練習をしっかりしている。その練習を通じて言葉遣いや話し方を身につけてもらっている。

企) 入社後の定着率を上げていきたい。卒業生がミスマッチを感じて先生のところに相談に行くケースはあるのか?
学)卒業から3年後に離職率調査を卒業生に向けて行なっている。その結果を見ると、辞めた理由は人間関係が多い。
学)中には早く進路を決めたいので安易に決めてしまう生徒もいる。応募前職場見学などで仕事のやりがいなどを見つけるように指導している。

企)大卒・高卒ともに採用が厳しくなっている。和歌山県でも行っているインターンシップを活用したいがどうか?
学)和歌山県は「校友会」という組織を作って実施している。これとは別に実施することは可能と思う。ただしインターンシップはなかなか生徒が参加しない。またインターンシップで行った企業への就職も少ないのが現状。

企)毎年求人をお願いしているが、人材としては優れた能力を持った生徒に来てほしいと思っている。
学)本校でも定員割れを起こしており低学力化の傾向が見えている。自学自習の意識を生徒に持たせていきたい。

企)過去から貴高校とは深い付き合いがあり、従業員の半分くらいが同校出身だが近年は求人をやめていた。今年求人を再開したものの応募がなかった。今後に向けて何かアドバイスが欲しい。
学)生徒の応募がなかったことは申し訳なく思う。ただ近年は多くの求人がある中で、生徒の背中を押すことは可能だが、ミスマッチを防ぐための指導も必要で、せめぎ合いの部分と感じる。就職指導の一環で卒業生を招いた進路講話を行っている。そんな場面で協力をお願いをできればと思っている。

企)求人企業が増えている中で、生徒と就職先企業とのマッチングや就職指導はどのような形で行われているのか?
学)1年生の時から担任が進路希望を聞きながら面接しており、3年生は企業への応募の時期に2回行っている。特に最終進路を決める面談は 生徒をよく知っている各科や担任の先生が行っている。
学)生徒は大手企業などの目線では選んでいない。休み、夜勤の有無や家から通えるかなど現実的な部分を見ている。

企)入社後のキャリアデザインを考えている生徒はいるか?
学)製造ラインでコツコツと仕事をしたいという生徒が意外と多い。生徒にはキャリアアップを目指して欲しい。5年、10年、20年後どうなっているのか考えるようにと言っている。

学)昨今の働き方改革で仕事とプライベートをしっかり分ける傾向も感じる。

企)例えば河内長野市内の企業を貴高校に集めて企業説明会のようなものをすることは可能か?
学)企業説明会を開くのは可能である。和歌山県の場合は県で予算を持っているが、校舎内の教室をブースにして実施した例もある。但し、時期については事前に相談してほしい。
学)高校側から個別企業に対して生徒会の説明をお願いすることは難しいが、企業からの依頼があればきちんと対応させていただく。