地域経済活性化を 紀北工業高校とハローワークを視察 | だばなか大介オフィシャルブログ Powered by Ameba

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日本共産党河内長野市議会議員 だばなか大介

河内長野市はベッドタウンとして成長してきましたが、現在はベッドタウンとしての需要は少なくなっています。

 

子育て世代に定住してもらうには、地域の中で働ける場所を確保することが必要です。

 

この街で働いて、この街で住んで、この街で子育てをする。地域の中で生産と消費が循環する社会です。

 

日本共産党はこれまで、地域循環型の経済構造が必要であり、その第一歩として「産・官・学」、事業者と市と学校の3者が地域経済について考えるテーブルを作るよう求めてきました。

 

「産官学」を組織している津山市↓

https://ameblo.jp/dabanaka/entry-12306639134.html

 

この間私たちは、事業者は訪問してきましたが、学校のお話しを聞いてこなかったので、まず7日に橋本市にある紀北工業高等学校に伺いました。

(なぜ、紀北工業高校かというと河内長野市への就職実態は藤井寺工業より紀北工業、そのほかの商業でも、橋本からの就業が多いからです。)

また、労働力不足の実態を調査すべく、10日にハローワーク河内長野さんのお話も伺ってきました。

 

現在、指定校求人の数は生徒数の約3倍まで増えています。

 

指定校求人の制度など、普段からの企業と学校の繋がりの大切さを感じました。

 

紀北工業からは多くの生徒さんが、河内長野市の企業に就職していますが、和歌山県は特に地域での就職に力を入れておられます。

 

一つは津山市でもやっていた企業情報誌を高校生と大学生に配布しているとのこと。私も市議会で市に提案をしましたが、もし河内長野版があれば配布してくれますか?とお聞きすると、実際に冊子があればとても助かるとおっしゃっていました。

 

 

また今年は初めて(昨年デモ的開催)、橋本市で市内企業の就職フェアを開催したとのことです。やはり就職フェアは実際に生徒が企業を知る場ととなり、就職先決定の大きな材料になったとのことです。

 

旋盤室

 

鋳造室

 

ものづくり部

 

こちらも、学校の視察は初めてでしたが、先方も議会からの視察は初めてとのこと。大変良い勉強になりましたしこれからは、行政がもっと学校と連携していかなければ地域経済の活性化はできないと思います。

 

貴重なお時間ありがとうございました。

 

 

10日のハローワークさん

 

 

6月の河内長野管内の有効求人倍率は0.79。

いま有効求人倍率が1を超えると言われる中で少ないです。

また河内長野の特徴は求職者の1/3以上が55歳以上の高齢者です。

 

年度ごとでは求人は横ばいで求職が減っっている状況です。これは人口減と言うよりも失業者が減っているとのことです。

 

職種別で有効求人倍率が最も高いのは介護職で5.71です。

やはりキツくで賃金が安い、 などの問題が大きくあります。

保育も同様で国による労働条件の更なる改善が求められます。

 

また、運送業や建設業が高い求人倍率になっています。

今回、認識を新たにしたのは、今でも建設業は日給制(保険や年金はあり)が半分以上で、仕事の在る月と無い月の賃金の差が大きく、なかなか求職者とマッチングしないとのことでした。

 

河内長野市では幸い、高齢者の主な就職先である清掃員や警備員の求人は1以上あります。

 

就職に際して、厚生労働省や都道府県労働局ではたくさんの雇用促進の助成金制度があります。これらを活用して様々な人の就職促進も地域経済活性化には必要だと思います。

 

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2カ所の視察を通じてもなかなか、特効薬はありません。

 

市として出来ることは何なのか、

若年層の定住はじめ人口減対策の土台となるのは、危機感を持って地域経済の活性化に取り組むことだと思います。

 

手探りで切り開いて行きたいと思います。