発達障害(自閉症)のある息子と紆余曲折 -23ページ目

体育館で

 土曜には珍しく,近場の体育館が空いていたので,長男と次男をつれて遊んできました.夏は日差しが強すぎて外で走り回れないので,体育館で遊ぶのはいいストレス解消になりました.
 遊びで,長男と次男を,体育館の端から端まで競走させたのですが,発達障害はあっても長男の方が身体能力は高いのに,なぜか長男は競走させると力が入らない走り方になってしまいます.次男は無邪気に走るだけ.結果,次男の方が速かったです.
 去年の運動会では,勝ち負けにまったく興味がなくマイペースに走っていた長男でしたが,今日は,成長した姿を見せます.負けるのは嫌で,負けそうになるやいなや弟に「とまって!とまらないとダメ!」と怒ります.全力だせば勝てそうなのですが,全力では走りません.
 帰りに体育館のモップがけして帰りました.長男もモップを持ちたがって,モップを持って私について走ります.その走りが今日一番のスピードで,余計なもの持っているのに,弟と競走してたときよりずっと速い・・・
 長男は,走る意味とか,何かないと力が出ないのかもしれません.長男が負けることに,これまで思っていた以上に悔しがっていたのも印象的で,これからは弟と競争させるならうまくやらないと・・・と感じました.

字を書く

 3歳でひらがなを覚えた長男ですが,字を書くのはあまりやろうとしませんでした.しかし,侍戦隊シンケンジャーごっこをするようになり,昨日は紙を丸めた刀を片手に,「シンケンレッド・・・一筆奏上」と言いながら空中に赤いクレヨンで字を書いていました.(シンケンジャーは「字」を書くことで変身します)
 そこで長男の手元に白い紙を持ってきて,「何て書くの?書いて」というと,長男はシンケンジャーの本を持ってきて,シンケンレッドをみながら,「」と書きました.
 さらにうちわを片手に「シンケンピンク・・・」といいながら桃色のクレヨンをかざしているので,紙に書かせると「」も書きました.
 ひらがなの前に「火水木土天」を書けるようになるかもしれません.

なんて答えればいいのでしょうか1

最近,長男はどうしてどうしての質問ラッシュです.答えにくい質問がくるようになりました.特徴のある質問集を作れば面白いのかもしれません・・・
1)死ぬのは何?死んだらどうなるの?どこにいくの?
2)保育園にいって学校に行ってお仕事行ってそれからどうするの?
3)生きているのはどうして生きているの?

我が家では
1)死んだら土に入って土になるよ.と答えています.ちなみに後日に読んだある育児本では生々しすぎてダメな回答例になっていましたが・・・
2)畑でお野菜つくるかもしれない.と答えてみました.
3)決まった回答ができず,トートロジーでごまかしたりしてます.

 療育施設の課題で,絵合わせのなど課題をこなすのに不要な,余るパーツがあって,そのパーツを「いりません」の絵カードなどで,意思表示するというメニューがあるのですが,「これ(余りパーツ)は何の時に使うの?」という質問をするようになっています.とっさに言われるとこれも回答しにくいのですが,答えないと次のメニューに進むのが遅れることもあります.とりあえず「また今度使います」と回答してごまかしていますが.

兄弟による療育効果

 これまで,障害のある長男を最も熱心にな療育してきたのは次男かもしれません.長男はセットバックのため外見上は言葉を失ったのかのようになっていた時期がありました.親の言うことはわかっても返事はできず,会話が成立しなくなっていました.
 しかし次男が単語をしゃべりはじめて,長男を発語で追い抜きそうだと感じたころ,長男は親とはお話しようとしないのに,次男に話しかけられると,単語を返そうとするようになりました.両者の言葉がかみ合わず,無理問答のように聞こえるのですが,楽しげに何度か単語をやりとりして,両者が納得しているように見えたこともあり,非常に不思議でした.そして弟との無理問答を繰り返すうちに,発語が増え,大人との会話も成立することが増えるようになりました.
 さらに次男がおやつをもらうなど,言葉で要求することを成功させるようになると,すぐに長男も同じフレーズを使って要求するようになります.当時,家では絵カードで要求させるように試行錯誤して,あまりうまくいっていない時期でした.言葉での要求を覚えてから,長男は次男とともに爆発的に言葉を増やしていきます.
 長男が弟と同じ時期に言語面で急速に伸びたのは,単なる偶然で,長男も単に成長する時期にあったのかもしれませんが,同じ時期に近いレベルの言語能力を持った弟の存在による影響があるような気がしています.
 後付けの解釈ですが,セットバック後の長男の無意味な発語に対しては,妻も私も無意識のうちにがっかりした態度をとっていたかもしれません.そして長男ば親に発語してもがっかりした態度をとることがある
ので,発語すると言う行動を弱化してしまい寡黙になっていた可能性があり,反省しています.これに対し次男は何か返事さえあれば笑顔で対応していたので,無理問答であっても長男の単語を使うという行動は,次男のリアクションで強化されたのかもしれません.
 言葉での要求の成功は,長男が次男の成功から学んだのは,最初は次男と全く同じフレーズで長男も要求していたので間違いないと思います.親としても絵カードや初語による要求の訓練の中で,要求行動の見本を見せていたつもりでしたが,我が家で作った絵カードや親の考えた要求の言葉より,次男の言葉のほうが,長男には使いやすかったのでしょうか.
 ・・・我が家は妻も私も療育が下手なので,次男が見かねて補ってくれたのかもしれません.

侍戦隊シンケンジャーとごっこ遊び

 次男も長男も最近は侍戦隊シンケンジャーがお気に入り.次男といっしょに,長男も自分からはあまりやらなかったごっこ遊びをやるようになりました.
 長男と次男が「お父さん外道衆(悪役)やって」と言って斬りかかってきます.次男は「斬られて」「倒れて」とのお願いしてくるのですが,長男は「爆発して」「(胴体が)2つに切れて」とのお願い・・・無理です.
 長男は電話がかかってきたマネもするようになって「もしもし」「あ,おばあちゃん?」などと上手に,その場にいない人と電話のマネを始めるのですが,それ以降は「もしもし...お話して!」「もしもし?」の繰り返しでマネのはずの相手の返事を待つことが多く,現実との混同?のためか,ごっこ遊びは少しぎこちないです.