★★★★☆

ネパール旅行中に読むためネパールっぽいものをと選んだ一冊。
これはいわば自伝であり、作者は植村直己さん。

ただの登山家のおじさんと思っていたのが正直なところだが、
大変感銘を受けた。

半ば衝動的な山に対する想いを抱き続け、無一文から五大陸最高峰登頂を成し遂げるまでが描かれている。その山登りの本でなく、人生の本だ。慣例にとらわれない姿、好きなものにまっしぐらな姿、その思いが伝わってきた。

いま若い中高生にも読んで欲しいと思った。

青春を山に賭けて (文春文庫)/文藝春秋

¥580
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★★★★★

ネパール旅行で読んだ本。
今年読んだ純文学で一番ではないだろうか(現在2013年11月に記載)。
何がいいかは忘れてしまった(笑)が、宮本輝すげーっとこのネパール旅行中感動しまくった。

後輩とノーベル文学賞を日本人で次とるならまずは村上春樹だろうけど、それ以外なら、、と話していた時に、後輩曰く、「宮本輝いいんじゃないですか」。
なら読んでみようと思った。

変に格好をつけていない文体で読みやすい。だけど、なんとも言えない心の機微を書いてくる。
もっと読んでみたいと思う。

錦繍 (新潮文庫)/新潮社

¥515
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今は2013年11月。
2013年2月にネパールに行ったことを書くのを忘れていた。
6年ぶりくらいの一人旅。どこがいいかと考えたけど、
アジア圏、寒すぎない、一人旅で行く方が楽しめそうな場所、まだ行った事がない場所ということで、ミャンマー、ラオス、ネパールのどれかにしようと決めた。

ミャンマーはビザが難しそう、ラオスは見どころが少なさそうということで、ネパールにした。当初は寒いから敬遠していたが、調べてみると以外に寒くなさそう。ならば、ネパールにしない理由はなかった。

カトマンズ経由でそのままポカラへ。
午後ポカラに着き宿探しと散策。
翌日朝ヒマラヤ絶景を見た後、パラグライダー初挑戦、空からさらにヒマラヤを眺める。午後はまったり。
ポカラ2泊後、翌朝からカトマンズへ6時間程バスで移動。悪路と交通事故渋滞を乗り越えカトマンズへ到着。そして、宿探しと散策。
翌日は観光、散策、休憩。翌々日は現地でドライバーを手配してちょっと近郊観光。2泊してカトマンズを飛び立った。

・印象としては、まあネパールは1回行けばいいかな(笑)。
・ポカラのヒマラヤは絶景で一回は見て欲しいが、ただ、北海道の洞爺湖はもう一度行きたいと思うがポカラの湖は一度でいいかな。
・カトマンズは中国以上の埃っぽさでびっくりした。治安は良さそうだが、人生であんなに薬を進められた街はない。
・基本的にインドを穏やかにして、少し派手さをなくして貧しさを増やした感じがします。
・自国の産業がない中で国を富ませるのは難しいのだろう。外貨獲得手段は観光と傭兵とのこと。ネパールの傭兵は優秀と世界で有名らしい。
・インドと中国の狭間で政治的なバランスが難しいらしい。国民性、経済的、言語宗教はインドと非常に密接である。一方で東は中国、チベット。あまりチベット擁護政策をとると中国からプレッシャーがかかるらしい。
・今回の旅行中チベットの中での正月があった。
・ネパール最終日はタクシースト。シニアイケメン夫婦と相乗りさせていただき空港に無事ついた。

こんなことを言えるのも経験したから。
これからももっと色んな所に行って見て触って経験したいなあ。

あと今回感じた事。
ネパール行っても中国人多いね。中国語と英語しゃべれればどこの観光地行っても色々な国の観光客と会話には困らないね。今まで分からなかったから気にしなかった中国人の会話も聞こえると面白いもんです。



★★★★★

最近はビジネス本の「当たり」が多いと感じる。

もともと、あまりビジネス本は積極的に読まないようにしている。
どうしても目の前でうまくいかないときに(というよりも全てうまくいっているときなんてない)、キャッチーなコピー/コンセプトが書かれている(というよりもビジネス本は売上増加のためにどれもキャッチーなコピー/コンセプトが書かれているものだ)ビジネス本を見ると、それに頼ってしまうからだ。あたかも、ビジネス本がうまくいかない自分を変えてくれるような気がしてしまう。

ただ、大概の場合、いや、ほとんどの場合、その本を読んでいないからうまくいかないのではなくて、自分の本気度が足りない、努力が足りない、工夫が足りない、運が悪い場合が多い。新しい知識が足りないからうまくいかないのではなくて、今自分が持っている知識を使う本気度、努力、方法、運が足りないのだ。

うまくいかない理由はビジネス本に書いてあるハウツーにある、それを知ればうまくいく、というのは安きに流れる甘い誘惑で、この誘惑が自分の成長を阻害するとも思っている。

中小企業診断士の資格をとった理由の一つもこれだ。自分がうまくいかない理由を経営戦略、財務戦略、フレームワーク思考が足りないからと理屈付けて、ビジネス本のお勉強に走ってしまう。MBAか中小企業診断士をとれば、自分がうまくいかない理由はビジネスの知識が足りないからではなくて、目の前の仕事に対する本気度、努力、工夫が足りないということに正面から向き合えると思った。

上記の理由でビジネス本はむやみに手に取らず、できるだけ厳選して数を制限して手に取るようにしている。100冊の興味あるタイトルを見たら、全部見たい気持ちをおさえて立ち読みするのは15冊、そのうち買うのは3冊という感じかなと思う。

前置きは長くなったが、その実際に買った3冊のうち「当たり」もあれば「ハズレ」とは言わないが「当たりでない」もある。

この「Hot Pepperミラクル・ストーリー」は「当たり」だ。

新しい事業を起こす際の4P戦略等々の教科書的なことは書かれていないが、やったことがない事業に対して、誰が誰に何の価値を与えるのかどうやって定義していくのか、どうやって競合と差別化して、どうやって組織をつくって、実際にどうやって社員をモチベイトしていくかが書かれている。MBAや中小企業診断士の教科書に書かれている組織論とかではなくて、あと一歩で注文がとれるかどうかのそのあと一歩の作り方が生々しく書いている。

知人がこの本にバイネームで出ているが、このような熱い経験ができたことが羨ましいし、このような熱い経験をマネージャーとして今のチームメンバーにさせられていないことに自分の実力のなさを感じた。

Hot Pepperミラクル・ストーリー―リクルート式「楽しい事業」のつくり方/東洋経済新報社

¥1,575
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ノーベル賞の山中教授受賞は正直うれしい。日本国民として素直にうれしい。
2000年以降は自然科学系受賞が相次いでいるし、まだまだ日本も捨てたものでないと思う(思いたいという願望に引きずられているかもしれないが)。

村上春樹が受賞できなかったのは残念だが、まあいずれどこかで受賞すると信じよう。

そんなとき会社の先輩が教えてくれた。
3年前の中国人活動家のノーベル平和賞受賞のことを中国人スタッフは知らないらしい。
本当に?と思ったので、日本に数年住んで、英語も日本語もペラペラの家庭教師の先生に聞いたが、やっぱり知らない。知っているけど、その人は反体制で悪い人だと思っている、というのなら理解できるが、受賞の事実を知らない。今回の文学賞受賞を中国人初めての受賞だと思っている。中国のwikipediaに相当するサイトで見てもその年だけ平和賞の受賞者がない。ノーベル財団のホームページは開くが、その年の受賞者のところをクリックすると開かない。

やっぱりこの国では、3年前の世界中でニュースになった事実も消されてしまうのか。こんなにインターネットが普及した時代の世界のビッグニュースなのに。SF小説のようだ。
中国に来てから一番驚いたことの一つだと思う。

ちなみに、100年前に無人島がどっちの国に属していたかの事実を変えることなんて、2-3年前の事実を消すよりもはるかに簡単なことだろうとも感じた。
いつ依頼なんだろう、ブログ更新するのって。見てみたら、1年半ぶりだった。

1年半前のブログの内容は、[I am so excited.]だって。だいぶその気持ちを忘れてたけど、というよりも完全に忘れてたけど、今日思い出した気がする。

モテキDVDを家で見たんだ。
なんかすげー心に染みた。なんだろうこの高揚と言うか、琴線に触れた感覚というか。
ただの深夜にテレ東かテレ朝でやっている番組の映画版と思っていたのだけれど、いい意味で裏切られた。

決して洗練された脚本でないかと思うし、迫真の演技という訳ではないのに。
何が心に触れたんだろう。

音楽か。
これはかなりの要因だ。好きな、ウォンカーワイや岩井俊二、北野武映画に共通するのはいい音楽。ここで自分の中の忘れかけてたスイッチが入ったかもしれない。DVD見終わった後にすぐに昔のくるりのアルバムをかけたし。今もアジカンをmacでかけながらキーボード打っているし。今月日本に帰るときは珍しくライブハウスいってこようかな。

あとは主人公に自分が重ねられちゃうんだ。同年代。
一人で色々将来のこととか考えて、色んな事妄想して、でも現実にはギャップがあって、頭の中で整合性をつけるために小賢く言い訳を考えて、自分の心の平衡感覚を保とうとする。でも、やっぱりそんな自分を100%好きになっていないし、だからといって変えていく力がない、いや、力がないのではなくて勇気がない、思い切りがないだけなのかもしれない。

就職活動で何か分っている雰囲気をオーラを出そうと思って頑張ってみたり。
好きな人ができてこのエネルギーを何にぶつけていいかわからず、ベッドで意味分らず衝動的にエビぞりしたりして。分るよ。
すっげーかわいい子を見て、この子彼女になってほしいと思って、だけど彼氏いると分って、残念と思った気持ち90%で、だけど10%は「彼氏いる子を追いかけてもしょうがない」という理由がつくれてホッとして。
頭をひねくりまわして仕事をして、理想やべき論で仕事をしようとして、目の前の仕事に集中していない。だけど、「辞めたきゃ辞めろ」「違う事できるんならやってみろ」「そうでないんなら、目の前の仕事やれ」っていう話だし、「今のお前は選択できる身分じゃない」ということを誰かに言われて気付かされてトンカチで殴られたような感覚になって、悔しいけど反論できない自分に気付く。そこで一皮むけるんだろう。
ある日、明らかに仕事ができて、人望もあって、賢くて、結果も出していて、お金も持っていて、異性にもてて、それでいて同年代や年下だったりして、完全に負けているなって人に出会う。何かその人に欠陥があったり、特異な事情があれば、自分の頭の中で整合性がつくのだけど、そうでなくて、完全に負けたなっていう人に出会う。色々理屈ひねくり出しても明らかに負け。負けを認めた上で、じゃ自分にできること、自分が必要とされていること、自分がいまできることをつべこべ言わずにやろうって。

いまの自分とかぶったのかもしれない。うまくいっていない理由を色々な理屈をひねくり出してみたり、負けを認めているふりして実際には認めていなくて。本気になればいいと分っても、本気になる勇気がなくて。
よし、まずは前向きに生きてみよう。自分ができることをやろう。自分は負けている、だから負けているなりに自分の出来る事を頑張ろう。

あと、長澤まさみ、今まであんまり興味自体なかったけどかわいいと思った。
役にあっていた。あんな子に思わせぶりな態度とられたら、誰だって本気になるよな、この子彼氏いるよなーって、彼氏とどんなエッチしてるんだろーなって、オレもしたいなーって、万が一の確率で彼女にならないかなーって、タンクトッップになっただけで勘違いする気持ちは分る。

今日から遡って少しブログを書こうかな。過去の自分ブログ見てたら自分の成長も見れて、元気が出て来た。

モテキ DVD通常版/東宝

¥3,990
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2011年 中国の上海に赴任します。

自分としては海外赴任の希望がかなったわけで
大変になるかもしれませんが、とてもうれしく、前向きにとらえています。
I am so excitedというところでしょうか。

とりあえず与えられた機会に感謝しつつ
頑張りたいと思います。

出発前に言われましたが「人生の節目になる年だね。」
まさにそんな年にしていきたいと思います。

年賀状には、うさぎ年ということで「飛躍の年に」というコメントも
多くありました。まさにそうなりたいと思っています。

ただ、気持ちとしては、「人生の節目になる年だね。」の方が
しっくりくる感じです。

どうしてかな。
2010年は読書履歴をつけ忘れていた一年でした。
忙しかったから、家で1人でいる時間が少なかったから等があるかと思いますが、
今後はsmartphoneでそこらへんのところをクリアできないかなと
思っています。

思い出せる範囲で読書歴は40冊でした。
毎月3、4冊ということですか。実際はもう少し読んでいるかな。
2010年の特徴は、仕事直結の本を比較的多めに読んだという事だと思います。
顧客業界知識習得のために9冊、情報システム知識習得のために3冊、
あと、中国に関する本も数冊読みました。

その中で読んで良かったと思う本の一部を
ピックアップしました。

★★★★☆
論点思考 

ロジカルシンキング、ロジックツリー、問題解決技法等々の
ビジネスフレームワークの中でもやもやしていたことが
すっきりし、実活動に役立つ本だと思います。
もやもやした際にもう一度繰り返して読みたいと思います。
仮説思考含め、内田氏の他の本も名著が多いと思います。

★★★★★
戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ

前述の通り、具体論があるところが現実に役立てやすい点です。
こちらももう一度読みたいと思う本です。

★★★★★
大地の咆哮 元上海総領事が見た中国

あまりに大きくつかみずらい中国という国を
自身の体験談を元に記した本です。
単なる一般的な駐在員ではここまで全体像を意識して、
かつ、各論の具体的数値まで追っかけることはできないでしょう。
著者のレベルの高さを感じました。

★★★★☆
中国シフト・チャイナインパクト

こちらもあまりにも大きくつかみずらい中国という国を
どういう切り口で見ていけば良いかを分かりやすく記載してあります。
本は古いですが、十分まだ読み応えがある本です。
大前研一氏がいま中国を一冊の本にしたらどのようになるか、
ぜひ読みたいところです。

★★★★☆
木を見る西洋人森を見る東洋人

この本自体がステレオタイプな見方(西洋人と東洋人という世界を二つに分ける思考を前提としている)をもっているものの、基本的な考えの違いを色々なケースをもとに記述している。
これが答えであるとは到底思えないが、根本的な物事の考え方、フレームワークに違いがある
ということを意識させてくれる本。これから多文化の中で仕事をしていくあたって
示唆が多いと思いました。

論点思考/内田 和成

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戦略プロフェッショナル―シェア逆転の企業変革ドラマ (日経ビジネス人文庫)/三枝 匡

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大地の咆哮 元上海総領事が見た中国/杉本 信行

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中国シフト/大前 研一

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チャイナ・インパクト/大前 研一

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木を見る西洋人 森を見る東洋人思考の違いはいかにして生まれるか/リチャード・E・ニスベット

¥2,100
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★★★★☆

おもしろかった。沖縄に興味を持って読んだが、より一層沖縄に
興味がわいた。

なにか小説というより漫画を読んでいるよな、
アニメを観ているような感触だった。
文体やストーリーの重苦しさがなく、軽快な感じがするからか。

そう、「らんま二分の一」を観ている感覚だ。

これはこれでおもしろい。
仲間由紀恵主演で舞台化が決定している。
ぜひ行きたい。

映像化された琉球美も観てみたい。


テンペスト 上 若夏の巻/池上 永一

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テンペスト 下 花風の巻/池上 永一

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★★★★★

おそらく今年一番の映画だ。
というよりも人生で出会った映画の中の殿堂入り。

PART1,2,3それぞれのおもしろさがあるが、
何しろかっこいい。俳優が、映像が、音楽が。

家族をまもるために組織をまもるか。
組織をまもるために家族を犠牲にする。
家族をまもるために何をすべきか。

ハリウッド映画っぽくなく、悪役とヒーローが
明確に別れない映画だ。

もう一度みたい、まわりに勧めたい一作。

ゴッドファーザー [DVD]/マーロン・ブランド

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ゴッドファーザー PART (2) [DVD]/アル・パチーノ

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ゴッドファーザー PART III [DVD]/アル・パチーノ,ダイアン・キートン,アンディ・ガルシア

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