CVVのブログ -106ページ目

CVV的おすすめ本:『いのちの食べかた』

中学生以上すべての人のための「よりみちパン!セシリーズ」第Ⅰ期(というシリーズ)で、ピンク色のブタさんが表紙の本です。


「僕たちの知らないこと」からはじまり、「僕たちが生きているということ」で終わるこの本。私たちがいつも食べている「お肉」がどうやってスーパーやお肉屋さんに並ぶのか、「生きている牛や豚」から「お肉としてお店に並ぶ」までを分かりやすく教えてくれます!


この本を読んで、これまで自分は何も「お肉」について考えたことがなかったなぁと思いました。新しい「お肉」との出会いでした。牛や豚など「お肉」の話にとどまらず、今、私たちが生きているということが、“たくさんの「いのち」を犠牲にしている。”だからこそ、「いのち」を食べるということを考えてみよう!!というメッセージが伝わってきました。


また、この本を読んで、知らないことが多いにもかかわらず、気になる社会問題などをみないようにしているのでは、と気づかされました。著者の森達也 さんは、「せめて他の“いのち”を犠牲にしていることを、僕らはもっと知るべきだ。しっかり見るだけ。きちんと見ようとする気持ちを持つだけで、いろんなことを知ることができるはずだ」と書いておられました。私たちが着ている服やよく使うボールペンなどは、誰かがデザインを考えて、誰かが作っている。誰かが運んで、お店で売られる。私たちは、多くの人たちが携わった物に囲まれている。そう考えると、私一人だと生きていくことができないなぁと改めて感じました。

もうひとつ大切だなと思ったことは、「体験」すること!
この本を読むということも体験、実際に見てみることも「体験」。「人が体験した事実を、相手に言葉や文章として伝えている時点で、事実は色々なカタチに変化する。」だから、できるなら、自分が体験することを薦めている森さん。その人、その人によって見方が異なってくる。だから、自分でみることが大切なんだなぁと感じました。
また、みんなが読んだら感想を聞かせてください。     


(まどか、CVVニュースレター第7号 2008年6月発行より)

いのちの食べかた (よりみちパン!セ)/森 達也
¥1,050
Amazon.co.jp

2008年10月の予定

秋らしい日々になってきました。気温差が激しいですが、皆様お元気ですか?
10月のCVVの予定です。今月は、フリーマーケットがあります。

晴れますようにビックリマーク


星今月のCVV星

クローバー10月17日(金)17:30~21:00くらいまで

よりみち堂
・みんなでご飯を作り、食べます。何時から参加してもOK。
 当日いきなりでもOK。友達を呼んでもOK。
・今回のよりみち堂は、この後次の日のフリマの値札つけをします。
・9月のよりみち堂は、参加者は、卒業生2名、お客さん2名、大家さん2名、
メンバー&スタッフ3名の合計9名でした。秋の味覚の秋刀魚、小松菜の煮びたし、
キノコご飯でした。おいしかったです。

クローバー10月18日(土)10:00~17:00くらいまで

みんなの会「フリーマーケットに参加しよう!」
・9:00に鶴橋駅に集合!場所は南中本公園

・住所は、大阪府大阪市東成区大今里西1丁目10 です。

・東成まちの探検隊でのお祭りにてフリマを出店します。

・午前は活動場所eトコがある東成区を歩き回り、午後からお祭りです。

 お祭りでは、ししまい、テコンドー、演武などの舞台もあります。

チューリップ赤今後の予定
11月1-2日 おとまり会

11月17日(月)よりみち堂

12月29日 忘年会

1月20日(火)よりみち堂
2月15-16日に東京「日向ぼっこ」との交流を予定しています!

2月26日(木)よりみち堂

3月15日(金)よりみち堂
3月27日(日)卒業を祝う会


参加希望の方は、Children's Views and Voices (CVV)までお願いします。

yes_cvv@yahoo.co.jp  送信の際は、@マークを半角に変えてください。

CVV的おすすめ本:『降りていく生き方』

べてるの家 」とは、1984年に設立された北海道浦河町にある精神障害等をかかえた当事者の地域活動拠点である。べてるの家に関する数多くの著書のなかで、私は、この本が一番気に入っている。著者の横川さんは、『荒廃のカルテ』を始めとして、子ども・若者問題を一貫して追い続けてきたジャーナリストだ。私が、この本が一番好きなのも、どこか自分と視点が重なっているからだと思う。


私は、この本に出逢ってしまってから、べてるの本にすっかりはまり、最終的に2007年3月には、実際に北海道の浦河町まで行くことになった。そこは、不思議な空間だった。べてるの家には、たくさんのキャッチフレーズがあるが、その一つが「三度の飯よりミーティング」である。そのキャッチフレーズどおり、毎日たくさんのミーティングがある。見学に行った私たちは、一日中「ミーティング」のはしごをすることになった。ミーティングは、その日の体調と気分を自己申告することから始まる。例えば、昆布の袋詰め作業をするべてるの家のミーティングでは、今日働く時間を体調と気分の調子によって決めて申告、カップルミーティング(文字通りカップルのミーティング)では、自分の体調と気分に加えて、カップルの体調と気分も二人で申告する。私は、二日間をべてるの家で過ごして、考えさせられた。私は、べてるの家の人たちほど、自分の気持ちに向き合っているだろうか、自分の気持ちを正直に相手に伝えようと努力しているだろうか。そんなことをたくさん考えた。


気持ちを言葉にすること。


そのための仕掛けがべてるの家には、たくさんある。数多くのミーティング、当事者研究、ソーシャルスキルトレーニング。どれも、ユーモア(ブラックユーモア炸裂)があり、楽しく、あたたかい。なぜそのような機会がたくさんあるのかという理由を、べてるの家の精神科医である川村先生は、このよう話す。「病気の人が発作を起こしたりするのは、自分の思いや感情を言葉にできないからであって、言葉を獲得する、つまり、自分の思いや気持ちを話すことができるようになると、発作を起こさなくてもすむようになっていく」。横川さんは、あとがきでこう述べる。「私が、取材してきた取材してきた、事件を起こした少年少女たちも、自分の思いを言葉にできなかったからこそ、ナイフを持ったり、暴れたりして、思いを“爆発”させたのではなかったか、と思ったのである。」その人がそれぞれ発作や爆発を起こさずに「自分を助ける」ことができるようになるために、当事者同士が助け合う営みがそこには存在する。


さまざまな当事者運動があるが、べてるの家の実践からは学ぶことが多い。しゃかりきに頑張らなくとも、地域を活性化し、人々の居場所をつくる、そういった社会を変えている実践があるのだということが、何より私を勇気づけたと思う。


キーワードは、「弱さを絆に」なのだ。ソーシャルワーカーの向谷地さんの言葉で心に残る言葉がある。「私は病気の人たちに、『今困ったり苦しんだりしていることって、とても大切なことだよ』といつも言います。『それをけっして、あなたの個人的なものに終わらせないで、ある種の苦悩において多くの人と連帯しようよ』って。治すとか、社会復帰とか、障害を克服するとかいったうわべではなく、あなたの苦しんでいる苦労そのものが、根本的に人と連帯するんだ、ということの価値を伝えたい。そういう役割を背負ったものとして、いっしょにやっていこうよ」と。


私は、児童養護施設で生活した経験をもたない。でも、うまく言葉にできないが、私が子どものときから考えていたこと、生きづらさ、現在も苦労していることがあるから、私は、CVVのみんなに出逢えた。なかなか面白いチャレンジを一緒にできることを思うと、苦悩も悪くない。

向谷地さんや川島先生は、精神障害の当事者から学び続け、「非援助」の姿勢でそばにい続けている。当事者ではない伴走者が、どう一緒に苦労を共にしていけるのか。そのありかたを、向谷地さん、川島先生の実践から考えさせられるのだ。
 
しかしながら、べてるの家のことを言葉にするのは、とても難しい。このおすすめ本コーナーも、いつもの倍以上時間がかかってしまった。文章も長いし。私のこの文章は、とても拙いので、ぜひみなさんご自身で読んでいただけたらと思う。     
      
★べてるの家の本
浦川べてるの家『べてるの家の「非」援助論』医学書院、2002
浦川べてるの家『べてるの家の当事者研究』医学書院、2005
向谷地 生良『安心して絶望できる人生』日本放送出版協会、2006
すずきゆうこ『べてるの家はいつもぱぴぷぺぽ』Mcmedian 2006

田口ランディの『寄る辺なき時代の希望-人はなぜ死ぬのに生きるのか』(春秋社、2007)にも、べてるのことが書かれています。


降りていく生き方―「べてるの家」が歩む、もうひとつの道/横川 和夫

¥2,100
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(ぴぴこ、CVVニュースレター第6号 2008年2月発行より)

2008年9月のよりみち堂



よりみち堂



CVVの活動のひとつ、「よりみち堂」は、お仕事帰りにふらっと「よりみち」できる、みんなが集まる場所(堂)です。児童養護施設で生活した経験のある人、ない人、近所の方、CVVのスタッフの友人知人、いろんな人がやってきて、ご飯を作り食卓を囲み、おしゃべりします。そして、最近は、お茶をしながらCVVのニュースレター折りなどの内職をしつつ(笑)おしゃべりしています。

9月25日(木)のよりみち堂についてご報告。
参加者は、卒業生2名、お客さん2名、大家さん2名、メンバー&スタッフ3名の合計9名でした。そして、今後よりみち堂を手伝ってくださる予定の近所にお住まいのMさんが顔を出してくださいました。
Mさん、わざわざありがとうございました!

この日のメニューは、焼き魚と豆ご飯が食べたいというリクエストを受け、秋刀魚の塩焼き!!豆ご飯は、豆がないので、キノコご飯へと変更。かぼちゃの煮つけ、小松菜と揚げの煮浸しでした。秋の味覚ににっこりニコニコ
私は、今週よりみち堂でしか料理をしていません。。。スタッフのYさんも先日同じようなことを言っていました。栄養補給でした。

その後、差し入れのプリンをいただき、みかんを食べつつニュースレターの折り作業という内職を。みなさん、手伝ってくださりありがとうございました。eトコ大家さんのこちらのブログ にも載っています。

2008年度ザ・ボディショップ助成金をいただきました。

今年度、活動をより安定していくため、CVVでは助成金を申請しています。

その第一弾が、ザ・ボディショップ助成金 でした。

そして、ありがたいことに助成金を得ることができました。


9月16日(水)にザ・ボディ・ショップの本社に贈呈式に行ってきました!

ボディ・ショップは、バリューズ を明文化しており、社会貢献を企業理念のひとつとしてあげています。

「お客様からいただいたお金をうまく社会で使う」と社長さんは言っておられました。

助成金を得ることができたら、助成団体は東京の本社の社員さんにもプレゼンテーションを行うことができるのです。贈呈式は、まどかさんとぴぴこで参加しました。発表、二人して久しぶりに緊張しました。

企業の方たちに児童養護の問題を知ってもらう有難い機会です。





他の助成団体もさまざまな活動がありました。

DVを受けた女性たちのシェルターを運営されている方たちもいらっしゃっていました。施設を退所した女性が駆け込んでくることがあるのだ、とお話しました。児童養護施設と交流をもっているNGOもありました。

社員さんやこういった他団体の方たちとの交流の時間があったことも、とてもよかったです。


いただいた助成金、大切に使わせていただきます。

今回は、本当にありがとうございました。