CVV的おすすめ本:『いのちの食べかた』
中学生以上すべての人のための「よりみちパン!セシリーズ」第Ⅰ期(というシリーズ)で、ピンク色のブタさんが表紙の本です。
「僕たちの知らないこと」からはじまり、「僕たちが生きているということ」で終わるこの本。私たちがいつも食べている「お肉」がどうやってスーパーやお肉屋さんに並ぶのか、「生きている牛や豚」から「お肉としてお店に並ぶ」までを分かりやすく教えてくれます!
この本を読んで、これまで自分は何も「お肉」について考えたことがなかったなぁと思いました。新しい「お肉」との出会いでした。牛や豚など「お肉」の話にとどまらず、今、私たちが生きているということが、“たくさんの「いのち」を犠牲にしている。”だからこそ、「いのち」を食べるということを考えてみよう!!というメッセージが伝わってきました。
また、この本を読んで、知らないことが多いにもかかわらず、気になる社会問題などをみないようにしているのでは、と気づかされました。著者の森達也
さんは、「せめて他の“いのち”を犠牲にしていることを、僕らはもっと知るべきだ。しっかり見るだけ。きちんと見ようとする気持ちを持つだけで、いろんなことを知ることができるはずだ」と書いておられました。私たちが着ている服やよく使うボールペンなどは、誰かがデザインを考えて、誰かが作っている。誰かが運んで、お店で売られる。私たちは、多くの人たちが携わった物に囲まれている。そう考えると、私一人だと生きていくことができないなぁと改めて感じました。
もうひとつ大切だなと思ったことは、「体験」すること!
この本を読むということも体験、実際に見てみることも「体験」。「人が体験した事実を、相手に言葉や文章として伝えている時点で、事実は色々なカタチに変化する。」だから、できるなら、自分が体験することを薦めている森さん。その人、その人によって見方が異なってくる。だから、自分でみることが大切なんだなぁと感じました。
また、みんなが読んだら感想を聞かせてください。
(まどか、CVVニュースレター第7号 2008年6月発行より)
- いのちの食べかた (よりみちパン!セ)/森 達也
- ¥1,050
- Amazon.co.jp