10万人の健診結果を

読み解いてきた管理栄養士

荒井麻里江です。

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第5回 健診結果の正しい見方 「コレステロール」  インスタLive 

 

 

 


10万人の健診結果を

読み解いてきた
管理栄養士の荒井麻里江です。

 


毎年受けている健康診断の結果を、
ただ確認するだけで終わっていませんか?

あなたがまだ気づいていない大切な情報が
たくさん隠れています。

インスタLiveでは、健診結果の数値の読み解き方を解説していきます。



第5回のテーマは、「コレステロール」

 

 

 





✅総コレステロール
・LDLコレステロール
・HDLコレステロール
・VLDLコレステロール(中性脂肪を多く含み、血液中を通じて全身の組織に中性脂肪やコレステロールを運ぶ役割)
これらを合計したものが「総コレステロール」として健康診断などで測定される。
 
 
コレステロール自体は脂質の一種で、細胞膜やホルモン、胆汁酸などの材料として体に不可欠な成分。
 
 
 
✅LDLコレステロールとは
一般的に「悪玉コレステロール」と呼ばれる

役割:LDLコレステロールは、肝臓で作られたコレステロールを全身の細胞や組織に運ぶ
 
 
 
✅HDLコレステロールとは
一般的に「善玉コレステロール」と呼ばれる

役割:血液中の余分なコレステロールを肝臓に回収したり、血管壁に沈着したコレステロールを除去する
 
 
 
✅LDLコレステロールとHDLコレステロールとの違い
・HDLコレステロールは、余分なコレステロールを肝臓に戻す役割があり、動脈硬化を防ぐ働きがある。
・LDLコレステロールはコレステロールを全身に運ぶ一方、増えすぎると動脈硬化を促進します
 
 

✅動脈硬化のリスクを調べる方法

①血液検査
・LDLコレステロール:140mg/dL以上で高リスク
・HDLコレステロール:40mg/dL未満でリスク上昇
・Non-HDLコレステロール:170mg/dL以上で「高non-HDL血症」と診断
・中性脂肪:150mg/dL(空腹時)または175mg/dL(随時)以上で高リスク
(動脈硬化性疾患予防ガイドライン2022年度版より)


※Non-HDLコレステロールとは、総コレステロールからHDLコレステロールを除いたもの


・LH比:LDLコレステロール/HDLコレステロール
1.5未満  理想的(動脈硬化リスクが低い)
1.5〜2.0未満  やや注意
2.0以上  要注意(動脈硬化のリスクが高まる)
2.5以上  高リスク(積極的な生活改善・治療が必要)
 
 

②画像診断
・頸動脈エコー
首の左右にある太い血管(頸動脈)に超音波を当て、反射した波を画像化して動脈硬化の進行度を評価する検査

・冠動脈CT検査
心臓の血管(冠動脈)の状態を非侵襲的に評価する造影CT検査

・脳MRI
強力な磁場と電波を用いて脳の詳細な断面画像を撮影する非侵襲的な画像診断法



✅LDLコレステロールを下げる方法
①食事療法
・動物性脂肪とトランス脂肪酸を控える
肉の脂身・皮、バター、生クリーム、加工食品(菓子類など)の摂取を減らし、代わりに魚(特に青魚)や大豆製品を積極的に摂取。

・食物繊維を増やす
野菜(1日350g)、きのこ、海藻、オートミールなどで水溶性食物繊維を摂取し、コレステロールの吸収抑制と排出促進を図る。

・良質な油を選ぶ
オリーブオイルや魚油(DHA/EPA)など不飽和脂肪酸を含む油を使用し、ラードや牛脂を避ける


②運動療法
・有酸素運動を中心に
ウォーキングや水泳など中強度の運動を1日30分以上、週5回以上実施。

・継続的な習慣化
階段の利用や徒歩移動を増やすなど、日常生活に運動を取り入れる
 
 
 
✅閉経後にLDLコレステロールが増える理由
LDLコレステロールは「ホルモンの材料」


排卵がある時期:エストロゲン合成に使われる ⇒LDLが消費される
閉経後:ホルモンが作られなくなる ⇒LDLが余って増える

閉経後は「排卵がなくなる」=LDLの使い道が減る

 
 
✅HDLコレステロールを上げる方法

①運動療法
・有酸素運動
ウォーキングや水泳など「軽く息が上がる程度」の運動を1日30分、週3日以上実施。

効果が表れるには2-3ヶ月必要。
まず週3回から始め、習慣化を目指す。
 
 
②食事改善
・不飽和脂肪酸を摂取
オリーブオイル、青魚(サバ・イワシ)、ナッツ類でLDLを下げつつHDLを維持。


・食物繊維を強化
野菜(1日350g以上)、海藻、きのこで腸内環境を整えHDLを増加。

・抗酸化食品の摂取
玉ねぎや緑黄色野菜で血管酸化ストレスを軽減。


③ 生活習慣修正
・禁煙の徹底
喫煙はHDLを直接低下させる。

・アルコール制限
過剰摂取は逆効果。適量(ビール500ml程度)を守る。

・ストレス管理
質の良い睡眠(7時間以上)と休息で代謝機能を維持
 
 
 
次回 4月30日(水)20時~
「見落としやすい項目」

 

 

 

 

✤10万人の健診結果を読み解いてきた

管理栄養士✤

特定保健指導のカウンセラーとして
大手企業や官公庁で
多くの方々の生活習慣改善をサポート
食事・運動・睡眠を整えて
ワクワクする人生を送るお手伝いします
🌈

 

 

 

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