10万人の健診結果を読み解いてきた管理栄養士が綴るエッセイ
家族4人がそろったときに届いた、思いがけない手紙
昨日は、両親と姉との
月に一度のお食事会の日でした。
姉が運転する車で出かける直前、
父がふと郵便受けをのぞいて、
手紙を取り出しました。
いつもならそんなことはしないのに…。
手紙は2通。
そのうちの1通は、
父の弟からのものでした。
父の弟は、
普段まったく連絡を
してこない人です。
電話も年賀状もなし。
年に2回、お彼岸の時期に
母が仏壇のお供え物を
送っていますが、
そのお礼すらないほど。
そんな人からの手紙──
「何かあったのでは…」と、
胸騒ぎがしました。
車の中で封を開け、母が先に読みました。
そして一言。
「向こうの家族も元気にしてるってよ」
そう言って、
私に手紙を手渡してくれました。
そこには、
決して上手とはいえない字、
流れるような文章でもないけれど、
確かに愛情が感じられる手紙がありました。
「きたない字でごめんなさい。
今まで連絡しなくてごめんなさい。
いつもお彼岸のお供えをありがとう。
こちらの家族はみんな元気にしています。」
実は、父は養子で、
弟とは血のつながりはありません。
弟は、福岡で養父母の仏壇と
お墓を守ってくれています。
月に一度の、
家族4人がそろうひととき。
そんなタイミングで届いた、
弟からの手紙。
心がじんわりと
あたたかくなりました。
血がつながっていなくても、
ご先祖さまが、父と母を
ちゃんと見守ってくれている──
そんなふうに感じた出来事でした。
✤10万人の健診結果を読み解いてきた
管理栄養士✤
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