こんにちは!
【健康美トレーナー/ランニング指導者】
徳重 佑梨です
部屋の片付けをしていたら
こんなノートが出てきました。
陸上実業団を引退する寸前に書かれた
リハビリの日々を綴ったノート。
練習中に、左足臀部付根を筋断裂するという
全治6ヶ月の大怪我をしてしまい
一度は復帰したものの
全日本実業団駅伝に照準を合わせるために
無理矢理4ヶ月後に
エース区間を走りました。
完治はしていなかったので
その後再び同じ箇所を断裂し
断裂の恐怖と痛み、リハビリの辛さに
日々耐えて進むしかなかった。
ノートの内容は
葛藤と、悲しみと、前向きな言葉
が入り混じり
自分に言い聞かせる言葉ばかり。
でも、最後の最後まで
ボロボロになっても
諦めたくなかったんだという
粘り強さがあったことを思い出しました。
その内容を
ほんの少し抜粋してご紹介します。
《2012/10/3》
jogのリズムが左右バラバラ。
スピードにのりたくても逆に空回りして
変なフォームになってしまう…
これじゃ自分自身のカラダがかわいそう。
左足に力が入っていない。
今までのずっと課題なんやけど
どうにかリズムだけでも合って走れるようにならないと
トラックでまたバタバタしてしまう。
心なのか。
カラダの筋肉的なものなのか。
両方なのか。
でも、向き合っていかないと解決しない。
根気よく。
《2012/10/6》
左右が思うように動かず
足がタコみたいに暴れる。
患部への負担は少し出てるけど
めちゃくちゃ痛んでるわけじゃない。
でも伸ばしてみるとかたい。
今ここで諦めるわけにはいかん。
どうにかして今できることをもがいてやっていかな
今の現状でどうするの?
足が痛いわけじゃない。使えてないだけ。
周りの人がどうとかじゃない。
無視されようが、怒鳴られようが、嫌われようが
目の前にある課題を解決していく必要がある。
==========
今思うと
完全に走るべきじゃなかったと思います。
無理矢理
「痛くない」とか
「使えてないだけ」とか
言い聞かせて誤魔化して
もっと休ませてあげれば良かったと思う。
「休ませる=怠けている」
の考えを拭ってあげられれば良かった。
ただ、自分に休む勇気もなかったし
「走る」ことでしか必要とされていないとも
思い込んでいた。
今更言っても仕方ないですが
私にもっと自己主張できる強さがあれば
選手生命が伸びていたかもしれません。
ただその反面
ここまで追い込む経験をしないと
今の自分がなかったようにも思うので
後悔は一切していません。
どんな境地に立たされても
”経験を生かすも殺すも自分”
ということが証明できたので
可哀想だとも惨めだとも
思わない。
今は
幸せの閾値が上がって
良かったと思っています
できることなら
こんな経験しない方が良いと思いますが
起きてしまったのなら
時間がかかっても良いので
「最善」
に持っていけるようにしたいですよね^^
私は克服するまでに
6年半かかりましたからね。笑
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