どこまでもどこまでもまっすぐと続く道を
ゆるむこと無くあせること無く
同じスピードで進む
車輪がかろやかに回っている
景色はほほを滑り抜け瞬く間にとけていく
もう行くのかい ああ、もう行くんだよ
冷たかった指先はますます冷たく
それでいて体の真ん中のほうはほんのりと熱をもっていく
ふわり と体の一番外側の感覚がまるで羽毛のように剥がれる
またいちまい いちまいと
長くなびく髪に添う様に
長く長くその残像は共に流れていく
だんだんと体も少しずつ剥がれていき
やがて真ん中の熱だけを乗せて
車輪は変わらずかろやかに回っている
見えるとも見えないその流れ
私は風になった
どこまでもどこまでも続くまっすぐな道を吹き抜ける
風になった
それはまるでトパーズのように 街が染まる
風は凪いで鳥たちはゆくよ 峰の向こう
広がってゆく
あと何度ほどこの色を
あなたと見れる日が来るだろう
かわらぬものを信じては
迎える日々へ祈るように
時の中へ 昼へ 夜へ ぼくらは旅をする
空の揺らぎに合わさる鼓動に 耳をすます
まだ語られぬあなたの言葉が 幾つも幾つも
ただ願うなら
あなたに見える色があって
ぼくにも其れを見せて欲しい
重なり合った彩りが
いつしか空に架かるように
波へ 風へ 街へ 人へ ぼくらは旅をする
そしてまるでトパーズのように 街が染まる
あと何度ほどこの色を
あなたと見れる日がくるだろう
失われてはまた生まれ
紡がれてゆく物語を
交わすように語るように ぼくらは旅をする
乾いた残像に
うつつの夢が宿る
待ちわびたその日に
あなたの影が映る
夕闇に紛れ そっと言葉を交わすの
それは少し湿った 戸惑いのかけら
湧き上がる泉のように
いつまでもあなたと新しい日々を
溢れくる想いの波に
いつまでもふたりの新しい日々を
重ねよう
うつつの夢が宿る
待ちわびたその日に
あなたの影が映る
夕闇に紛れ そっと言葉を交わすの
それは少し湿った 戸惑いのかけら
湧き上がる泉のように
いつまでもあなたと新しい日々を
溢れくる想いの波に
いつまでもふたりの新しい日々を
重ねよう
朱に染まる空の向こう
太陽が海に口づけをする瞬間
小さな足の指に乾きかけの砂の感触
今日歩いた分の火照りが残る
太陽の城までもう少し
そこへの扉の鍵はこの記憶
虹の階段をゆっくり登って
金色の眩い太陽の城へ
ソーダ水を一口含んだら
渇きは全部満たされた
連れて行くのはこの体
連れて行くのはあなた
陽が満ちる海の彼方
海が太陽を抱きとめる瞬間
同じ景色を見たことをそっと思い出す
迷った時に開く宝箱のように
太陽の城へ行こう
そこへの扉の鍵はこの記憶
螺旋を描く日常を歩みながら
金色の眩い太陽の城へ
そして後ろ姿は少しずつ
輪郭を溶かして黄金色に包まれる
あなただけ連れて
ふたりだけ連れて
太陽が海に口づけをする瞬間
小さな足の指に乾きかけの砂の感触
今日歩いた分の火照りが残る
太陽の城までもう少し
そこへの扉の鍵はこの記憶
虹の階段をゆっくり登って
金色の眩い太陽の城へ
ソーダ水を一口含んだら
渇きは全部満たされた
連れて行くのはこの体
連れて行くのはあなた
陽が満ちる海の彼方
海が太陽を抱きとめる瞬間
同じ景色を見たことをそっと思い出す
迷った時に開く宝箱のように
太陽の城へ行こう
そこへの扉の鍵はこの記憶
螺旋を描く日常を歩みながら
金色の眩い太陽の城へ
そして後ろ姿は少しずつ
輪郭を溶かして黄金色に包まれる
あなただけ連れて
ふたりだけ連れて
はじまり そしておわり
冷たい雪が降る中
残る足跡 重なる足音
タイヤの駆ける音
ゆっくり唸るモーター音
冬空は息を吐き出した身体みたいに
少し縮まって 空は低く
おわり そしてはじまり
強い風に土埃が舞う
消える足跡 駆ける足音
蕾がほどけていく囁き
ジェットコースターの昼夜
風が含んだ花の香りはどこまでも舞い上がる
私にはビルの高さより 空の方がずっと近い
さぁ風よ世界をとりかえて
また とりかえて
冷たい雪が降る中
残る足跡 重なる足音
タイヤの駆ける音
ゆっくり唸るモーター音
冬空は息を吐き出した身体みたいに
少し縮まって 空は低く
おわり そしてはじまり
強い風に土埃が舞う
消える足跡 駆ける足音
蕾がほどけていく囁き
ジェットコースターの昼夜
風が含んだ花の香りはどこまでも舞い上がる
私にはビルの高さより 空の方がずっと近い
さぁ風よ世界をとりかえて
また とりかえて