公務員試験合格・内定のためのデータベース -29ページ目

公務員試験合格・内定のためのデータベース

CSS公務員セミナーのコンテンツの中から公務員試験の合格・内定のために必要な情報を集めたコンテンツです。
CSS公務員セミナーの公務員試験内定率90%以上の合格・内定の方法と各種情報をお伝えします。

 無事筆記試験を突破した皆さんに待っているのは、面接地獄です。一般に、公務員試験における面接倍率は、有名企業と比較して格段に低いですが、市役所はそれらに匹敵するところも多くあります。面接形式にしても、A日程までの面接は主に普通の個別面接であるのに対し、市役所では集団面接や集団討論など実にバラエティ豊富です。さらに面接回数も4次や5次はザラです。

 

このような面接倍率の高い市役所に合格するには、「なぜこの市なのか」、「この市で何をしたいのか」を相当の説得力を持って面接官に訴えなければなりません。集団面接では、それが他の受験生と露骨に比較されます。隣の受験生が素晴らしいことを言った時のプレッシャーは凄まじいものがあるでしょう。

 

志望動機が重要だからと言っても、地元民でなければ受からないと言うことは決してありません。綿密な準備と対策、あとは少しの運があれば、全く縁がない場所でも合格可能性は十分にあります。


市役所で行われる集団討論は、不幸なことに、クラッシャー(討論の場のみでなくその後の人生までクラッシュすることから)と呼ばれる人種と同じ組み合わせになってしまうこともあるのが怖いところです。

 

 こうして見ると、やはり勉強次第でどうとでもなる都庁や特別区、国税専門官に受かっておく方が賢いと思います。市役所の志望度が高い方も、すべりどめとして上記職種の内定を持っておくと精神的にかなり楽になるのではないでしょうか。




<CSSの市役所面接対策>


市役所面接特講

http://cs-seminar.com/pdf/shiyakushomensetsutokkou2013.pdf



市役所面接パック

http://cs-seminar.com/pdf/cgentei_mensetsu2013.pdf


 市役所の試験は、諸々の職種よりも後に行われます。試験については、各自治体によって様々ですが、一般的には教養択一+面接という形で行われます。いずれの市役所にも共通して言えることは、「筆記簡単・面接大変」と言うことです。面接が大変だと言うことは、それだけ不確定要素が入り込みやすいと言うことです。CSSの充実した面接対策をもってすれば、そのような高倍率の面接でも突破することは不可能ではないでしょう。現に毎年多くの合格者が出ています。

 

さて、市役所に合格するためには、まず筆記試験を突破しなければなりません。市役所の筆記試験で出題される問題は、基本的かつ簡単なものが多いです。かと言って、合格最低点が特別高いというわけでもありません。ここを突破するために皆さんが心掛けるべきことは、「基本的な問題を時間内に確実に取る」ということです。公務員試験一般に言えることですが、市役所では特にこの心がけが重要になるでしょう。

 特別区の面接倍率は低いです。そのため、CSSで模擬面接を受けることで十分過ぎる対策ができると思います。私の時はコンピテンシー系の質問が多かったです。自分の経験をどのような表現を用いて、相手に伝えるか、ということを意識しながら練習をするとよいと思います。政策については、特別区は人事委員会面接の時には特定の区の政策についてだけを詳しく聞かれることは、まずないので自分が興味を持っている分野の政策を二つ程度把握しておけば十分だと思います。


 フィールドワークについては、勿論行っておくに越したことはないです。区役所に行ったことがあるか、という質問が来たときなどに第一志望性をアピールすることができます。ただ、私が実際に面接を受けた感想としては、人事委員会面接の際にはそこまでフィールドワークは必要ではなく、人柄を見ているのではないか、と感じました。フィールドワークが必須なのは、むしろ区面接の時だと思います。特別区の面接については、自己分析を中心に対策を行うとよいと思います。



 特別区試験で一番特徴的なのは教養論文です。教養論文の出来次第では択一の点数が合計40点台後半でも受かりますし、逆に60点台でも不合格になることがあります。従って論文対策はしっかりと行う必要があります。


 まず、論文に苦手意識を持っている人でも、とりあえず書いてみることが大切だと思います。よく、文章を書く事が苦手だからといって書く前から相談をする人がいます。もちろん他人に見てもらうことは大切なのですが、まず書いてみて、それを見せないと相談を受けた人もアドバイスしようがありません。日本語が滅茶苦茶でも、文章構成が納得のいかないものであっても、まず書いてみてください。そして、それを先生やチューターに見せてアドバイスを受け、直してください。


教養論文は専門論文と違い、ただ暗記するのではなく、自分の頭で考え、読む人が納得できるような文章を書く能力が要求されます。これを身につけるためには、日頃の勉強過程でも合格者の論文をただ真似するのではなく、自分の頭で考えながら文章を書くことを繰り返す必要があると私は考えています。先生に論文を提出しても、全部読んでもらえずに再提出しなければならないこともあります。私も、同じ論点の論文を何回も何回も書き直しました。一見効率が悪いようにも思えますが、これが特別区の教養論文の一番有効的な対策だと思います。


 では次に私の勉強方法を紹介します。私は、一回目に初めて書く際には授業で頂いた模範答案を読まずに自分の言葉で書きました。そして、その後に模範答案と自分の書いた論文を比べ、何が違うかを考えました。同じ内容を書いていても、模範解答の表現のほうが分かりやすかったり、書く順番が違うので自分で納得した上で、その箇所は模範解答を真似して表現を変えました。先生に提出する時期は模範解答を読む前の時も読んだ後の時もありました。チューターの先輩方にも読んでもらいました。そして、それぞれのアドバイスをよく吟味して、少しずつ改善しました。このような過程で論文を書いていったので、一つの論文にどれくらい時間をかけたか分からないくらいです。なお、都庁と違い特別区は政策を必死になって覚える必要はありません。何回も書いているうちに、自分が使いやすい政策は自然に覚えられます。


 直前期には、問題と自分が書いた論文を読みながら、文章構成の流れを確認しました。特別区の教養論文は一見違う内容に思えても、本質的には過去に出題された論点と同じことが聞かれるので、対策はこれで十分です。

<H25年以前問題構成>

知能分野(文章理解7問、数的処理15問)22問(必須)、知識30問(18問選択)


<H26年度より>

知能分野(文章理解、数的処理)24問(必須)、知識30問(16問選択)

削除する科目(知識分野)は、芸術、国語、社会、数学


<時間>

120分


文章理解、数的処理は必須解答で、知識科目は30問から18問選択して解きます。足きり点は15点前後ですが、教養は苦手な人も多く、不安に感じると思います。私も、教養科目、特に数的処理について苦手意識を持っていました。



数的処理は、元々苦手だったことに加え、本年度は近年稀にみる難易度であり、さらに緊張感もあったため半分も取れませんでした。裁判所事務官に並んで、特別区が私の中で数的処理の出来がワースト1だったのですが、公務員試験全般を通して、私は知識に救われました。もちろん、数的処理の点数が安定するに越したことはないので、しっかりと対策することは大切です。


特別区は資料解釈が4問出題されます。資料解釈は数的処理のセンスがない人でも練習すれば正解することができます。川井先生が資料解釈を早く簡単に解く方法を教えてくださるので苦手な人は、是非、川井先生にお願いして個人レッスンをしてもらいましょう。



 文章理解は、得意な人は満点を目指してください。ただ、特別区の文章理解は主旨把握の問題が多く出ます。主旨把握は正解が分かりにくい場合もあるので、得意な人でも確実に満点を取れるとは思わずに、他の問題で稼げるようにしておきましょう。


 知識問題は、問題選択なので科目は出来る限り切らずに用意しておきましょう。私は数学のみを捨てました。24年度試験は社会科学6問、人文科学6問、時事6問、自然科学12問が出題されました。どの問題も、専門科目と同様、比較的簡単で、過去に出題された問題と似た問題が出題されます。従って、市販の問題集一冊を何回も繰り返し解くことによって、本番も点数が取れるようになると思います。問題集を回す際には、ただ問題を解くだけでなく、解説の内容も覚えることが大切です。私はこの勉強法で上記の点数が取れたので、数的処理が苦手な人は知識で挽回できるように頑張ってください。


 時事の場合は問題集がありませんが、市販の時事のテキストを何回も読むことによって、ある程度は点数が取れると思います。


 教養科目は、得意、不得意によって力を入れる科目は個々人で違いますが、トータルで26点を目標に勉強すれば良いと思います。




<問題構成>

憲法、民法Ⅰ、民法Ⅱ、行政法、ミクロ、マクロ、財政学、行政学、社会学、経営学、政治学 (各5問)


試験時間>

90分


問題は全部で55問あり、このうち40問を選択して解答します。ここで重要なのは、科目選択ではなく、問題選択という点です。好きな問題だけを選んで解答できるので、CSSのカリキュラムに従って、全ての科目を勉強しておく必要があります。というのも、特別区の試験は比較的基本的な簡単な問題が出題されますが、稀にわけの分からない問題が出ることがあるからです。24年度試験では、社会学で先生が「取れなくても仕方がない」とおっしゃるような問題が出題されました。また、特別区試験は試験日の早さから緊張することも多く、普段なら簡単に思える問題でもド忘れしてしまうことがあります。     


私は特別区は志望度が低かったにも関わらず、全ての公務員試験の中で一番緊張しました。このような背景から、全ての科目で対応できるようにし、本番で詰まってしまった時はさっさとその問題を捨てて次の問題に移ることが出来るようにしておくと、確実に合格することが出来ると思います。私は、まず行政系科目をさっと解き、その後、法律系科目や経済を時間をかけて解いていました。

 

 試験内容の難易度は簡単です。そして、個々の問題はどの科目も過去問の焼き直しです。従って、市販の問題集を繰り返し解くことによって高得点が取れるようになります。特別区の試験は試験時間が短いと言われますが、問題集を繰り返し、機械的に解くことができるようになると、自然に早く解ける力が身につくので、時間は特に気にする必要はありません。

40点満点を目標に勉強するとよいと思います。


特別区は試験日が都庁と同日であり、公務員試験の中でも早い時期に試験が行われます。


良いスタートをきると、その後の試験にも良い影響を及ぼすので志望順位に関わらず、対策を怠らずに是非、最終合格を目指してください。


さらに、特別区の択一問題はオーソドックスなものが多いため、特別区試験のための対策が他の試験の対策にもなり、非常に有効的です。


面接倍率低いため、併願先としてもお勧めな職種です。

 

 特別区試験は専門択一、教養択一、教養論文、人事委員会面接、区面接から成ります。