<H25年以前問題構成>
知能分野(文章理解7問、数的処理15問)22問(必須)、知識30問(18問選択)
<H26年度より>
知能分野(文章理解、数的処理)24問(必須)、知識30問(16問選択)
削除する科目(知識分野)は、芸術、国語、社会、数学
<時間>
120分
文章理解、数的処理は必須解答で、知識科目は30問から18問選択して解きます。足きり点は15点前後ですが、教養は苦手な人も多く、不安に感じると思います。私も、教養科目、特に数的処理について苦手意識を持っていました。
数的処理は、元々苦手だったことに加え、本年度は近年稀にみる難易度であり、さらに緊張感もあったため半分も取れませんでした。裁判所事務官に並んで、特別区が私の中で数的処理の出来がワースト1だったのですが、公務員試験全般を通して、私は知識に救われました。もちろん、数的処理の点数が安定するに越したことはないので、しっかりと対策することは大切です。
特別区は資料解釈が4問出題されます。資料解釈は数的処理のセンスがない人でも練習すれば正解することができます。川井先生が資料解釈を早く簡単に解く方法を教えてくださるので苦手な人は、是非、川井先生にお願いして個人レッスンをしてもらいましょう。
文章理解は、得意な人は満点を目指してください。ただ、特別区の文章理解は主旨把握の問題が多く出ます。主旨把握は正解が分かりにくい場合もあるので、得意な人でも確実に満点を取れるとは思わずに、他の問題で稼げるようにしておきましょう。
知識問題は、問題選択なので科目は出来る限り切らずに用意しておきましょう。私は数学のみを捨てました。24年度試験は社会科学6問、人文科学6問、時事6問、自然科学12問が出題されました。どの問題も、専門科目と同様、比較的簡単で、過去に出題された問題と似た問題が出題されます。従って、市販の問題集一冊を何回も繰り返し解くことによって、本番も点数が取れるようになると思います。問題集を回す際には、ただ問題を解くだけでなく、解説の内容も覚えることが大切です。私はこの勉強法で上記の点数が取れたので、数的処理が苦手な人は知識で挽回できるように頑張ってください。
時事の場合は問題集がありませんが、市販の時事のテキストを何回も読むことによって、ある程度は点数が取れると思います。
教養科目は、得意、不得意によって力を入れる科目は個々人で違いますが、トータルで26点を目標に勉強すれば良いと思います。